ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤
ロックンロールやジャズのルーツと呼ばれるブルースの誕生は、19世紀後半にまでさかのぼります。
いわゆる戦前ブルースとも称されるデルタ・ブルースやカントリー・ブルース、戦後シカゴから発達したエレクトリックを用いたシカゴ・ブルースやモダン・ブルースなど、その形式はさまざまであって一口で語れるものではありません。
今回の記事では、2020年代の今も多くのミュージシャンがそのスタイルや魂を受け継ぐ、ブルースの名盤をご紹介します。
初心者の方でも聴きやすいモダン・ブルースをメインとしたラインアップとなっておりますので、日ごろロックを聴かれている方であっても、入りやすい内容となっておりますよ!
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ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤(31〜40)
Hoochie Coochie ManMuddy Waters

ミシシッピなどの南部で生まれたブルースは、職を求めて北に移動する黒人労働者とともにシカゴに波及しました。
マディ・ウォーターズはミシシッピからシカゴに移ったミュージシャンで、シカゴ・ブルースの代表的なミュージシャンでもあります。
She’s Only A WomanLonnie Johnson

戦前のブルースマンは、酒場でギター弾き語りを行う、日本でいう「流し」が多かったのですが、ロニー・ジョンソンはピアノもギターもヴァイオリンも演奏できるという、音楽的な教養があり、洗練されたブルースを演奏しました。
Walkin’ BluesPaul Butterfield

ホワイトブルースきってのハーモニカ奏者が、ポール・バタフィールドです。
彼が結成したバタフィールド・ブルース・バンドにはマイク・ブルームフィールドなどの優れたプレイヤーも在籍していました。
「Walkin’ Blues」は、バンドブルースの名曲です。
I’m Your Hooch Coochie ManWillie Dixon

Willie Dixon(ウィリーディクソン)は、1915年生まれ、アメリカ・ミシシッピ州ヴィックスバーグ出身で、1950年代にチェスレコードの専属プロデューサー、バンドリーダー、ベーシストとしても活躍し、アメリカ音楽史上最高のソングライターの一人です。
Spoonful、Back Door Man、I’m Your Hooch Coochie Manなど、ブルースの名曲を多数生み出し、大物ブルースマン達に楽曲も提供していたり、Rolling StonesやRed Zeppelinなどがとりあげたことで、ブルースとロックを結ぶ最初の人物となりました。
また第二次世界大戦後のシカゴブルースに最も影響を与えた人物でもあります。
Hooch Coochie Manは、1954年にWillyが作詞作曲し、Muddy Watersの歌で大ヒットしました。
Stormy mundayAllman Brothers Band

米国の白人ブルースギタリストの最高峰がデュアン・オールマン。
特にスライドギターの名手であり、エリック・クラプトンに手ほどきしたという逸話もあるほど。
交通事故により24歳で夭逝しましたが、今でもその神がかったプレイは伝説で、生きていればどれほど凄いギタリストになっていたか惜しまれます。
ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤(41〜50)
Got My Mojo WorkingJames Cotton

ジェームス・コットンも優れたハーモニカ奏者です。
後にソウル・ミュージックなどブルース以外の音楽も演奏したコットンですが、マディ・ウォーターズのバンドに参加していたときは、ブルースハープ史上最高といえるほどのプレイを聴かせていました。
Blues Before SunriseLeroy Carr

ひとりで演奏する弾き語りが圧倒的に多い戦前のアコースティック・ブルースは、ギター弾き語りが圧倒的に多いですが、ピアノを弾き語りするミュージシャンもいました。
リロイ・カーはそのひとりで、レイドバックしたブルースを聴かせます。





