洋楽最新リリース曲【2025年10月】
2025年10月、世界の音楽シーンはどんな表情を見せているのでしょうか?
洋楽の新曲リリース情報は毎月のように届きますが、今月はどの作品があなたの耳を捉えるか気になりますよね。
ポップスからロック、ヒップホップまで、さまざまなジャンルから生まれたフレッシュなサウンドを一挙にご紹介します。
通勤や作業のお供に、あるいは週末のリラックスタイムに、新しいお気に入りを見つけてみませんか?
洋楽最新リリース曲【2025年10月】(111〜120)
Brand NewJayDon

2007年生まれのジェイドンさんは、ディズニー実写版『ライオン・キング』でヤング・シンバの声を担当したことでも知られる若きマルチタレントです。
UsherさんやL.A. Reidさんが設立したレーベルと契約を結び、2025年10月にデビューEP『Me My Songs & I』をリリース。
EP収録曲となる本作は、過去の恋愛を振り返りながら「あのときの愛は本物だったのか」と問いかける切ないR&Bナンバーとなっています。
軽やかなビートの上で滑らかに響くジェイドンさんのヴォーカルが印象的で、ファルセットを織り交ぜた歌唱は師匠であるUsherさんからの影響も感じさせますね。
失恋の痛みを抱えながらも前を向こうとする若者の姿が浮かび上がる本作は、過去の恋を断ち切れずにいる方にぜひ聴いていただきたい一曲です。
PIXELATED KISSESJoji

約3年ぶりの新曲となる本作は、2025年10月にリリースされたJojiさんの復帰作です。
オルタナティヴR&Bを軸に、トリップホップやローファイを融合させた音楽性で知られる彼ですが、今回は激しさを帯びたトラップ・ビートと、ミニマルで抑制されたボーカルを組み合わせた攻めの姿勢が際立ちます。
2分にも満たないコンパクトな構成ながら、デジタルな歪み効果を施したサウンドが幽玄な雰囲気を醸し出しており、過去の名曲『Slow Dancing in the Dark』などとは異なる新境地を切り開いた一曲となっています。
Jojiさん自身が作詞・作曲・録音・プロデュースのすべてを手がけた本作は、次作アルバムのリードシングルとも目されており、今後の展開にも期待が高まりますね。
I Like Ur LookKim Petras

グラミー賞を獲得した楽曲『Unholy』で世界的な名声を得たキム・ペトラスさん。
2025年10月に彼女が満を持してリリースしたのは、自らプロデュースにも携わったポップ・EDM作品です。
エレクトロポップデュオのFrost Childrenとのコラボで制作された本作は、鮮やかで官能的なサウンドが特徴。
ディスコグラフィーでは次作アルバム「KP3」に向けた第三弾シングルという位置づけで、2023年3月には先行披露もされていました。
遊び心とセクシーさを兼ね備えた一曲は、パーティーシーンやドライブでテンションを上げたいときにぴったりでしょう。
AlrightLojay

ナイジェリア出身のシンガー・ソングライター、ロジェイさんが2025年10月にリリースした待望のデビュー・フルアルバム『XOXO』。
その大トリを飾るトラックは、プロデューサーのP・プライムさんとのコラボレーションによって生まれた珠玉の一曲です。
明るいシンセサウンドとリズミカルなパーカッション、滑らかなベースラインが織りなすアフロビーツとR&Bの融合は、聴く者に安心感と前向きさを届けてくれます。
アルバム全体のテーマである「言葉にできなかった感情」を昇華させるように、本作は希望に満ちたメッセージで締めくくられており、混乱や迷いを乗り越えた先にある穏やかな心境が表現されていますね。
ロンドン公演を皮切りにしたグローバルツアーも控えており、今後の活躍が楽しみなアーティストです。
chrysalisL’impératrice

パリを拠点に活動するフレンチディスコの旗手として、70~80年代の黄金期を下敷きにした極上のサウンドで人気を博してきたランペラトリス。
2024年にボーカリストのフローレ・ベンギギさんが脱退し、新たにモード・フェロンさんを迎えた新体制で制作した記念すべき楽曲が、2025年10月にリリースされたこちらの作品です。
タイトルは「さなぎ」を意味する言葉で、殻を破って羽ばたく覚醒のイメージが全体を貫いています。
バンドにとっての再生と変化を象徴するテーマと、ニューディスコらしいグルーヴィなトラックの融合はまさに新章の幕開けにふさわしい仕上がり。
11月からはバンド初のアジアツアーも控えているので、フレンチポップ好きの方はぜひこの機会にチェックしてみてくださいね。
God Owes Me MoneyMilitarie Gun

ロサンゼルスを拠点に活動するポストハードコアバンド、ミリタリー・ガンが2025年10月にセカンドアルバム『God Save the Gun』を控え、その最終先行シングルを公開しました。
フロントマンのイアン・シェルトンさんがアルコール依存との葛藤や脆弱さを赤裸々に綴った本作は、激しいギターリフと浮遊感のあるシンセが融合したサウンドが印象的です。
アリーナを想定した広がりのあるコーラスも導入され、従来の荒々しさを残しつつも音像が拡張されたバンドの新境地を感じさせます。
2023年にリリースされたデビュー作『Life Under the Gun』が批評家から高評価を受け、ステレオガムでは「アルバム・オブ・ザ・ウィーク」に選出されるなど着実に評価を積み重ねてきた彼ら。
自己内省と攻撃性が交錯するハードコアサウンドに惹かれる方にはぜひチェックしてほしい一曲です。
Meeting You Once (The End)Natanya

ロンドンを拠点に活動するシンガーソングライター、ナタンヤさん。
幼少期からクラシック・ピアノを学び、ジャズやR&B、ネオソウルを横断する音楽性で注目を集めています。
2023年にはGUAP Galaで「Best New Artist」を受賞しました。
そんな彼女が2025年10月にリリースした楽曲は、ジャージー・クラブのリズムを取り入れた作品です。
朝の静かな時間に友人と過ごす情景を思わせるメロウなムードと、軽快なビート感が共存しています。
一度きりの出会いと別れの境界線を描いたナラティブは、過去との接触を反芻するような切なさを湛えています。
透明感のあるハーモニーと空間処理を利かせた音作りが印象的で、彼女自身がプロデュースを手がけた本作は、オルタナティブ・ポップとダンスミュージックを融合させた意欲作と言えるでしょう。





