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ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤

ロックンロールやジャズのルーツと呼ばれるブルースの誕生は、19世紀後半にまでさかのぼります。

いわゆる戦前ブルースとも称されるデルタ・ブルースやカントリー・ブルース、戦後シカゴから発達したエレクトリックを用いたシカゴ・ブルースやモダン・ブルースなど、その形式はさまざまであって一口で語れるものではありません。

今回の記事では、2020年代の今も多くのミュージシャンがそのスタイルや魂を受け継ぐ、ブルースの名盤をご紹介します。

初心者の方でも聴きやすいモダン・ブルースをメインとしたラインアップとなっておりますので、日ごろロックを聴かれている方であっても、入りやすい内容となっておりますよ!

ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤(21〜30)

Still Alive and Well

Rock Me BabyJohnny Winter

テキサス出身のギターの鬼才、ジョニー・ウィンターさん。

11歳でギターを始め、ブルースの伝説的アーティストたちに影響を受けた彼の演奏は、猛烈なスピードのフィンガーピッキングと熱いスライドギターテクニックが特徴です。

1973年にコロムビア・レコードからリリースされた『Still Alive and Well』は、薬物依存からの復帰後に発表された記念すべき一枚。

ブルース・ロックとハードロックが融合した本作は、ウィンターさんの復活と音楽的成熟を象徴する作品として高く評価されています。

激しいギタープレイとエネルギッシュなボーカルが詰まった本作は、ブルースを愛する方はもちろん、ロック好きの方にもおすすめの一枚です。

Mannish boyMuddy Waters

Muddy Waters – Mannish Boy (Audio)
Mannish boyMuddy Waters

単調なワンコードながら、出だしのマディ・ウォータースの唸りから、ハープが終始リードを取るリフまで、一気に聴かせる構成は見事です。

ハープはジェームス・コットン、ギターはジョニー・ウィンター。

ブルースってカッコいい!

と思える名曲です。

Red House (Electric Version)Jimi Hendrix

伝説的天才ロックギタリスト、ジミ・ヘンドリックスによるレアなクラシック・ブルース・ナンバーです。

後に世界最高峰のミュージシャンとして讃えられる彼の楽曲中、唯一のブルースナンバーです。

こちらの楽曲はデビューアルバム「アー・ユー・エクスペリエンスト?」に収録されています。

You Got To Walk That Lonesome ValleyMississippi John Hurt

Mississippi John Hurt – You Got To Walk That Lonesome Valley (Live)
You Got To Walk That Lonesome ValleyMississippi John Hurt

フォーク的なブルースとしてもっとも有名なブルースマンが、ミシシッピ・ジョン・ハートです。

彼の演奏の多くが、アルペジオを多用したフォーク・ミュージック的なブルースです。

戦前から活躍していたブルースマンですが、戦後のフォーク・リバイバルで再発見されました。

Be Careful With A FoolJohnny Winter

ブルースとロックの距離を近づけた貢献度ではトップクラスにくるであろう白人ギタリスト。

ゴリゴリのロックンロールも本格派ブルースもお手のもの。

マディ・ウォータースとは「義理の親子」と言われるほどに親密でした。

Bullfrog BluesRory Gallagher

アイルランド人ギタリスト、ロリー・ギャラガーもブルースの洗礼を受けたひとり。

ロック寄りの曲を演奏しても、根底に流れるコテコテのブルーススピリットは隠しようがなく、彼のプレイスタイルの影響を公言するギタリストも多数います。

彼も47歳で亡くなっています。

Sweet Home ChicagoFreddie King

B.B.キング、アルバート・キングと並んで、ブルースの世界で「3大キング」と呼ばれたのが、フレディ・キングです。

彼の音楽は、ロックに近い所まで来ていました。

「Sweet Home Chicago」は、彼の代表ナンバーのひとつです。