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アレクサンドル・ボロディンの名曲。人気のクラシック音楽

クラシック音楽界で「ロシア5人組」の一人と言われる作曲家、アレクサンドル・ボロディンを紹介します。

さまざまなクラシック作曲家は演奏したり作曲で生計を立てている本業が音楽家であることが多いのですが、ボロディンはサンクトペテルブルク大学の医学部に入り、最優秀で卒業したり、卒業した大学の医学部生化学の助教授、教授として勤めるなど本職は化学者という異例な作曲家です。

日曜作曲家と自称するほどで、化学者としての仕事の間で作曲活動していたため、作品数は多くはないのですが、『だったん人』や『弦楽四重奏曲第2番』など素晴らしい作品も多く残しています。

そんなボロディンの名曲を名演奏とともに各楽章に分けて紹介します。

本職が化学者とは思えない秀逸な作品をぜひお聞きください!

アレクサンドル・ボロディンの名曲。人気のクラシック音楽(41〜60)

遥か祖国の岸辺を求めてAlexander Borodin

Dmitri Hvorostovsky – For the shores of your far homeland
遥か祖国の岸辺を求めてAlexander Borodin

歌曲集より、遥か祖国の岸辺を求めて(For the shores of your far homeland)。

ボロディン48歳の作品。

ディミトリー・ホロストフスキーさんのバリトン独唱、ピアノ伴奏はM. Arkadievさん。

サンクトペテルブルクのロシア民族学博物館でのコンサートから。

小組曲 Op.1 第1曲「修道院にて」Alexander Borodin

ロシア国民楽派を代表する作曲家の1人であるアレクサンドル・ボロディンは、ロシア民謡の要素を積極的に取り入れた作品を多く遺しています。

彼の主要なピアノ作品である『小組曲 Op.1』の第1曲『修道院にて』は、若い女性の静ひつな修道院での生活を想起させる、めい想的な雰囲気に満ちた楽曲です。

美しいロシアの叙情性にあふれたこの作品は、初級から中級のピアノ学習者にオススメ!

ボロディンの魅力を感じられる佳品です。

おわりに

本職は化学者で、作品数は多いもののたくさんの名曲を残してきたアレクサンドル・ボロディン。

日曜作曲家を自称するほどで同じくロシアの作曲家、ミリイ・バラキレフを中心として19世紀後半のロシアで民族主義的な芸術音楽の創造を志向した作曲家集団『ロシア5人組』の一人として数えられる名作曲家となっています。

ボロディンが生み出した作品は、ロシアらしさを感じながら身体が弱かった妻エカテリーナ・セルゲイエヴナ・プロトポポーヴァへ贈った愛があふれる作品もあり、とても人間味を感じる作曲家です。

経歴的にいかにも音楽家という感じではないので親しみやすいのでしょうね。

これからもボロディンの音楽を聴き続けて頂けたらと思います。

ご視聴いただきありがとうございました。