ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤
ロックンロールやジャズのルーツと呼ばれるブルースの誕生は、19世紀後半にまでさかのぼります。
いわゆる戦前ブルースとも称されるデルタ・ブルースやカントリー・ブルース、戦後シカゴから発達したエレクトリックを用いたシカゴ・ブルースやモダン・ブルースなど、その形式はさまざまであって一口で語れるものではありません。
今回の記事では、2020年代の今も多くのミュージシャンがそのスタイルや魂を受け継ぐ、ブルースの名盤をご紹介します。
初心者の方でも聴きやすいモダン・ブルースをメインとしたラインアップとなっておりますので、日ごろロックを聴かれている方であっても、入りやすい内容となっておりますよ!
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ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤(91〜100)
It’s all rightCanned Heat & John Lee Hooker

大御所ジョン・リー・フッカーと米国ブルースロックの雄キャンド・ヒートの競演作ですが、オリジナル盤でなく、アウトテイクとしてリリースされた曲。
ジョン・リーの唸りもバンドのグルーヴ感も最高で、このコラボの最高傑作でしょう!
Chicken Shack BluesChampion Jack Dupree

チャンピオン・ジャック・デュプリーもピアノでブルースを演奏しました。
のちのリズム・アンド・ブルースに繋がるようなアップテンポ・ナンバー「チキンシャック・ブルース」は、後にこの名をバンド名にするグループがあらわれるほどヒットしました。
ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤(101〜110)
Christo RedemptorCharley Musselwhite

ブルースの伝統を受け継ぎつつ、新しい音楽を探求し続けるチャーリー・マッスルホワイトさん。
1967年にリリースされたデビュー作『Stand Back! Here Comes Charley Musselwhite’s Southside Band』は、彼の音楽キャリアの礎を築いた重要なアルバムです。
シカゴ・ブルースやエレクトリック・ブルースなど、さまざまなブルーススタイルを特徴とし、マッスルホワイトさんの滑らかなハーモニカ演奏とハスキーなボーカルが魅力的。
白人ブルースバンドの最高傑作の一つとして高く評価され、ブルースとロックンロールの架け橋となりました。
ブルースファンはもちろん、ロック好きの方にもおすすめの一枚です。
Somebody Loan Me A DimeFenton Robinson

フェントン・ロビンソンさん、ご存じですか?
1935年生まれのブルース界の重鎮で、シカゴを中心に活躍したギタリスト兼シンガーです。
ジャズ風のギタープレイと深みのあるバリトンボイスが魅力的。
1974年にリリースされた『Somebody Loan Me A Dime』は、彼の代表作の一つ。
タイトル曲は映画『ブルース・ブラザーズ』でも使用されるなど、多くのアーティストにカバーされた名曲です。
ロビンソンさんの音楽は、ブルースの伝統を守りつつも、ジャズやソウルの要素を取り入れた独自のスタイル。
滑らかなギターと情感豊かなボーカルが織りなす音世界は、ブルース好きはもちろん、ロックファンの心も掴んでしまうはず!
The Blues Is AlrightGary Moore

ハードロック界の名ギタリストが一時ブルースへ帰依した時代の1曲。
さすがにこなれた曲作りはセンス抜群。
彼の場合、ブルースを弾いてもどこか「ブルース風のロック」のように聴こえてしまうのは、彼に流れるのがハードロッカーの血だからでしょうか?
Turtle BluesJanis Joplin

ジャニス・ジョプリンは1960年代を代表する女性シンガーで、当時は「ブルースの女王」と呼ばれていました。
こちらの「タートル・ブルース(亀のブルース)」は、ジャニスによって作られたクラシックなブルースナンバーとなっています。
アルバム「チープ・スリルズ」にバンドの演奏と共に収録されています。
It Serves Me Right to SufferJimmy Dawkins

シカゴ・ブルースの第一線で活躍したジミー・ドーキンスさんが1969年にリリースしたデビュー・アルバム『Fast Fingers』は、彼の代名詞とも言えるファスト・フィンガーぶりが存分に発揮された名盤です。
ダイナミックでエネルギッシュなギター・プレイと、感情豊かなヴォーカルが魅力的な一枚で、ブルースの王道を行く正統派サウンドが堪能できますよ。
エディ・ショウさんやマイティ・ジョー・ヤングさんといった実力派ミュージシャンとの共演も聴きどころの一つ。
1971年にはフランスで「ベスト・ブルース・アルバム」を受賞するなど、国際的にも高い評価を得ました。
ブルースの醍醐味を味わいたい方はもちろん、ロック好きの方にもおすすめの一枚です。





