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ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤

ロックンロールやジャズのルーツと呼ばれるブルースの誕生は、19世紀後半にまでさかのぼります。

いわゆる戦前ブルースとも称されるデルタ・ブルースやカントリー・ブルース、戦後シカゴから発達したエレクトリックを用いたシカゴ・ブルースやモダン・ブルースなど、その形式はさまざまであって一口で語れるものではありません。

今回の記事では、2020年代の今も多くのミュージシャンがそのスタイルや魂を受け継ぐ、ブルースの名盤をご紹介します。

初心者の方でも聴きやすいモダン・ブルースをメインとしたラインアップとなっておりますので、日ごろロックを聴かれている方であっても、入りやすい内容となっておりますよ!

ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤(41〜50)

Boom BoomJohn Lee Hooker

50年以上のキャリアを持ち、独特のリズム感覚でブギー・スタイルを確立した「キング・オブ・ブギー」の名を持つジョン・リー・フッカー。

後のロック、フォークにも多大な影響を与えたブルース界の巨人です。

代表曲としても有名なこの楽曲は同タイトルのアルバム「Boom Boom」に収録されています。

T’aint nobodys businessOtis Spann

Otis Spann: T’ain’t Nobody’s Business if I Do
T’aint nobodys businessOtis Spann

ブルースピアノといえばこの人ですね。

マディ・ウォータースとの活動や他のブルースマンのバックでの演奏が有名ですがが、ソロでも素晴らしいブルースを聴かせる名手。

特にスローブルースの味わいは絶品で、素朴なボーカルも味があります。

Pony BluesCharlie Patton

Charlie Patton – Pony Blues – Original
Pony BluesCharlie Patton

Charley Patton(チャーリーパットン)は、1891年生まれ、アメリカ・ミシシッピ州エドワーズ出身のギタリスト、シンガーです。

デルタブルースの形を作ったと言われ、通称「デルタの声」とされ、小柄で細身だったのにもかかわらず、アンプなしで500ヤード先まで届くほどであり、世に広まった第一人者です。

1897年頃から綿花の摘み取りなどの仕事をしながら、パーティーや盛り場へ出かけ、ミシシッピシークスと演奏をしたり、ギタリスト、ヘンリースローンにギターを学びながら、スキルを磨き、さまざまなミュージシャンと演奏を共にしました。

1929年にインディアナ州リッチモンドにあるゲネットレコードのスタジオで初レコーディングし、14曲を収録し、パラマウントよりpony bluesがbanty rooster bluesとカップリングされリリースされています。

Death Letter BluesSon House

Son House(サンハウス)は、1902年生まれ、アメリカ・ミシシッピ州クラークスデイル郊外、リヴァートン出身のデルタブルースのシンガーで、通称Father of Delta Bluesと呼ばれています。

独学でギターの弾き方を覚え、25歳の頃にウィリーウィルソンのボルトネック奏法に見せられ、スライドギタースタイルを完成させました。

1930年にWillie Brownらとウィスコンシン州グラフトンに旅をし、パラマウントで初レコーディング、若きロバートジョンソンに影響を与えた人物の一人です。

king of boogieSavoy Brown

Savoy Brown – Kings Of Boogie ( Kings Of Boogie ) 1989
king of boogieSavoy Brown

キム・シモンズ率いるsavoy brownは60年代から活動する息の長いブルースバンドですが、いまひとつ個性が弱く、永遠のB級の地位にとどまっています。

年代によりハードロック寄りなスタイルに変化しましたが、むしろそちらのほうがケレン味があってよいです。

How blue can you getThe Louisiana Gator Boys

映画「ブルースブラザース2000」に登場する架空のブルースバンド。

BBキング、ココ・テイラー、ドクター・ジョン、スティーブ・ウインウッド、エリック・クラプトン等ブルース・オールスターズといえる顔ぶれの凄さだけで聴かてしまう1曲です。

I’ll Play The Blues For YouAlbert King

Albert King Live – I’ll Play The BLues For You
I’ll Play The Blues For YouAlbert King

Albert King(アルバートキング)は、1923年生まれ、アメリカ・ミシシッピ州インディアノーラ出身のギタリスト、ブルースシンガー、ドラマーです。

綿花畑で働きながら、独学でギターを習得し、ブルースをプレイするようになります。

B.B.キングと並んでロックアーティストに最も影響力があったとされ、チョーキングを多用したシンプルで豪快なギタープレイは、ジミーヘンドリックスやエリッククラプトンなどにも模倣されました。

195cm、110kgの大柄で、左利きのため、ギブソンのフライングVを右利き用に弦を張ったまま逆さに持って弾いていました。

Don’t Throw You Love On Me So Strongは1961年のR&Bチャート14位のヒット曲、Born Under A Bad Signはクリームにカバーされた曲で知られています。

1972年リリースのI’ll Play the Blues for Youは、彼の代表曲の1つとなりました。

2013年にロックの殿堂入りを果たしています。