1980年代にヒットした失恋ソング。邦楽の名曲、人気曲
80年代の名曲の中から「失恋ソング」をピックアップ!
失恋ソングといえば哀愁ただようメロディーに、まだ熱が冷めない情熱的な歌詞の対比がグッときますよね。
今回紹介する曲も悲しみの中に「まだ好き」という強い思いが詰め込まれている、涙なしには聴けない曲ばかりです。
「80年代の失恋ソングが知りたい」「青春時代のヒットソングをもう一度聴きたい」という方はぜひチェックしてみてくださいね。
80年代の曲ではありますが、名曲は時代に関係なく私たちに感動を与えてくれます。
若い方もこの機会に聴いてみてくださいね!
1980年代にヒットした失恋ソング。邦楽の名曲、人気曲(1〜10)
涙のリクエストチェッカーズ

藤井フミヤさん・尚之兄弟を中心に結成されたチェッカーズも日本の歌謡曲界に一時代を築いたバンドでした。
アイドルっぽい彼らが年を取るとともにアーティストへと変わっていたその成長も昭和芸能界の遺産かもしれません。
自分のまだ捨て去ることのできない恋心をリクエストする風の歌詞は当時としてはポップかつ斬新なものでした。
失恋しても元気でいられるのはチェッカーズの楽しそうなパフォーマンスがあるから。
作詞・売野雅勇さん、作曲・芹澤廣明さんの黄金コンビが放つ、今聴いても色あせない失恋ソングです!
元気を出して竹内まりや

竹内まりやさんの名曲『元気を出して』。
薬師丸ひろ子さんの楽曲としても知られていますね。
1984年の2月にリリースされたこちらの曲は、ジェームズ・テイラーさんと離婚したシンガーソングライターのカーリー・サイモンさんが悲しんでいる様子を見て、彼女をはげましたいという思いから作曲されました。
個人を応援するソングって珍しいですよね。
大きなヒットを残しており、アンケートでは竹内まりやさんの代表曲ランキングでは1位を獲得しています。
さよならオフコース

もちろんメンバー全員がそろってのグループ・オフコースなのですが、それでも小田和正さんの才能がグループ全体を引っ張った印象が強いですよね。
文字にしてしまえばありきたりなのですが、小田さんの透き通った歌声は天下一品のもの。
それがいかんなく発揮されたのがこの曲『さよなら』だと思います。
「永遠だと思っていた二人の愛が終わりを迎えた」との歌詞には少し昔の色も感じられますね。
新世代の音楽がまだニューミュージックと呼ばれていたころの「昭和の切なさ」、そんなものさえ感じます。
別れの涙にひたりたいあなたに聴いてほしい1曲です。
1980年代にヒットした失恋ソング。邦楽の名曲、人気曲(11〜20)
つぐないテレサ・テン

今ほど外国人タレントがいなかった時代、日本、タイ、マレーシアなどアジア圏を所狭しと飛び回り、女性の本気の恋を歌い続けたのがテレサ・テンさんでした。
この歌も「あたなは優しかった、悪いのは私……」といさぎよくその恋から身を引く女性をつづっています。
失恋の曲とは裏腹にテレサ・テンさんの堂々とした歌いっぷりが未練に負けない強い女性を感じさせたものでした。
惜しまれつつこの世を去った彼女の歌は永遠に受け継がれると思います。
涙しながらも、一人でゆっくり聴きたい曲です。
レイニーブルー德永英明

1986年にリリースされ、多数のアーティストにカバーされ歌いつがれてきた徳永英明さんの『レイニーブルー』。
雨音をとらえたようなイントロに心ひかれます。
雨の景色と終わってしまった恋愛を重ねた哀愁ただようバラードソングで、今でも思い続けていることをうかがわせる歌詞に胸を打たれますね。
そして悲しみをしっとりと歌い上げる徳永英明さんの美しい歌声が涙を誘います。
失恋してしまった人の心に優しく寄り添う、今でも色あせないラブソングです。
瞳はダイアモンド松田聖子

恋人との別れのときでも強くあろうとする様子が描かれた、松田聖子さんの『瞳はダイアモンド』。
1983年に『蒼いフォトグラフ』とともに両A面でリリースされたこの曲は、作詞を松本隆さん、作曲を松任谷由実さんが呉田軽穂名義でつとめ、編曲を松任谷正隆さんが担当しました。
恋人に裏切られ本当は悲しい気持ちでいっぱいだけれども、これまでの数々のステキな思い出とともに悲しみの涙をぬぐう様子が描かれています。
どんな別れでも涙は見せない!、強くありたい!、そう思う方に寄り添ってくれる1曲です。
大きな玉ねぎの下で 〜はるかなる想い爆風スランプ

1988年に発表された『Runner』の大ヒットにより、青春ロックの先駆け的な存在となったロックバンド・爆風スランプの15作目のシングル曲。
1985年に発表された2ndアルバム『しあわせ』に収録された楽曲のリメイクで、この曲をきっかけに日本武道館=大きな玉ねぎ、と呼ぶ方も増えたのではないでしょうか。
情景が目に浮かぶ歌詞のストーリー、期待感と切なさが入りまじった感情を表現したようなメロディーなど、その絶妙な心理描写と空気感が涙を誘う珠玉の失恋ソングです。