おすすめのゲーム音楽。魅力がある、聴きたいおすすめの名曲、人気曲
さまざまなゲーム音楽の中から、スタジオスタッフがおすすめする魅力があるゲーム音楽、人気のBGMをセレクトしてみました。
ゲーマーならずとも胸熱くなる必聴のプレイリストです!
おすすめのゲーム音楽。魅力がある、聴きたいおすすめの名曲、人気曲(1〜10)
Dearly BelovedNEW!下村陽子

『キングダム ハーツ』シリーズのタイトル画面で流れるピアノ曲として、世界中のファンに愛され続けている作品です。
下村陽子さんが手がけた本作は、2002年に発売されたアルバム『KINGDOM HEARTS Original Soundtrack』に収録。
静かに波打つようなアルペジオと切ないメロディーが、これから始まる冒険への期待と、大切な人を想う気持ちを呼び起こしてくれます。
シリーズを通じてオーケストラ版やジャズアレンジなど、さまざまなバージョンが制作されており、どれも物語の「心と絆」というテーマを見事に表現しているんですよね。
本作は「KINGDOM HEARTS Orchestra」などのコンサートでもたびたび演奏され、ゲームを知らない方にも深い感動を与えています。
懐かしい冒険の記憶に浸りたいとき、そっと寄り添ってくれるような一曲です。
Ryu’s ThemeNEW!下村陽子

1991年3月、ゲームセンターに衝撃が走りました。
カプコンのアーケードゲーム『ストリートファイターII -The World Warrior-』が稼働を開始し、対戦格闘ゲームの歴史が大きく動き出したのです。
日本ステージで流れるリュウのテーマは、下村陽子さんが手がけた楽曲の中でも象徴的な一曲。
和太鼓や拍子木を思わせる打楽器のアタック音から始まり、エレキギターやシンセリードが力強いメロディを奏でます。
「求道者」としてのストイックさを表現しつつ、どこか哀愁を帯びた旋律も和風要素を感じさせるのが素晴らしいですね。
本作はスーパーファミコン版やメガドライブ版など数多くの移植作品でアレンジされ続け、2015年にはアルバム『Street Fighter II The Definitive Soundtrack』にも収録されました。
格闘ゲームファンはもちろん、90年代のアーケード文化に思い入れのある方にぜひ聴いていただきたい名曲です。
You Were ThereNEW!大島ミチル

PlayStation 2の名作アクションアドベンチャー『ICO』のエンディングを彩る、大島ミチルさんによる珠玉のボーカル曲。
2002年2月に公式サウンドトラック『ICO~霧の中の旋律~』の収録曲として発売された本作は、イギリスの少年合唱団Liberaのメンバーが歌い上げる透明感あふれる歌声が印象的です。
孤島や霧に包まれた丘といった幻想的な風景を描きながら、かけがえのない存在との記憶を静かに確かめる歌詞は、ゲーム本編で紡がれた少年と少女の短くも濃密な旅路と深く響き合います。
環境音中心のミニマルなサウンドが続く本編から一転、エンディングで流れ出すオーケストラとボーイソプラノの調べは、プレイヤーの胸に深い余韻を残すでしょう。
PlayStation Game Music大賞2018では11位にランクインするなど、発売から長い年月を経た今も愛され続けています。
静謐な作品世界に浸りたい方や、心に染みる旋律を求める方におすすめの一曲です。
プロローグ~古えの地へ~NEW!大谷幸

ゲームを起動した瞬間、まるで古代遺跡の扉が開くかのような荘厳なオーケストラが鳴り響く。
2005年10月にPlayStation 2用ソフトとして発売された『ワンダと巨像』のオープニングを飾るこの楽曲は、大谷幸さんが手がけたシンフォニック・スコアの真骨頂です。
低音弦とブラスが織りなす重厚な和音、そこに重なるコーラスの響きが、禁断の地へと足を踏み入れる主人公の決意と不安を見事に表現しています。
ハリウッド映画を思わせる壮大さでありながら、どこか物悲しい旋律が胸を締めつけるのですね。
本作はアルバム『ワンダと巨像 大地の咆哮』に収録され、2006年のGame Developers Choice Awardsで5冠を達成したゲームの世界観を支える重要な一曲となりました。
壮大な冒険譚や神話的な物語に心惹かれる方にぜひ聴いていただきたい名曲です。
Theme of LauraNEW!山岡晃

霧に包まれた街へ降り立つ瞬間、プレイヤーの心を鷲づかみにするあのメロディー。
山岡晃さんが手がけたプレイステーション2用ホラーゲームのメインテーマは、2001年10月にサウンドトラック盤で世に出た名曲です。
哀愁を帯びたギターリフが繰り返され、そこにパーカッションが重なることで、静かな絶望とかすかな希望が同居する独特の音世界が広がります。
インダストリアルやトリップホップを横断する山岡さんらしいサウンドでありながら、本作ではロック寄りのエモーショナルな側面が前面に出ているのが印象的です。
2024年にはリメイク版サントラで新アレンジも収録され、20年以上を経てなお進化を続けています。
YouTubeの公式動画において1,000万回以上の再生を記録、海外のコメントも多数あることからその人気がうかがえますよね。
ゲーム音楽の枠を超えた芸術性を味わいたい方、心理的な深みのあるサウンドに浸りたい方にぜひ聴いていただきたい一曲です。
Bloody TearsNEW!松原健一

1987年8月にファミリーコンピュータ ディスクシステム向けに発売された『ドラキュラII 呪いの封印』の昼間のフィールドで流れるBGMとして、ゲーム音楽史に名を刻んだ一曲です。
松原健一さんが手がけたこの楽曲は、パイプオルガンを思わせる荘厳なイントロから、疾走感あふれるリズムへとなだれ込む構成が圧巻。
マイナーキーを基調とした哀愁漂う旋律と、前へ突き進むような力強いビートが、呪いを解くため戦い続ける主人公の宿命と決意を見事に描き出しています。
8ビット音源の制約の中で、これほど劇的なドラマを紡ぎ出した手腕には脱帽するほかありません。
本作はシリーズを代表するテーマとして、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』でも新アレンジが収録されました。
ゴシックホラーの世界観に浸りたい方、レトロゲームの音楽に興味がある方にぜひ聴いてほしい名曲です。
Dr.WILY STAGE 1NEW!立石孝

ファミコンの制約の中で生まれた伝説的なチップチューンといえば、『ロックマン2 Dr.ワイリーの謎』に収録されたワイリーステージのBGMを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
1988年12月に発売された本作のサウンドを手がけた立石孝さんは、厳しい音源制約の環境でクールさと高揚感が一体となったリードフレーズと、うねるようなベースライン、疾走感あふれるリズムが一体となった見事なBGMを作曲、プレイヤーのゲームに対する期待感を最大限に引き出します。
ラスボスの城に乗り込む緊張と達成感を見事に表現したこの楽曲は、海外メディアの名曲ランキングでも上位に選出されるほどの評価を獲得。
難関ステージで何度もゲームオーバーを繰り返すうちに、メロディが脳裏に焼き付いた方も少なくないはずです。
レトロゲームの魅力を再発見したい方にぜひ聴いていただきたい一曲です。






