ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤
ロックンロールやジャズのルーツと呼ばれるブルースの誕生は、19世紀後半にまでさかのぼります。
いわゆる戦前ブルースとも称されるデルタ・ブルースやカントリー・ブルース、戦後シカゴから発達したエレクトリックを用いたシカゴ・ブルースやモダン・ブルースなど、その形式はさまざまであって一口で語れるものではありません。
今回の記事では、2020年代の今も多くのミュージシャンがそのスタイルや魂を受け継ぐ、ブルースの名盤をご紹介します。
初心者の方でも聴きやすいモダン・ブルースをメインとしたラインアップとなっておりますので、日ごろロックを聴かれている方であっても、入りやすい内容となっておりますよ!
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ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤(91〜100)
Somebody Loan Me A DimeFenton Robinson

フェントン・ロビンソンさん、ご存じですか?
1935年生まれのブルース界の重鎮で、シカゴを中心に活躍したギタリスト兼シンガーです。
ジャズ風のギタープレイと深みのあるバリトンボイスが魅力的。
1974年にリリースされた『Somebody Loan Me A Dime』は、彼の代表作の一つ。
タイトル曲は映画『ブルース・ブラザーズ』でも使用されるなど、多くのアーティストにカバーされた名曲です。
ロビンソンさんの音楽は、ブルースの伝統を守りつつも、ジャズやソウルの要素を取り入れた独自のスタイル。
滑らかなギターと情感豊かなボーカルが織りなす音世界は、ブルース好きはもちろん、ロックファンの心も掴んでしまうはず!
TrampLowell Fulson

1967年にブルース・ギタリスト兼シンガーのローウェル・フルスンさんが発表した楽曲『Tramp』を初めて聴いて、この曲はもしかしてと思わず身を乗り出したヒップホップ好きの方々も多いのでは?
ファンク的な要素を兼ね備え、ソウルフルなブルース・ナンバーの名曲として知られる『Tramp』は、かのオーティス・レディングさんがメンフィス・ソウルの女王カーラ・トーマスさんとデュエットしたカバー・バージョンをリリース、後年にはサイプレス・ヒルの名曲『How I Could Just Kill A Man』を筆頭に多くの楽曲で引用された元祖ファンク・ブルースと呼べるクラシック・チューンなのです。
その名曲をタイトルとして1967年にリリースされたアルバムも、ブルースを軸としながらも強烈なファンクネスを兼ね備えた楽曲がずらりと並び、ブルースとソウルの架け橋のような作風となっております。
あのB.B.キングさんの師匠筋にもあたるローウェル・フルスンさんに興味を持たれた方は、まずはこの1枚を聴いてみてください!
Straighten Up & Fly RightNat King Cole

1930年代からピアニストとして活動していたナット・キング・コールの人気曲です。
それまではピアノ演奏だけでしたが、1944年に歌手としてもこの「ストレイトン・アップ・アンド・フライ・ライト(Straighten Up and Fly Right)」をリリースし大ヒットしました。
こちらの楽曲は「ナット・キング・コールのすべて(THE EXTRAORDINARY & UNISSUED)」に収録されています。
Suger mamaPeter Green’s Fleetwood Mac

英国の白人ブルースギタリスト最高の名手といえば、ピーター・グリーン。
アップもスローも自在にプレイする彼の影響を受けたギタリストははかりしれません。
彼がリーダの初期FLEETWOOD MACも白人ブルースバンドの最高峰とおいえるバンドです。
All Of My Life (Official Music Video 1990)Phil Collins

イギリスのミュージシャン、フィル・コリンズによるムーディな名曲です。
80年代から90年代までバンド活動と共にソロ活動でも活躍しました。
中でもこの曲は89年にリリースされたアルバム「バット・シリアスリー」に収録されています。
Avalon BluesMississippi John Hurt

Mississippi John Hurt(ミシシッピージョンハート)は、1893年生まれ、アメリカ・ミシシッピ州テオク出身のブルースシンガー、ギタリストで、9歳でギターを学び、1920年代に入るまでは、オールドタイム音楽を演奏して過ごし、オーケーレーベルに13曲を残しています。
その後、録音のチャンスに恵まれず、田舎で小作農として暮らしていたものの、1963年に再発見され70歳を過ぎてから第2の人生がスタートし、1960年代に再発見された伝説のブルースマンの中で最も愛された人物となりました。
Avalon Bluesは1928年にOkeh レーベルでレコーディングされた曲で、再発見されたきっかけの一つです。
Cross RoadRobert Johnson

Robert Johnson(ロバートジョンソン)は、1911年生まれ、アメリカ・ミシシッピ州ヘイズルハースト出身のアフリカ系アメリカ人の伝説的なブルース歌手です。
アコースティックギター一本で、ブルースの弾き語りをし、十字路の伝説をモチーフにしたクロスロード伝説としても知られており、アメリカ大陸中を渡り歩きました。
生涯に残したレコーディングは29曲だけで、27歳の若さでこの世を去っています。
1961年にKing of Delta Blues SingersがLPでコロンビアレコードよりリリースされ、再注目されました。
Love in VainやStop Breaking downは、ローリングストーンズがLet It Bread、メインストリートのならず者のアルバムでカバーしています。