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ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤

ロックンロールやジャズのルーツと呼ばれるブルースの誕生は、19世紀後半にまでさかのぼります。

いわゆる戦前ブルースとも称されるデルタ・ブルースやカントリー・ブルース、戦後シカゴから発達したエレクトリックを用いたシカゴ・ブルースやモダン・ブルースなど、その形式はさまざまであって一口で語れるものではありません。

今回の記事では、2020年代の今も多くのミュージシャンがそのスタイルや魂を受け継ぐ、ブルースの名盤をご紹介します。

初心者の方でも聴きやすいモダン・ブルースをメインとしたラインアップとなっておりますので、日ごろロックを聴かれている方であっても、入りやすい内容となっておりますよ!

ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤(71〜80)

You Don’t Have To GoJimmy Reed

Jimmy Reed(ジミーリード)は、1925年生まれ、アメリカ・ミシシッピ州レランド出身のブルースシンガー、ギタリスト、ハーモニカ奏者です。

ゆったりしたブギのビートやウォーキングベース、リラックスしたドラムをベースに、リードのゆるいギターや高音のハーモニカ、ボーカルと、わかりやすいブルースサウンドがブルースで最も影響力のあるスタイルとなりました。

You Don’t Have to Goはヴィージェイレーベル在籍時の1955年に発表された曲で、R&Bチャート5位までランクインし、その後、1959年まで14曲をチャートに送り込むというブルースマンとしてこれまでになかった偉業を果たしました。

Members onlyBobby Bland

ゴスペルの影響を強く受けた深みのある歌唱力で人気を得た、ブルース歌手、ボビー・ブランドです。

楽器を引かず、歌一本で長いキャリアを築いた超実力派。

こちらの曲は1985年に発表された「Members Only」というアルバムに収録されています。

Spider in my stewBuster Benton

バスター・ベントンと言えばこの曲。

御大ウイリー・ディクソンがプロデュースしたデビュー作収録。

場末のバーにぴったりないなたいドロドロのスローブルースで、彼の特徴であるゴスペル仕込みのパワフルなダミ声と粘り気のあるギターが余す処なく聴ける名曲です。

ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤(81〜90)

Sweet Love and Evil WomenJohnny Winter

イギリスのホワイトブルースの代表格がエリック・クラプトンとすれば、本国アメリカの白人ブルースの代表がジョニー・ウインターです。

スライドギターもドブロも見事に弾きこなす彼が、マディ・ウォーターズのバンドと共演した曲がこれです。

Everything be alrightBig Mama Thornton

Big Mama Thornton – Everything Gonna Be Alright
Everything be alrightBig Mama Thornton

女性ブルースシンガーの第一人者ビッグママ・ソーントンの代表曲。

ハスキーでソウルフルなボーカルは「ブルース界のゴッドマザー」との称号がふさわしく、貫禄たっぷり。

あのロバート・プラントも彼女のファンだったとか。

Blues PowerEric Clapton

1970年にリリースされたアルバム「Eric Clapton Solo」に収録されている一曲です。

このアルバムは当時のエリック・クラプトンが心酔していたデュオ歌手のデラニー・ブラムレットをプロデューサに起用して制作された初のソロアバムでした。

The Sky Is CryingSonny Boy Williamson II

他の音楽ではあまり使われないのに、ブルースでは多用される楽器にハーモニカがあります。

ブルースで使われるハーモニカのうち、クロマチックでないものはブルースハープと呼ばれる事がありますが、その名手のひとりがソニー・ボーイ・ウイリアムソン2世です。