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ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤

ロックンロールやジャズのルーツと呼ばれるブルースの誕生は、19世紀後半にまでさかのぼります。

いわゆる戦前ブルースとも称されるデルタ・ブルースやカントリー・ブルース、戦後シカゴから発達したエレクトリックを用いたシカゴ・ブルースやモダン・ブルースなど、その形式はさまざまであって一口で語れるものではありません。

今回の記事では、2020年代の今も多くのミュージシャンがそのスタイルや魂を受け継ぐ、ブルースの名盤をご紹介します。

初心者の方でも聴きやすいモダン・ブルースをメインとしたラインアップとなっておりますので、日ごろロックを聴かれている方であっても、入りやすい内容となっておりますよ!

ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤(41〜50)

Most Things Haven’t Worked Out

Burn in HellJunior Kimbrough

ジュニア・キンブロウさんは、ミシシッピ州生まれのブルース界の重要人物です。

1990年代初頭、ドキュメンタリー映画での演奏がきっかけで注目を集め、ファット・ポッサム・レコードからのアルバムが大成功を収めました。

1997年3月25日、彼の最後のスタジオアルバムとなる『Most Things Haven’t Worked Out』がリリースされます。

このアルバムは、キンブロウさん独自の催眠的なリズムと複雑なテクスチャーが特徴的です。

批評家からも高く評価され、The Penguin Guide to Blues Recordingsでは彼のベストアルバムと称されました。

ブルースの魂を感じたい方、新しい音楽体験を求めている方にぜひおすすめしたいですね。

ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤(51〜60)

DOWN HOME BLUESZZ Hill

1970年代から80年代にかけて活躍したアメリカ合衆国、テキサス生まれのブルース歌手、ZZ Hillの往年の名曲です。

当時多くの優秀なブルースミュージシャンの楽曲リリースを手がけていたマラコ・レコードより、1982年に発表されたアルバム「Down Home」に収録されています。

Pony BluesCharlie Patton

Charlie Patton – Pony Blues – Original
Pony BluesCharlie Patton

Charley Patton(チャーリーパットン)は、1891年生まれ、アメリカ・ミシシッピ州エドワーズ出身のギタリスト、シンガーです。

デルタブルースの形を作ったと言われ、通称「デルタの声」とされ、小柄で細身だったのにもかかわらず、アンプなしで500ヤード先まで届くほどであり、世に広まった第一人者です。

1897年頃から綿花の摘み取りなどの仕事をしながら、パーティーや盛り場へ出かけ、ミシシッピシークスと演奏をしたり、ギタリスト、ヘンリースローンにギターを学びながら、スキルを磨き、さまざまなミュージシャンと演奏を共にしました。

1929年にインディアナ州リッチモンドにあるゲネットレコードのスタジオで初レコーディングし、14曲を収録し、パラマウントよりpony bluesがbanty rooster bluesとカップリングされリリースされています。

LucilleB.B. King

B.B.King(ビービーキング)は、1925年生まれ、アメリカ・ミシシッピ州北西部イッタベーナ出身のブルースシンガー、ギタリストです。

1950年代から晩年まで活躍し、最も成功したブルースマンで、世界で最も有名なギタースタイルを開発した人物として知られています。

チョーキングテクニックを特徴とし、鋭いビブラートやパッションある歌唱が一体となった無駄のない独特なスタイルを築き上げました。

大統領自由勲章や数々の名誉博士号も受けています。

Blues Boyが略され、B.B.と名前の由来になっており、B.B.クイーンズは、B.B.キングの名をもじって命名されています。

自らのギターにルシールと名付けており、ギブソンからB.B.キングのシグネイチャーモデルとしても発売されており、1968年にリリースされたLucilleというアルバムと楽曲も存在します。

king of boogieSavoy Brown

Savoy Brown – Kings Of Boogie ( Kings Of Boogie ) 1989
king of boogieSavoy Brown

キム・シモンズ率いるsavoy brownは60年代から活動する息の長いブルースバンドですが、いまひとつ個性が弱く、永遠のB級の地位にとどまっています。

年代によりハードロック寄りなスタイルに変化しましたが、むしろそちらのほうがケレン味があってよいです。

How blue can you getThe Louisiana Gator Boys

映画「ブルースブラザース2000」に登場する架空のブルースバンド。

BBキング、ココ・テイラー、ドクター・ジョン、スティーブ・ウインウッド、エリック・クラプトン等ブルース・オールスターズといえる顔ぶれの凄さだけで聴かてしまう1曲です。

Born in the ChicagoThe Paul Butterfield Blues Band

白人ブルースマンが作った曲ではもっともスタンダードになっているといえる名曲。

シカゴ生まれで、シカゴブルースを子守唄代わりに育ったポール・バターフィールドなればこそ、生み出せた傑作でしょう。

この人も44歳で亡くなり、ブルースの聖人となりました。