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ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤

ロックンロールやジャズのルーツと呼ばれるブルースの誕生は、19世紀後半にまでさかのぼります。

いわゆる戦前ブルースとも称されるデルタ・ブルースやカントリー・ブルース、戦後シカゴから発達したエレクトリックを用いたシカゴ・ブルースやモダン・ブルースなど、その形式はさまざまであって一口で語れるものではありません。

今回の記事では、2020年代の今も多くのミュージシャンがそのスタイルや魂を受け継ぐ、ブルースの名盤をご紹介します。

初心者の方でも聴きやすいモダン・ブルースをメインとしたラインアップとなっておりますので、日ごろロックを聴かれている方であっても、入りやすい内容となっておりますよ!

もくじ

ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤(21〜40)

Hoochie Coochie ManMuddy Waters

Muddy Waters – Hoochie Coochie Man (Live)
Hoochie Coochie ManMuddy Waters

ミシシッピなどの南部で生まれたブルースは、職を求めて北に移動する黒人労働者とともにシカゴに波及しました。

マディ・ウォーターズはミシシッピからシカゴに移ったミュージシャンで、シカゴ・ブルースの代表的なミュージシャンでもあります。

Boom BoomJohn Lee Hooker

50年以上のキャリアを持ち、独特のリズム感覚でブギー・スタイルを確立した「キング・オブ・ブギー」の名を持つジョン・リー・フッカー。

後のロック、フォークにも多大な影響を与えたブルース界の巨人です。

代表曲としても有名なこの楽曲は同タイトルのアルバム「Boom Boom」に収録されています。

T’aint nobodys businessOtis Spann

Otis Spann: T’ain’t Nobody’s Business if I Do
T’aint nobodys businessOtis Spann

ブルースピアノといえばこの人ですね。

マディ・ウォータースとの活動や他のブルースマンのバックでの演奏が有名ですがが、ソロでも素晴らしいブルースを聴かせる名手。

特にスローブルースの味わいは絶品で、素朴なボーカルも味があります。

She’s Only A WomanLonnie Johnson

戦前のブルースマンは、酒場でギター弾き語りを行う、日本でいう「流し」が多かったのですが、ロニー・ジョンソンはピアノもギターもヴァイオリンも演奏できるという、音楽的な教養があり、洗練されたブルースを演奏しました。

ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤(41〜60)

Walkin’ BluesPaul Butterfield

Paul Butterfield Blues Band (Walking Blues – Live 1978 )
Walkin' BluesPaul Butterfield

ホワイトブルースきってのハーモニカ奏者が、ポール・バタフィールドです。

彼が結成したバタフィールド・ブルース・バンドにはマイク・ブルームフィールドなどの優れたプレイヤーも在籍していました。

「Walkin’ Blues」は、バンドブルースの名曲です。

Pony BluesCharlie Patton

Charlie Patton – Pony Blues – Original
Pony BluesCharlie Patton

Charley Patton(チャーリーパットン)は、1891年生まれ、アメリカ・ミシシッピ州エドワーズ出身のギタリスト、シンガーです。

デルタブルースの形を作ったと言われ、通称「デルタの声」とされ、小柄で細身だったのにもかかわらず、アンプなしで500ヤード先まで届くほどであり、世に広まった第一人者です。

1897年頃から綿花の摘み取りなどの仕事をしながら、パーティーや盛り場へ出かけ、ミシシッピシークスと演奏をしたり、ギタリスト、ヘンリースローンにギターを学びながら、スキルを磨き、さまざまなミュージシャンと演奏を共にしました。

1929年にインディアナ州リッチモンドにあるゲネットレコードのスタジオで初レコーディングし、14曲を収録し、パラマウントよりpony bluesがbanty rooster bluesとカップリングされリリースされています。