【懐かしの名曲】ヒットした80年代の邦楽ラブソング
いつの時代もその世代にマッチするラブソングがありますよね。
ここでは80年代にヒットしたラブソングをご紹介します!
80年代のロック、ポップスのラブソングの特徴として、女性は男性を待つイメージ、男性は女性に、自分の強さを強調する傾向がみてとれます。
フォークや歌謡曲の影響や、当時の時勢も絡んでいるであろう、現代ではなかなかない表現が多数見受けられたり、その差を感じながら聞いてみるのも面白いのではないでしょうか?
そしてなんと言っても80年代の独自のサウンド。
「80年代の名曲を探している」「懐かしい名曲を聴きたい」という方はぜひ、チェックしてみてください。
【懐かしの名曲】ヒットした80年代の邦楽ラブソング(1〜10)
悲しみがとまらない杏里

1983年にリリースされた杏里さん14枚目のシングルで代表曲です。
80年代を代表するミュージシャンである角松敏生さんがアレンジとプロデュースを手掛けた起点の1曲でもあり、友達に恋人を奪われて悲しみが止まらない女性の心を歌っています。
歌詞だけ見ると光景も鮮明に浮かび上がってくるほど切ないのに、どこかキラキラとした明るい雰囲気が感じられるのは80年代の楽曲ならではの魅力ではないでしょうか。
多くのカバーもされ愛されているこの1曲は、吹っ切れたいときに聴きたいラブソングです。
MPRINCESS PRINCESS

1988年のアルバム『LET’S GET CRAZY』に収録後、シングル『Diamonds』のカップリングとなり大ヒットしたプリプリを代表する名バラード。
ラブソングといえばこの『M』を思いうかべる人も多いのではないでしょうか。
ドラマーである富田京子さんが実体験である失恋を元に作詞していて、女性の恋心が描かれていますが、丁寧な描写の言葉一つひとつで性別・年齢を問わずたくさんの人の心にグッと染みると思います。
ロマンチックなところだったり、思わず共感してしまう電話のシーンもとても感情移入してしまいますね。
あなたにとって忘れられない人はどんな人でしょうか?
想い出がいっぱいH₂O

1983年にリリースされ大ヒットしたH2Oの大ヒット曲。
世代じゃなくても耳にしたことが多いキャッチーさで、聴いていて初々しい気持ちがよみがえってきますね。
ラブソングとしては初恋がテーマのようにも感じられますし、幼いころに描いていた淡い思いだったりピュアな気持ちが乗っているのではないでしょうか。
光景が浮かんできやすい物語調の歌詞で、年下の女性と年上の男性の恋愛にピッタリだと思います。
はかない雰囲気だったり、きらめき感にキュンキュンします。
難破船中森明菜

1984年にリリースされた『難破船』はシンガーソングライター加藤登紀子さんの楽曲ですが、中森明菜さんに歌ってほしいと送られたという経緯があります。
現代のポップスにはないような日本らしい趣深い雰囲気を感じますね。
失恋後の繊細な心情だったり愛と別れが表裏一体になっているような、一心同体となりたい気持ちが描かれているのではないでしょうか。
切ない心もようをしっとりと歌いこなす明菜さんの表現力もとてもステキですよね。
SHOW ME森川由加里

1987年にリリースされ、テレビドラマ『男女7人秋物語』の主題歌として大ヒットしたナンバーで、森川由加里さんの代表曲です。
洋楽アーティスト、カバー・ガールズの楽曲をカバーしたものですね!
ゴージャスな雰囲気を感じるサウンドで昭和の終わりやバブルの様子を描きながら、男女の関係性を変えたような1曲ではないでしょうか。
歌詞を読むと逆に男性をリードするかのような頼もしささえ感じます。
その中にもつらい時にはそばにいるよといったやさしさもあって、当時としては革命的なラブソングだったのかもしれません。
Missing久保田利伸

1986年にリリースのアルバム『SHAKE IT PARADISE』に収録された不朽の名曲。
個人的にも大好きな1曲で、何度聴いてもこの曲が80年代ということに驚きを隠せません。
とっても心に響きます。
光が差しこんでくるような音と久保田利伸さんの甘い歌声で、切ない心情があふれにあふれて。
気持ちを伝えたくても状況によって思わず言葉を飲みこんでしまうこともありますよね。
数多くのカバーもされていて、いろいろな形の恋心に寄りそってくれる永遠のラブソングだと思います。
SWEET MEMORIES松田聖子

1983年に『ガラスの林檎』と両A面でリリースされました。
松本隆さんが手掛けた大人な世界観。
昔の大恋愛をはかなく甘く歌ったラブソングで、しっとりと歌い上げる松田聖子さんの表現力がとってもステキです。
初恋だったり、好きな人と過ごした幸せな日々、実らなかった恋、いろいろな恋愛の形にフィットしそうですよね。
聖子さん自身も好きな曲として挙げられていて、ファンからも愛されている永遠の名曲です。
全編日本語詞としてリアレンジされた、2020年の「~甘い記憶~バージョン」と聴き比べてみるのも感じ方が変わっておもしろいかもしれません。