洋楽最新リリース曲【2025年10月】
2025年10月、世界の音楽シーンはどんな表情を見せているのでしょうか?
洋楽の新曲リリース情報は毎月のように届きますが、今月はどの作品があなたの耳を捉えるか気になりますよね。
ポップスからロック、ヒップホップまで、さまざまなジャンルから生まれたフレッシュなサウンドを一挙にご紹介します。
通勤や作業のお供に、あるいは週末のリラックスタイムに、新しいお気に入りを見つけてみませんか?
洋楽最新リリース曲【2025年10月】(141〜150)
Up (with Rag’n’Bone Man)Danger Mouse & Black Thought

グラミー賞プロデューサーのデンジャー・マウスさんと、伝説のヒップホップバンド、ザ・ルーツのフロントマン、ブラック・ソートさんが英国のソウルシンガー、ラグン・ボーン・マンさんを迎えた意欲作が2025年10月にリリースされています。
ピアノを主体としたメランコリックなサウンドと、叙情的ながらも力強いメッセージが込められたラップ、そしてラグン・ボーン・マンさんの心に染みる歌声が見事に融合した作品です。
両者は2022年にアルバム『Cheat Codes』で本格的なコラボレーションを果たし、ビルボード200で43位を記録するなど高い評価を受けており、本作はその続編となるアルバムへの期待を高める1曲となっていますね。
現代社会の逆境に立ち向かう強さと葛藤を描いた本作は、人生の岐路に立つすべてのリスナーの心に響くでしょう。
Azimuth (feat. Caroline Polachek)Danny L Harle

PC Musicの創設メンバーとして実験的ポップシーンを牽引してきたプロデューサー、ダニー・L・ハールさん。
キャロライン・ポラチェックさんのアルバム『Desire, I Want to Turn Into You』などでプロデューサーとしての手腕を発揮してきた彼が、2025年10月にポラチェックさんをフィーチャーした新曲をXL Recordingsからリリースしました。
ハールさん自身が「トランス・サイレン」と呼ぶアプローチで制作された本作は、トランスの高揚感とバラードのドラマ性が融合したサウンドが魅力です。
ポラチェックさんの声質に最適化されたメロディラインと、スケール感のある空間処理が際立つプロダクションは、絶望と希望が交錯する感情を描き出しています。
両者の長年のコラボレーションが結実した本作は、エレクトロニックミュージックを愛するリスナーにオススメの1曲でしょう。
KissDemi Lovato

2008年にディズニー・チャンネルで一気にスターダムへとのし上がってからは音楽活動をメインにしているデミ・ロヴァートさん。
2015年の『Confident』や2017年の『Tell Me You Love Me』でダンスポップを中心に活動してきた彼女ですが、2025年10月に9枚目となるアルバム『It’s Not That Deep』からの先行シングルをドロップしています。
本作はアップテンポなダンス・エレクトロニック・ポップとなっており、軽やかで開放的な恋愛を歌ったラブソングに仕上がっています。
プロデュースを務めたのはZhoneさんで、キャッチーなシンセサイザーとクラブ向けのビートが気持ちよく、ロヴァートさん本人もアルバムの中で最も気に入っているトラックの一つとして挙げているとのことです。
Blasting Through the SpeakersEmpress Of

ロサンゼルスを拠点に活動するローレリー・ロドリゲスさんのソロプロジェクト、Empress Of。
ドリームポップやオルタナティブR&B、シンセポップなど多彩なジャンルを横断する音楽性で知られ、2024年にはアルバム『For Your Consideration』がPitchforkから「Best New Music」を獲得するなど批評的にも高い評価を得ています。
2025年10月にリリースされたこちらの楽曲は、南カリフォルニアの山火事で実家が被災し家族が避難を余儀なくされた直後に制作されたもので、音楽への回帰と感情の解放を象徴する作品。
Mike Sabathさんとの共同プロデュースによるシンセを軸にした電子ビートと、抑制と爆発を交錯させるボーカルが印象的です。
困難を乗り越えながら音楽と再びつながる力強さを感じさせる本作は、エレクトロニックポップが好きな方にぜひ聴いてほしい1曲ですよ。
you’re a starFred again.. & Amyl and The Sniffers

ロンドンを拠点に活動するエレクトロニック・プロデューサーのフレッド・アゲインさんが、メルボルンのパンクバンド、アミル・アンド・ザ・スニッファーズとコラボしたこの楽曲。
アミルのアルバム『Cartoon Darkness』に収録された『Big Dreams』をフレッドさんがリワークし、USB002プロジェクトの先陣を切る作品として2025年10月にリリースされました。
ブレイクビートやジャングルの要素を効かせたエレクトロニックなプロダクションと、エイミー・テイラーさんの荒々しいパンクヴォーカルが融合した仕上がりは、異色の組み合わせだからこそ生まれた化学反応を感じさせます。
エレクトロニックとパンクロックの両方が好きな方にはたまらない1曲でしょう。
Dancing In The SmokeGIVĒON

深いバリトンボイスで世界的な人気を集めるR&Bシンガー、ギヴィオンさん。
ジャスティン・ビーバーさんの名曲『Peaches』への参加でグラミー賞4部門にノミネートされた経験を持つ実力派ですね。
そんな彼の2025年10月にリリースされた新曲は、Netflixドラマ『Nobody Wants This』シーズン2のサウンドトラックに提供されたナンバー。
1980年代ニュー・ウェーブやシンセポップの影響を感じさせつつ、揺れ動く感情や終わらせたくない恋愛の葛藤を描いたゆったりとしたバラードに仕上げられています。
破綻寸前の関係性に悩んでいる方や、切ないラブストーリーが好きな方にはぴったりの作品です。
The Manifesto (ft. Trueno & Proof)Gorillaz

バーチャルバンドの先駆者として20年以上にわたり音楽シーンに革新をもたらしてきたゴリラズ。
デーモン・アルバーンさんとジェイミー・ヒューレットさんによって創造された彼らは、ヒップホップ、エレクトロニカ、ワールドミュージックを自在に融合させる実験性で知られています。
2025年10月にリリースされたこの楽曲は、2026年3月リリース予定のアルバム『The Mountain』からのセカンドシングル。
アルゼンチンの新世代ラッパー、トゥルエノさんと、故プルーフさんの未公開音源をフィーチャーした7分超の壮大な構成が特徴です。
インドの伝統楽器サロードやバンスリー、合唱隊、そして電子ビートが交錯するサウンドは、まさに「光を宿した音楽的瞑想」。
スペイン語と英語が交わるラップと民族音楽的要素が織りなす本作は、文化と世代を超えた精神的な旅路を体験させてくれます。
ゴリラズのジャンル横断的な野心が凝縮された、圧倒的なスケール感をもつ1曲です。





