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ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤

ロックンロールやジャズのルーツと呼ばれるブルースの誕生は、19世紀後半にまでさかのぼります。

いわゆる戦前ブルースとも称されるデルタ・ブルースやカントリー・ブルース、戦後シカゴから発達したエレクトリックを用いたシカゴ・ブルースやモダン・ブルースなど、その形式はさまざまであって一口で語れるものではありません。

今回の記事では、2020年代の今も多くのミュージシャンがそのスタイルや魂を受け継ぐ、ブルースの名盤をご紹介します。

初心者の方でも聴きやすいモダン・ブルースをメインとしたラインアップとなっておりますので、日ごろロックを聴かれている方であっても、入りやすい内容となっておりますよ!

ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤(41〜50)

king of boogieSavoy Brown

Savoy Brown – Kings Of Boogie ( Kings Of Boogie ) 1989
king of boogieSavoy Brown

キム・シモンズ率いるsavoy brownは60年代から活動する息の長いブルースバンドですが、いまひとつ個性が弱く、永遠のB級の地位にとどまっています。

年代によりハードロック寄りなスタイルに変化しましたが、むしろそちらのほうがケレン味があってよいです。

ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤(51〜60)

How blue can you getThe Louisiana Gator Boys

映画「ブルースブラザース2000」に登場する架空のブルースバンド。

BBキング、ココ・テイラー、ドクター・ジョン、スティーブ・ウインウッド、エリック・クラプトン等ブルース・オールスターズといえる顔ぶれの凄さだけで聴かてしまう1曲です。

Born in the ChicagoThe Paul Butterfield Blues Band

白人ブルースマンが作った曲ではもっともスタンダードになっているといえる名曲。

シカゴ生まれで、シカゴブルースを子守唄代わりに育ったポール・バターフィールドなればこそ、生み出せた傑作でしょう。

この人も44歳で亡くなり、ブルースの聖人となりました。

Spoonful BluesCharley Patton

Charley Patton – Spoonful Blues (Delta Blues 1929)
Spoonful BluesCharley Patton

アコースティックな戦前ブルースの名産地はミシシッピ川のデルタ地帯に生まれました。

これらのブルースを「デルタ・ブルース」と呼ぶことがあります。

チャーリー・パットンはデルタ・ブルースでもっとも有名なブルースマンのひとりです。

Fishing BluesHenry Thomas

Henry Thomas(ヘンリートーマス)は、1874年生まれ、アメリカ・テキサス州ビッグサンデイ出身のシンガー、ギタリスト、クウィル奏者です。

録音を残した中で最も古い黒人シンガーで、ブルースの原型を示しています。

1927年から1929年にかけて24曲をヴォキャリオンに録音しています。

鉄道の駅で演奏し、ダラスとヒューストンの往復に列車を使用していました。

ギターを弾きながら、クウィルやキャリゾの茎で作ったバンパイプという笛のような音のするものを吹いて、ミシシッピのファイフ音楽のような効果音を出したり、ヨーデルに似たアフリカ起源のフーピング唱法で歌っています。

Fishing Bluesは、1928年に録音された楽曲です。

Honey, Won’t You Allow Me One More Chance?は、ボブディランがカバーしています。

The Sun Is RisingHowlin’ Wolf

Howling’ Wolf(ハウリンウルフ)は、1910年生まれ、アメリカ・ミッシシッピ州ウェストポイント出身のブルースシンガーで、インパクトのあるダミ声が特徴的です。

ギターはチャーリーパットンから教わり、1940年代頃から、メンフィスを拠点に音楽活動をスタートし、1940年代後半にバンドを結成し、その後はウェストメンフィスのラジオ局KWEMでDJ/プレイヤーとなり、サムフィリップスが所有するメンフィスレコーディングサーヴィスで初レコーディングし、1951年にデビューしています。

The Sun Is Risingは1952年にメンフィス西部で録音された曲です。

ロックに与えた影響も大きく、クリームやローリングストーンズ、レッドツェッペリン、エリッククラプトン、リンゴスターなどがいます。

How Long, How Long BluesLeroy Carr

LeroyCarr(リロイカー)は、1905年生まれ、アメリカ・テネシー州ナッシュヴィル出身のブルースシンガー、ピアニストで、都会のピアノ・ブルースというスタイルを開発したアーバンブルース界の最初の巨匠です。

1928年から1935年の間に160曲以上を録音しており、普遍的で民衆の中にすんなり入り込むブルースで、セシルガントやチャールズブラウン、レイチャールズなどに影響を与えました。

How Long, How Long Bluesが大ヒットしました。

Blues Before Sunrise, When The Sun Goes Down, I Believe I’LL Make A Change, Sloppy Drunk Bluesなどさまざまなシンガーがカバーしています。