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アレクサンドル・ボロディンの名曲。人気のクラシック音楽

クラシック音楽界で「ロシア5人組」の一人と言われる作曲家、アレクサンドル・ボロディンを紹介します。

さまざまなクラシック作曲家は演奏したり作曲で生計を立てている本業が音楽家であることが多いのですが、ボロディンはサンクトペテルブルク大学の医学部に入り、最優秀で卒業したり、卒業した大学の医学部生化学の助教授、教授として勤めるなど本職は化学者という異例な作曲家です。

日曜作曲家と自称するほどで、化学者としての仕事の間で作曲活動していたため、作品数は多くはないのですが、『だったん人』や『弦楽四重奏曲第2番』など素晴らしい作品も多く残しています。

そんなボロディンの名曲を名演奏とともに各楽章に分けて紹介します。

本職が化学者とは思えない秀逸な作品をぜひお聞きください!

アレクサンドル・ボロディンの名曲。人気のクラシック音楽(41〜60)

歌劇「イーゴリ公」より韃靼人の踊りAlexander Borodin

ボロディン オペラ「イーゴリ公」より「韃靼人の踊り」
歌劇「イーゴリ公」より韃靼人の踊りAlexander Borodin

この曲は、ロシアの叙事詩『イーゴリ軍記』に基づきロシアの作曲家ボロディンが書き上げた歌劇『イーゴリ公』の第2幕の曲であり、遊牧民族ポロヴェツ人の捕虜となったイーゴリ公とその息子ヴラジーミルに対し、敵将コンチャック・ハーンが宴席を設けて彼らをもてなす、その宴の華やかな歌と踊りのシーンを描いています。

木管楽器やハープのメロディーが印象的ですよね。

オペラ「イーゴリ公」より「韃靼人の踊り」Alexander Borodin

ボロディン オペラ「イーゴリ公」より「韃靼人の踊り」
オペラ「イーゴリ公」より「韃靼人の踊り」Alexander Borodin

ロシアの作曲家ボロディンの曲の中で、最も人気があり、単独で演奏されることが多い曲です。

また、吹奏楽に編曲されていることから、吹奏楽コンクールの自由曲として採用されることが多い曲でもあります。

オーボエの美しい旋律が印象的です。

交響曲第2番Alexander Borodin

Borodin: Second Symphony – Royal Concertgebouw Orchestra – Concert HD
交響曲第2番Alexander Borodin

ボロディンはロシア出身の作曲家であるが、音楽の専門的な指導は受けておらず、アマチュアの作曲家だったと言える。

この交響曲第二番は1876年に完成しており、ブラームスの交響曲第一番と同じ年である。

この曲の特徴は単純明快なことであり、複雑な部分が一つもなく、どこを取っても親しみやすいメロディーにわかりやすいハーモニーがついている構成となっている。

イーゴリ公より「ダッタン人の踊り」Alexander Borodin

ボロディン オペラ「イーゴリ公」より「韃靼人の踊り」
イーゴリ公より「ダッタン人の踊り」Alexander Borodin

現代では「ポーロヴェツ人の踊り」とも言われる、カバーやCMで有名なボロディンの曲。

もとはオペラの作品です。

中央アジアを髣髴(ほうふつ)とさせるエキゾチックなメロディや、ダンスのリズムが楽しい1曲。

ちなみにボロディンの本職は科学者です。

小組曲より 第7曲Alexander Borodin

Borodin “Nocturno” de la Petite Suite, Inés Sabatini, piano
小組曲より 第7曲Alexander Borodin

小組曲(Petite Suite)より 第7曲:夜想曲(Nocturne)- アンダンティーノ、副題:少女は満ち足りた愛によって眠りに就く。

この小組曲には「ある若い娘の愛の小詩」という副題が添えられ各曲ごとにも副題があります。

ピアノ演奏はイネス・サバティーニさん。