クラシックで聴くジブリの名曲
優美なクラシックの調べに乗せて、ジブリ映画の感動が新たな輝きを放ちます。
手嶌葵さんや平原綾香さんの心揺さぶる歌声が、格調高いオーケストラの響きと共に映画の名シーンを鮮やかに彩ります。
ピアノの繊細な旋律から壮大な管弦楽の響きまで、クラシックならではの豊かな表現力が、懐かしい映画の世界へと私たちを誘います。
思い出の一曲一曲に新たな感動が宿る、至福のひとときをお楽しみください。
ハウルの動く城(1〜20)
世界の約束

「ハウルの動く城」より。
ヒロインの声優も務めた倍賞千恵子の楽曲で、主題歌として使用されました。
元々は作曲者の木村弓が自身のアルバム用に制作し、谷川俊太郎に作詞を依頼して作られた楽曲でしたが、監督の宮崎駿により、同映画の主題歌に選ばれました。
編曲は久石譲です。
未来に希望を抱いて、という作詞者の思いがこもった歌詞になっており、柔らかい歌声に包み込まれるような楽曲です。
オープニング・エンディングで使用された「人生のメリーゴーランド」も倍賞千恵子の楽曲となっています。
人生のメリーゴーランド久石譲

「ハウルの動く城」より。
この楽曲を手掛けた久石譲は、主人公の18歳から90歳になるまでの微妙な感情の変化・感情の浮き沈みをメリーゴーランド(ワルツの形式)で表現したと語っています。
久石譲は作曲家、編曲家、指揮者、ピアニストとして多方面で活動。
映画音楽を中心に手掛け、ジブリ作品では「風の谷のナウシカ」から「かぐや姫の物語」まで全ての映画の音楽を手掛けています。
優雅なワルツのメロディーが神秘的な世界を作り出しています。
ピアノソロが始まった瞬間から異空間の雰囲気が漂う、まさにジブリ、といった楽曲です。
千と千尋の神隠し(1〜20)
「千と千尋の神隠し」より「いつも何度でも」~「ふたたび」

こちらもとても雰囲気があって素敵な曲に仕上がっています。
大好きな曲で、映画で何度も見ましたし、聴き入りました。
ずっと聴いていたくなるようなメロディーが大好きです。
木琴が素晴らしくかっこいいと思えてしまう作品になっています。
ふたたび平原綾香

「千と千尋の神隠し」より。
劇中で流れる曲に歌詞をつけた楽曲で、イメージソングにもなっています。
平原綾香はシンガーソングライター、そしてサックス奏者としても活動しています。
2003年に発売されたデビュー曲「Jupiter」は発売2年半で100万枚(出荷)を達成し、大ヒットとなりました。
美しい伸びやかな歌声が、久石譲が手掛けた音楽と合わさり、壮大で胸に迫る楽曲になっています。
いつも何度でも

「千と千尋の神隠し」より。
原曲は木村弓です。
この楽曲の作詞も担当した覚和歌子は、作詞家、詩人、シンガーソングライターとして活動しており、SMAPや夏川りみなどさまざまなアーティストに作詞を提供しています。
この楽曲では第43回日本レコード大賞金賞等を受賞しました。
また、同じくジブリ映画「崖の上のポニョ」の楽曲「海のおかあさん」でも作詞を努めました。
映画と共に多くの人が知っている、死を思わせる歌詞ながらも、どこか心が落ち着く曲調が胸に響く楽曲です。