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ショパンの名曲。人気のクラシック音楽

ピアノの名曲、美しい調べをお探しではありませんか。

ポーランドの前期ロマン派を代表とするピアニストであり作曲家のフレデリック・ショパンが残した名曲、おすすめ曲をご紹介します。

ショパンの作品はノクターンだけで21曲もありますが、他にもマズルカやワルツ、ポロネーズなど多くのスタイルによるピアノ曲を残しているのがピアノの詩人と言われる由縁でもあります。

そんなショパンによる美しい旋律の調べにしばし心を奪われてみてください。

もくじ

ショパンの名曲。人気のクラシック音楽(61〜80)

ポロネーズ 第7番 作品61「幻想ポロネーズ」Frederic Chopin

Daniil Trifonov – Polonaise-fantasy in A flat major, Op. 61 (third stage, 2010)
ポロネーズ 第7番 作品61「幻想ポロネーズ」Frederic Chopin

ポーランド生まれの作曲家フレデリック・ショパン。

幼少期から音楽の才能を発揮し、7歳で初めての作品を生み出しました。

本作は、最晩年に書かれた傑作の1曲。

ポロネーズのリズムを取り入れつつ、自由な形式と幻想的な要素が特徴的です。

冒頭の不安定な和音から始まり、途中でポロネーズのリズムが顔をのぞかせるものの、すぐに幻想的な要素が主導します。

ショパンの内面的な葛藤や感情の流れを象徴しているようで、憂いと高揚の混ざった雰囲気が印象的。

ピアノの繊細な音色を堪能したい方にオススメの1曲です。

エチュード Op.10 No.1Frederic Chopin

Seong-Jin Cho – Etude in C major Op. 10 No. 1 (first stage)
エチュード Op.10 No.1Frederic Chopin

19世紀を代表するロマン派の作曲家、フレデリック・ショパンの『エチュード Op.10』の第1番は、華やかで力強い印象の作品です。

右手による広範囲なアルペッジョが特徴的で、まるで滝のような流れを感じさせます。

『エチュード』とあるように技巧的な練習曲ではありますが、音楽的な表現も重視されており、響きや風景の変化も感じられると良いですね。

また、右手のアルペッジョは4オクターブを超える音域をカバーし、演奏者の技術を存分に引き出します。

ピアノの魅力を存分に味わいたい方や、華やかな旋律が好きな方におすすめの1曲です。

エチュード Op.10 No.5「黒鍵」Frederic Chopin

Kate Liu – Etude in G flat major Op. 10 No. 5 (first stage)
エチュード Op.10 No.5「黒鍵」Frederic Chopin

フランスで活躍したポーランド出身の作曲家、フレデリック・ショパン。

ショパンの代表作品のひとつが、黒鍵を主役に据えた『エチュードOp.10』の第5番です。

「黒鍵のエチュード」という名でも知られていますね。

ピアノの技巧を磨くための練習曲として書かれましたが、その音楽性の高さから、コンサートでもよく演奏される人気曲になりました。

軽快で煌びやかな右手のメロディは、まるで黒鍵の上で踊っているかのよう。

聴いているだけで心が弾むような、明るく前向きな気分にさせてくれる1曲です。

ピアノの華やかさを存分に楽しみたい方におすすめですよ。

エチュード Op25 No.11「木枯らし」Frederic Chopin

AIMI KOBAYASHI– Etude in A minor, Op. 25 No. 11 (18th Chopin Competition, first stage)
エチュード Op25 No.11「木枯らし」Frederic Chopin

19世紀を代表するロマン派の作曲家、フレデリック・ショパンが1836年に作曲したこの曲は、『エチュード 作品25』のなかの第11番です。

激しい音の流れと左手の跳躍が特徴的で、冬の嵐を音で表現したかのよう。

イ短調の主題が繰り返される中、時折ハ長調に転調し、感情的な対比を生み出します。

演奏者には高度な技術と持久力が求められますが、単なる技巧的な練習曲ではなく、深い音楽的表現を伴う作品となっています。

ロマン派音楽の特色である感情の深さと技術的な精緻さを兼ね備えた本作は、ピアノの新たな魅力を発見したい方におすすめです。

映画『グリーンブック』の終盤でも使用されており、主人公のピアニストが演奏するシーンに登場します。

バラード 第1番 Op.23Frederic Chopin

牛田智大 – ショパン: バラード 第1番 ト短調 作品23
バラード 第1番 Op.23Frederic Chopin

ロマン派を代表する作曲家フレデリック・ショパンが1835年に作曲したピアノ独奏曲です。

4曲あるバラードのなかで1番最初に書かれ、ショパンの短い人生の中でも比較的初期にあたる作品。

そのため後期の作品に比べると、エネルギッシュな若さを感じさせられますが、内容の充実さや感情的な深みも十分に兼ね備えています。

2002年の映画『戦場のピアニスト』で使用されたほか、フィギュアスケーターの浅田真央選手と羽生結弦選手が使用したことでも知られています。

ピアノの魅力を存分に味わいたい方におすすめの1曲です。

バラード 第2番 ヘ長調 Op.38Frederic Chopin

PTNA2014コンペ全国決勝/特級 グランプリ 山﨑亮汰 ショパン/バラード第2番 ヘ長調 Op.38
バラード 第2番 ヘ長調 Op.38Frederic Chopin

ロマン派を代表するフレデリック・ショパンの作品は、ピアノ発表会でも人気が高いですね。

本作は、穏やかな旋律から荒々しい激情へと変化する劇的な構成が特徴的。

冒頭の静かなヘ長調から急速で激しいイ短調へと転調し、再び元の主題に戻る展開は、聴衆を引き込む魅力があります。

ショパンの故郷ポーランドへの思いが込められているともいわれ、演奏者の技術と表現力が試される1曲。

高度な技巧を要しますが、その分聴き応えも抜群です!