ショパンの名曲。人気のクラシック音楽
ピアノの名曲、美しい調べをお探しではありませんか。
ポーランドの前期ロマン派を代表とするピアニストであり作曲家のフレデリック・ショパンが残した名曲、おすすめ曲をご紹介します。
ショパンの作品はノクターンだけで21曲もありますが、他にもマズルカやワルツ、ポロネーズなど多くのスタイルによるピアノ曲を残しているのがピアノの詩人と言われる由縁でもあります。
そんなショパンによる美しい旋律の調べにしばし心を奪われてみてください。
ショパンの名曲。人気のクラシック音楽(81〜90)
練習曲作品10-3Frederic Chopin

ショパンが作曲した独奏ピアノ曲です。
日本では「別れの曲」という名で知られています。
甘い旋律と激情的な部分が合わさった名曲です。
ショパンの出身地であるポーランドへの愛が高い質で顕現されており、評論家にもロマン派作品として高く評価されています。
Etude Op.10-4 Cis-mollFrederic Chopin

超絶技巧として有名なショパンのエチュード。
練習としてではなく単純に演奏すること自体がかなりの難易度を誇るこの曲。
演奏時間が2分もないのに、圧倒力な演奏力で魅了するというクラシックの中でもかなりのハイレベルです。
まずはかなりテンポを落とし、しっかりと譜面をさらい、頭に叩き込む所からやっていくのがベストではないでしょうか。
12の練習曲 Op.10-1Frederic Chopin

フレデリック・ショパンが残した27曲のピアノ練習曲は、音楽性に優れた作品として知られています。
また、高度なテクニックを要することから、コンクールや音楽大学受験の課題曲にも採用されています。
その中でも『12の練習曲 作品10 第1番 ハ長調』は、非常に難易度の高い楽曲です。
猛烈なスピードで上下する右手のアルペジオを、クリアな音で粒をそろえて演奏するのは至難の業!
この曲のキラキラした華やかさを表現するには、演奏者の不断の努力が必要なのです。
12の練習曲 Op.12 第10番「革命」Frederic Chopin

ピアノ発表会で演奏される作品は技術を重視したものが多いため、聴き映えしにくい傾向にあります。
フレデリック・ショパンの名作であるこちらの『12の練習曲 Op.12 第10番「革命」』は、技術的にも難しい作品でありながら、音楽作品としても高く評価されています。
まさに聴き映えのする楽曲としてはうってつけの作品と言えるでしょう。
右手の主題が有名な作品ですが、左手の速い16分音符のアルペジオもなかなかに難しいので、演奏に自信のある方はぜひ挑戦してみてください。
24の前奏曲集より第15番「雨だれ」Frederic Chopin

フレデリック・ショパンの型にはまらない作風が印象的な曲集、『24の前奏曲集』。
この作品は形式にとらわれない自由なピアノの小品を集めた作品集で、ショパン作品の中でも高い人気を誇っています。
その中でも特に有名なのが、テレビCMなどでもたびたび使用され、クラシックファン以外からも広く親しまれている第15番『雨だれ』。
雨をイメージさせる淡い雰囲気が美しく、人気の高い作品です。
中間部で徐々におどろおどろしく変化していき、終盤で落ち着きを取り戻していく構成が、変化が予測のつかない雨だれを見事に表現しています。
ノクターン 第20番 KK.IVa/16「遺作」Frederic Chopin

映画『戦場のピアニスト』での演奏シーンで話題となった、フレデリック・ショパンの『ノクターン 第20番 KK.IVa/16「遺作」』。
実は作曲されたのは晩年ではなく、ショパンが20歳の頃。
没後の1875年に出版されたため「遺作」と添えられています。
一度聴いたら忘れられないもの悲しいメロディが、多くの人の心をとらえて離さないクラシックの名曲です。
発表会の舞台で情感たっぷりに演奏すれば、観客も思わず引き込まれてしまうでしょう。
ショパンの名曲。人気のクラシック音楽(91〜100)
ノクターン 第20番 嬰ハ短調 KK. IVa-16「遺作」Frederic Chopin

左手のアルペジオの伴奏にのって右手が甘美で感傷的な旋律を歌う、「ピアノの詩人」と呼ばれたショパンの才能がよく現れた1曲です。
この曲を作曲したころ、ショパンは若手ソプラノ歌手、コンスタンツヤ・グワトコフスカに恋をしている真っ最中でした。
しかし、王宮の役人の娘という身分の高い女性だったために、ショパンは彼女に思いを打ち明けることはなく、その初恋は幕を閉じたそう。
そんな「片思い」の切なさや初々しさを感じられる作品です。