RAG MusicBlues
素敵なブルース
search

ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤

ロックンロールやジャズのルーツと呼ばれるブルースの誕生は、19世紀後半にまでさかのぼります。

いわゆる戦前ブルースとも称されるデルタ・ブルースやカントリー・ブルース、戦後シカゴから発達したエレクトリックを用いたシカゴ・ブルースやモダン・ブルースなど、その形式はさまざまであって一口で語れるものではありません。

今回の記事では、2020年代の今も多くのミュージシャンがそのスタイルや魂を受け継ぐ、ブルースの名盤をご紹介します。

初心者の方でも聴きやすいモダン・ブルースをメインとしたラインアップとなっておりますので、日ごろロックを聴かれている方であっても、入りやすい内容となっておりますよ!

ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤(71〜80)

It Hurts Me TooTampa Red

アメリカ合衆国のミュージシャンであり、シングル・ストリングス・スライドスタイルギターの魔術師、タンパ・レッド。

作詞作曲も自身でこなし演奏しながら歌う、という器用なタイプでした。

こちらの楽曲も、後のミュージシャンによる沢山のカバーが存在しています。

DOWN HOME BLUESZZ Hill

1970年代から80年代にかけて活躍したアメリカ合衆国、テキサス生まれのブルース歌手、ZZ Hillの往年の名曲です。

当時多くの優秀なブルースミュージシャンの楽曲リリースを手がけていたマラコ・レコードより、1982年に発表されたアルバム「Down Home」に収録されています。

Till Your Lovin’ Makes Me BlueAynsley Dunbar Retaliation

The Aynsley Dunbar Retaliation – Till’ Your Lovin’ Makes Me Blue
Till Your Lovin' Makes Me BlueAynsley Dunbar Retaliation

セッションドラマーとして有名だったアインスレー・ダンバーがバンド名義で活動していた時期のオリジナル曲。

聴き疲れするほど重いスローブルースが聴きどころ。

結局セールス的な成功はつかめませんでしたが、ファンならこれくらいまでは押さえておきたいところです。

Have You Ever Loved A WomanEric Clapton

Eric Clapton – Have You Ever Loved A Woman (Live from the Fillmore) [Nothing But the Blues]
Have You Ever Loved A WomanEric Clapton

黒人音楽であったブルースは、イギリスの若者に注目されてフォロワーを生みました。

白人の演奏したブルースをホワイトブルースと呼ぶことがありますが、エリック・クラプトンはその中でもっとも優れたプレイヤーのひとりでした。

I’ll Play The Blues For YouAlbert King

Albert King Live – I’ll Play The BLues For You
I’ll Play The Blues For YouAlbert King

Albert King(アルバートキング)は、1923年生まれ、アメリカ・ミシシッピ州インディアノーラ出身のギタリスト、ブルースシンガー、ドラマーです。

綿花畑で働きながら、独学でギターを習得し、ブルースをプレイするようになります。

B.B.キングと並んでロックアーティストに最も影響力があったとされ、チョーキングを多用したシンプルで豪快なギタープレイは、ジミーヘンドリックスやエリッククラプトンなどにも模倣されました。

195cm、110kgの大柄で、左利きのため、ギブソンのフライングVを右利き用に弦を張ったまま逆さに持って弾いていました。

Don’t Throw You Love On Me So Strongは1961年のR&Bチャート14位のヒット曲、Born Under A Bad Signはクリームにカバーされた曲で知られています。

1972年リリースのI’ll Play the Blues for Youは、彼の代表曲の1つとなりました。

2013年にロックの殿堂入りを果たしています。

Key to the HighwayBig Bill Broozy

Big Bill Broonzy(ビッグビルブルーンジー)は、1893年生まれ、アメリカ・ミシシッピ州スコット郡出身のブルースシンガー、ギタリスト、作曲家で、生涯で300曲近くのブルースを作曲しており、シカゴブルーススタイルのパイオニアといわれています。

1924年にミシシッピ州からシカゴへ行き、パパチャーリージャクソンと出会い、ギターを教わり、1929年に最初にソロシンガーとして、録音し、その後1936年に小さなグループを使った最初のブルース歌手の一人となっています。

Key To the Highwayは、最も知られた曲の一つで、コロンビアレコーズからリリースされた曲です。

Blue GuitarEARL HOOKER

Earl Hooker(アールフッカー)は、1939年生まれ、アメリカ・ミシシッピ州クラークスデイル出身のブルースミュージシャンで、スライドギターの名手であり、ワウワウペダルをいち早く使用したブルースマンとしても知られ、シカゴブルースの全盛期を担った一人として知られています。

1歳でイリノイ州シカゴへ移住し、15歳でギターをスタートし、1952年に初録音しています。

マディウォーターズなどの大物ミュージシャンとの客演やスタジオミュージシャンとしての性格も強く、ブルース以外にもカントリーやジャズなど幅広く対応、愛用ギターはギブソンSGのダブルネックで、いとこにはジョンリーフッカーがいます。

Blues Guitarは、1962年にエイジよりリリースされたインストがヒットしています。