BGMにおすすめのクラシックの名曲。癒やしのクラシック音楽
クラシック音楽は協会の礼拝音楽であったり、貴族の食事会での生演奏だったり、または美しい風景や人物を表すようなオペラの劇伴音楽など多くの場面で活用されてきました。
知っている曲も背景を調べた後、改めて聞くともともとからBGMに近いような曲想だと感じます。
今回は日常のリラックスタイムに、また、通勤通学時、ランチ・ディナータイムなど、BGMにぴったりの、クラシックの名曲を集めてみました。
誰もが知る有名な曲に改めて耳を傾けるもよし、あまり知られていなかった不世出の名曲まで、さまざまなものを取りそろえてあります。
お気に入りの1曲が見つかると幸いです。
BGMにおすすめのクラシックの名曲。癒やしのクラシック音楽(1〜20)
ピアノとオーケストラのための「パガニーニの主題による狂詩曲」より 第18変奏Sergei Rachmaninov

ピアノとオーケストラのために作曲された名作です。
ニコロ・パガニーニの『24のカプリース』をもとに、24の変奏が繰り広げられます。
特に第18変奏は、優美で魅力的な旋律と和声で多くの人を魅了している人気の高い1曲!
ラフマニノフさんは1934年夏、スイスの自宅でたった7週間で本作を完成させました。
1934年11月、フィラデルフィア管弦楽団とともに初演し、演奏前にクレーム・ド・メンテを飲んで緊張を和らげたそうです。
和音の中のメロディラインを意識的に響かせながら、穏やかにかつロマンティックに演奏したい方におすすめの曲ですね。
G線上のアリアJ.S.Bach

ドイツの作曲家ヨハン・ゼバスティアン・バッハが作曲した名曲。
正式には「管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1086」で第2曲のアリアをピアノ伴奏付のヴァイオリン独奏のために編曲された物で、ニ長調からハ長調へ移調されているので、ヴァイオリンにある4本の弦で最低音の弦で演奏できることからこの名前がつけらとされています。
難しい曲名よりも通称の方が覚えやすいですね。
映画の再開のシーンなどにはいいかもしれません。
美しく青きドナウJohann Strauss II
ウィンナワルツといえば、やはりこの曲が思い浮かびますね。
オーストリアのウィーンを中心に活躍した作曲家ヨハン・シュトラウス2世によるワルツです。
こんなエレガンスな曲でも、当初は男声合唱曲として作られたそうです。
ここまでオーストリアの第2の国歌として愛されるようになったのは、1866年の普墺戦争に敗北後、落胆していた国民を明るく愉快な詞をつけられたこの曲で励まされました。
この曲もスケート場などにいいですね。
ガボットFrançois-Joseph Gossec

優雅な舞曲として、バレエ曲などでも踊られている曲ですが、『ガボット』とは、フランスにみられる地方の農民による踊りで、一種のフォークダンスが始まりです。
独特の曲調は4/4拍子か2/2拍子の軽快なテンポながらどこか品を感じるのは、16世紀~18世紀にかけてフランスの宮廷舞曲だったせいかもしれません。
フランソワ=ジョセフ・ゴセックが作曲した小曲が一番有名です。
少々コミカル的なので、小さい子のお誕生日のBGMにいかがでしょうか。
ベルガマスク組曲 第3曲「月の光」Claude Debussy

クロード・ドビュッシーさんの作品の中でも、親しみやすい曲想で知られる『ベルガマスク組曲』。
その中の一曲は、夜空にぼんやりと浮かぶ月を表すような穏やかで美しいメロディが印象的です。
静かな夜の空に月が浮かぶ神秘的な空間が目の前に広がるような、幻想的で美しい作品です。
1905年に改訂版が出版されたこの曲は、クラシックの演奏会のみならず、映画やCMなどにもたびたび起用されています。
神秘的な雰囲気の曲調は、静かな秋の夜長に聴くのにピッタリ!
ゆったりとした時間を過ごしたい方にオススメの一曲ですよ。