ショパンの名曲。人気のクラシック音楽
ピアノの名曲、美しい調べをお探しではありませんか。
ポーランドの前期ロマン派を代表とするピアニストであり作曲家のフレデリック・ショパンが残した名曲、おすすめ曲をご紹介します。
ショパンの作品はノクターンだけで21曲もありますが、他にもマズルカやワルツ、ポロネーズなど多くのスタイルによるピアノ曲を残しているのがピアノの詩人と言われる由縁でもあります。
そんなショパンによる美しい旋律の調べにしばし心を奪われてみてください。
ショパンの名曲。人気のクラシック音楽(71〜80)
バラード 第1番 Op.23Frederic Chopin

ロマン派を代表する作曲家フレデリック・ショパンが1835年に作曲したピアノ独奏曲です。
4曲あるバラードのなかで1番最初に書かれ、ショパンの短い人生の中でも比較的初期にあたる作品。
そのため後期の作品に比べると、エネルギッシュな若さを感じさせられますが、内容の充実さや感情的な深みも十分に兼ね備えています。
2002年の映画『戦場のピアニスト』で使用されたほか、フィギュアスケーターの浅田真央選手と羽生結弦選手が使用したことでも知られています。
ピアノの魅力を存分に味わいたい方におすすめの1曲です。
バラード 第2番 ヘ長調 Op.38Frederic Chopin

ロマン派を代表するフレデリック・ショパンの作品は、ピアノ発表会でも人気が高いですね。
本作は、穏やかな旋律から荒々しい激情へと変化する劇的な構成が特徴的。
冒頭の静かなヘ長調から急速で激しいイ短調へと転調し、再び元の主題に戻る展開は、聴衆を引き込む魅力があります。
ショパンの故郷ポーランドへの思いが込められているともいわれ、演奏者の技術と表現力が試される1曲。
高度な技巧を要しますが、その分聴き応えも抜群です!
即興曲 第4番 嬰ハ短調 遺作 作品66 「幻想即興曲」Frederic Chopin

ロマン派を代表する作曲家、フレデリック・ショパンの4つの即興曲のうち、最初に作曲されたのが、最も有名な本作。
1音目のオクターブがなった瞬間、この曲だと気づく方も少なくないはず。
左手は1拍を6等分、右手は8等分したリズムになっているため、練習し始めてしばらくは両手奏のコツをつかむのが難しいかもしれません。
しかし、練習を重ねることで、自然に拍頭を合わせられるようになるでしょう。
根気強く練習を続けてみてくださいね!
ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11 第2楽章「ロマンス・ラルゲット」Frederic Chopin

「フレデリック・ショパンの作品のなかで最も美しい!」と絶賛するピアニストも多い、ピアノの詩人による協奏曲。
ピアノが主体となって奏でる旋律を、弦楽器が優しくサポートする構成が魅力的です。
ショパンの故郷への思いが込められているともいわれる本作は、結婚式や披露宴のBGMとしても人気が高く、感動の演出に欠かせない楽曲の一つとして親しまれています。
ロマンティックな雰囲気に包まれながら、心に残る思い出を作ってみてはいかがでしょうか。
チェロ・ソナタ ト短調 作品65Frederic Chopin

ショパンといえばピアノのイメージがありますが、本作「チェロ・ソナタ ト短調 作品65」は1846年に作曲されました。
彼は生涯で3曲のチェロとピアノの為の室内楽曲を作曲しましたが、この「チェロ・ソナタ ト短調 作品65」が最後の曲となっています。
マズルカ 第36番 イ短調 作品59-1Frederic Chopin

マズルカ第36番 イ短調 作品59-1はショパンの亡くなる4年前、1845年に作曲されました。
続くマズルカ第37番、マズルカ第38番と合わせて「3つのマズルカ」と呼ばれる事もあります。
リリックでマズルカを生んだポーランドの伝統を感じさせる作品です。
マズルカ 第38番 嬰ヘ短調 作品59-3Frederic Chopin

マズルカ第38番 嬰ヘ短調 作品59-3は1845年に作曲されました。
彼のマズルカ作品群は3曲が残されています。
演奏時間は4分弱と小品ではありますが、本曲「マズルカ第38番」が彼の最高傑作の一つとして名高いです。