洋楽最新リリース曲【2025年10月】
2025年10月、世界の音楽シーンはどんな表情を見せているのでしょうか?
洋楽の新曲リリース情報は毎月のように届きますが、今月はどの作品があなたの耳を捉えるか気になりますよね。
ポップスからロック、ヒップホップまで、さまざまなジャンルから生まれたフレッシュなサウンドを一挙にご紹介します。
通勤や作業のお供に、あるいは週末のリラックスタイムに、新しいお気に入りを見つけてみませんか?
洋楽最新リリース曲【2025年10月】(151〜160)
The Nightlife (ft. Chlöe)Honey Dijon

シカゴのハウス・シーンで育ち、ニューヨーク、ベルリンを拠点に世界中のクラブで活躍するDJ兼プロデューサー、ハニー・ディジョンさん。
LGBTQ+のアイコンとしても知られ、ビヨンセさんのアルバム『RENAISSANCE』でも制作に関わった彼女が、2025年10月にクロエさんをフィーチャーした新曲をリリースしました。
メロディに身を委ねる快楽と、夜の街が持つ解放感を歌った本作は、深く響くサブベースと反復するリズムが特徴的。
ディスコやハウスの伝統を受け継ぎながらポップな親しみやすさも兼ね備えたダンスナンバーです。
クラブで身体を揺らしたい方や、夜の高揚感を求める方にぴったりの一曲でしょう。
The Laugh TrackIce Nine Kills

ボストン発のシアトリカルコア・バンド、アイス・ナイン・キルズ。
ホラー映画をモチーフにした演劇的な世界観で知られる彼らですが、2025年10月にリリースされた新曲では、ティム・バートン監督版『バットマン』に登場するジョーカーへのオマージュを展開しています。
本作は「笑い」という狂気を軸に据え、ゴシックなオーケストラアレンジと激烈なメタルコアサウンドを融合させた劇場型の楽曲。
MVには俳優のマシュー・リラードさんらが出演し、ゴッサムシティを舞台にした映画的演出が施されています。
暴力美と狂気のユーモアが交錯する本作は、ホラーやコミックヒーロー好きはもちろん、ドラマティックなヘヴィミュージックを求めるリスナーに強くおすすめしたい一曲ですね。
NO HOOKJT

フロリダはマイアミ出身のラッパー、ジェイティーさん。
元シティ・ガールズのメンバーとして知られる彼女ですが、2023年以降はソロ活動に本格シフトしており、ミックステープ『City Cinderella』などの作品でその才能を示していますね。
そんな彼女が2025年10月にリリースした新曲は、カーディ・Bさんとの確執に応答する形で制作されたディストラック。
フックを排した構成で攻撃的なヴァースを畳みかけるスタイルが特徴的で、ダークでシネマティックなトラップビートの上で彼女の怒りと主張がストレートに表現されています。
ビーフという文脈を抜きにしても、現代ヒップホップの緊張感と迫力を体感したい方にはぜひ聴いていただきたい1曲です。
Past Lives (feat. Hayley Williams)Jay Som

カリフォルニア出身のシンガーソングライター、メリナ・ドゥテルテさんことジェイ・ソムが6年ぶりのアルバム『Belong』から放つこの楽曲は、パラモアのヘイリー・ウィリアムスさんをゲストに迎えた初のフィーチャリング作品。
ドリーミーで揺らぎを伴うサウンドスケープに、ウィリアムスさんの柔らかなハーモニーが重なり、過去の記憶や関係性を振り返る主人公の複雑な感情が浮き彫りになります。
中盤の減速部分では、自己との格闘を思わせる展開が印象的で、内省的でありながらも拡張されたサウンドが心地よい一曲です。
2018年にパラモアのツアーでオープニング・アクトを務めた縁から実現した本作は、ベッドルームポップからキャリアを積んできたジェイ・ソムさんの新たな挑戦を象徴する作品となっていますよ。
静かな夜にヘッドフォンで聴きたくなる、繊細な音楽体験を求める方にぴったりです。
TweedehandsJoost

ユーロビジョンでの波乱を経て国際的な注目を集めるオランダのラッパー、ヨーストさん。
ガバやハードコアといった過激なサウンドで知られる彼が、2025年10月にリリースした新曲は、これまでとは異なる穏やかで情感豊かな側面を見せてくれます。
プロデューサーのタントゥ・ビーツさんと組んだ本作は、ヒップホップを基調としながらもローファイな質感を持ち、内省的な雰囲気が漂う1曲。
幼少期に両親を亡くした経験を持つヨーストさんならではの繊細さが滲み出ており、夜のリスニングにぴったりです。
彼のパーソナルな感情に触れたい方や、静かに聴き入りたい気分のときにおすすめですよ。
Pretty Promises,Kali Uchis, Mariah The Scientist

コロンビアにルーツをもつシンガー、カリ・ウチスさんと、アトランタ出身のシンガーソングライター、マライア・ザ・サイエンティストさんがコラボレーションした楽曲が2025年10月にリリースされました。
本作はカリ・ウチスさんの5枚目のアルバム『Sincerely』の拡張版『Sincerely: P.S.』に収録されたナンバーで、ドリーミーな音像のなかで「約束」と「言葉の重み」をテーマに二人が歌い交わす内容となっています。
レトロなソウルの質感とモダンなR&Bが融合したサウンドは、聴く人の心に静かに寄り添うような優しさに満ちていますね。
アトランタ公演では、マライアさんがステージに登場して本作を披露するというサプライズもあり、会場は大きな盛り上がりを見せました。
誰かとの約束や信頼について考えたいときに、そっと背中を押してくれる1曲です。
洋楽最新リリース曲【2025年10月】(161〜170)
go (ft.Kehlani)Karri

サンフランシスコ・ベイエリア出身の若手R&Bシンガー、カリさん。
2023年の『3AM in Oakland』がSNSで大きな話題となり、2025年1月にはBillboardの「R&B Rookie of the Month」に選出された彼に、地元の先輩であるケラーニさんが客演した新曲がこちら。
E-40さんの2006年のハイファイクラシック『Tell Me When to Go』を再解釈したこの楽曲では、オリジナルのグルーヴを残しながらもシンセやオルガンで現代的なR&Bへと昇華させています。
相手への誘いと称賛を歌ったラブソングで、ケラーニさんのハーモニーが本作に深みを与えていますね。
ベイエリアの音楽文化へのリスペクトと新世代の感性が融合した、ノスタルジックかつスムーズな夜の雰囲気を求める方にオススメです。





