ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤
ロックンロールやジャズのルーツと呼ばれるブルースの誕生は、19世紀後半にまでさかのぼります。
いわゆる戦前ブルースとも称されるデルタ・ブルースやカントリー・ブルース、戦後シカゴから発達したエレクトリックを用いたシカゴ・ブルースやモダン・ブルースなど、その形式はさまざまであって一口で語れるものではありません。
今回の記事では、2020年代の今も多くのミュージシャンがそのスタイルや魂を受け継ぐ、ブルースの名盤をご紹介します。
初心者の方でも聴きやすいモダン・ブルースをメインとしたラインアップとなっておりますので、日ごろロックを聴かれている方であっても、入りやすい内容となっておりますよ!
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ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤(51〜60)
Rollin’ StoneMuddy Waters

Muddy Waters(マディーウォーターズ)は、1913年生まれ、アメリカ・ミシシッピ州イサクィーナ・カウンティ出身のブルースシンガー、ギタリストです。
シカゴブルースの父と称され、シカゴでエレキギターを使ったバンドスタイルのブルースを展開し、シカゴブルースの形成に大きな足跡を残し、没後の1987年にはロックの殿堂入りを果たしています。
プランテーションで幼少期を過ごし、泥んこになって遊ぶのが好きだったところからマディーウォーターズ(泥水)とニックネームで呼ばれ、そのままアーティスト名となっています。
7歳でハーモニカをスタートし、その後、ギターに転向、1943年にイリノイ州シカゴへ移住し、1946年にコロンビアでレコーディングを行なっています。
バンドにギタリストとして志願しにきた若者にチャックベリーがおり、チェスレコードを紹介しています。
Rolling Stoneは、ローリングストーンズのバンド名に由来しているヒット曲です。
All Your Lovin’ (I Miss Loving)Otis Rush

Otis Rush(オーティスラッシュ)は、1934年生まれ、アメリカ・ミシシッピ州フィラデルフィア出身のブルースシンガー、ギタリストです。
ヴォーカリストとしてもギタリストとしても最上位にランクされるものの、レコードは少なく、コブラレコードに残した作品は古典となっており、16曲ほどで、シカゴブルースの新時代を告げています。
左利きのため、右利き用ギターを逆さまに抱えて使用し、個性的な音を生み出し、ウェストサイドスタイルサウンドの先頭に立ったり、マイナーのスローブルース形式流行のきっかけともなり、バンドではエレクトリックベースを使い始めた最初のブルースバンドとなっています。
Today I Sing the BluesAretha Franklin

女性ソウルシンガーとして有名なアレサ・フランクリンですが、ソウルテイスト以外にもブルース調の楽曲もあります。
作曲家はカーティス・ルイス。
リリース当時の「U.S. R&Bチャートに10位登場。
この曲は1961年のアルバム「Aretha」に収録されています。
EasyBig Walter Horton

ブルースファンにはマストなハーピストで、野太いハープブロウと味わいあるボーカルも魅力のブルースハープの巨匠。
数多くのブルースマン達が彼との共演を望んだといわれ、ブルースの巨人ウイリー・ディクソンをして「最も素晴らしいハーピスト」と言わしめました。
ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤(61〜70)
Easy Rider BluesBlind Lemon Jefferson

ブルースマンは酒場でブルースを聴かせるプロが多く、芸名やふたつ名を使う事があります。
盲人が多い事もブルースの特徴で、「ブラインド」というふたつ名がつく人は盲人の方が多いです。
ブライン・レモン・ジェファーソンは和やかな曲想のブルースを演奏しました。
Come OnEarl King

ニューオーリンズ出身のギタリスト、シンガーソングライター、アール・キング。
デビューレコーディングが1953年、以降2003年頃まで精力的に音楽活動をしました。
そしてブルースだけでなくR&Bの楽曲も多く制作しました。
さらには多くのミュージシャンにも楽曲を提供しました。
Mississippi river bluesGeorge “Harmonica” Smith

元マディ・ウォータースバンドのハーピスト、ジョージ・スミスのソロ代表曲。
これぞダウンホームブルースという1曲。
深みのあるハーププレイだけでなく、スミスの味のあるボーカルも聴きどころです。
キャリア後年のスミスはロスに移り、西海岸エリアのブルースを活性化させました。





