ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤
ロックンロールやジャズのルーツと呼ばれるブルースの誕生は、19世紀後半にまでさかのぼります。
いわゆる戦前ブルースとも称されるデルタ・ブルースやカントリー・ブルース、戦後シカゴから発達したエレクトリックを用いたシカゴ・ブルースやモダン・ブルースなど、その形式はさまざまであって一口で語れるものではありません。
今回の記事では、2020年代の今も多くのミュージシャンがそのスタイルや魂を受け継ぐ、ブルースの名盤をご紹介します。
初心者の方でも聴きやすいモダン・ブルースをメインとしたラインアップとなっておりますので、日ごろロックを聴かれている方であっても、入りやすい内容となっておりますよ!
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ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤(101〜110)
Suger mamaPeter Green’s Fleetwood Mac

英国の白人ブルースギタリスト最高の名手といえば、ピーター・グリーン。
アップもスローも自在にプレイする彼の影響を受けたギタリストははかりしれません。
彼がリーダの初期FLEETWOOD MACも白人ブルースバンドの最高峰とおいえるバンドです。
She’s GoneHound Dog Taylor

ハウンド・ドッグ・テイラーさんといえば、ブルース・ギターの個性派プレイヤーとして知られる存在です。
1915年生まれのテイラーさんは、シカゴの小さなクラブを中心に活動を続け、1971年にバンド名義でデビュー・アルバム『Hound Dog Taylor and the HouseRockers』をリリースしました。
オールゲーター・レコードからの発売となったこの作品は、初年度に9,000枚を売り上げる好セールスを記録。
テイラーさんのスライド・ギターを中心とした荒々しくワイルドなサウンドは多くのリスナーの心を掴み、ジョージ・ソログッドさんのような後続のミュージシャンにも大きな影響を与えています。
ブルースの枠にとらわれない自由奔放なプレイを楽しみたい方、ぜひチェックしてみてください。
Avalon BluesMississippi John Hurt

Mississippi John Hurt(ミシシッピージョンハート)は、1893年生まれ、アメリカ・ミシシッピ州テオク出身のブルースシンガー、ギタリストで、9歳でギターを学び、1920年代に入るまでは、オールドタイム音楽を演奏して過ごし、オーケーレーベルに13曲を残しています。
その後、録音のチャンスに恵まれず、田舎で小作農として暮らしていたものの、1963年に再発見され70歳を過ぎてから第2の人生がスタートし、1960年代に再発見された伝説のブルースマンの中で最も愛された人物となりました。
Avalon Bluesは1928年にOkeh レーベルでレコーディングされた曲で、再発見されたきっかけの一つです。
Blues PowerAlbert King

アルバート・キングさんは、独自のギタースタイルで3世代にわたるミュージシャンに影響を与えた伝説的なブルース・ギタリスト。
左利きながらも通常のギターを逆さまにして演奏する独特のスタイルで知られています。
1968年にリリースされた『Live Wire / Blues Power』は、サンフランシスコのフィルモア・オーディトリアムでのライブ録音。
エレクトリック・ブルースやソウル・ブルースの要素が強く、キングさんの感情豊かなギターソロが光ります。
白人ロックオーディエンスに自身の音楽を紹介するきっかけとなったこのアルバムは、ビルボード200で最高150位を記録。
ブルースファンはもちろん、ロック好きの方にもおすすめの1枚です。
Nobody Knows You When You’re Down And OutBessie Smith

Bessie Smith(ベッシースミス)は、1894年生まれ、アメリカ・テネシー州チャタヌーガ出身のブルースシンガーです。
10代の頃にボードビルのダンサーとしてスタートし、マ・レイニーに歌の素質を見抜かれ、巡業なども経験し、1923年に初のレコードDown Hearted Bluesをリリース、6ヶ月で78万枚のセールスを記録し、その後、ヒットレコードも続きました。
Nobody Knows You When You’re Down And Outも1923年にニューヨークでレコーディングされており、卓越したフレージングを聴かせています。
ベッシースミスは、ブルースの女帝という称号を得るほど成功し、クラシックブルース時代の最高のシンガーとされています。
ロック好きにもオススメ!~モダン・ブルースの名盤(111〜120)
It’s all rightCanned Heat & John Lee Hooker

大御所ジョン・リー・フッカーと米国ブルースロックの雄キャンド・ヒートの競演作ですが、オリジナル盤でなく、アウトテイクとしてリリースされた曲。
ジョン・リーの唸りもバンドのグルーヴ感も最高で、このコラボの最高傑作でしょう!
The Blues Is AlrightGary Moore

ハードロック界の名ギタリストが一時ブルースへ帰依した時代の1曲。
さすがにこなれた曲作りはセンス抜群。
彼の場合、ブルースを弾いてもどこか「ブルース風のロック」のように聴こえてしまうのは、彼に流れるのがハードロッカーの血だからでしょうか?





