【2025】名曲多数登場!懐かしの日本のゲーム音楽まとめ
ピコピコ音が鳴り響いていた時代から、オーケストラ演奏もされるほどの芸術性を獲得したゲーム音楽。
ファミコンやスーパーファミコン、プレイステーションで遊んだあの日々を思い出すと、メロディと一緒に当時の興奮が蘇ってきますよね!
コントローラーを握りしめながら夢中になった冒険の数々を彩ったゲームBGMたち。
この記事では、昭和から00年代半ばまでに生まれた懐かしのゲーム音楽を厳選してお届けします。
海外でも芸術作品として高い評価を受けているものからカルト的人気を誇る曲まで、ゲームサントラの魅力を存分に味わってください!
【2025】名曲多数登場!懐かしの日本のゲーム音楽まとめ(1〜10)
地上BGMNEW!近藤浩治

空前の大ブームを巻き起こした『スーパーマリオブラザーズ』において、ワールド1-1の最初の一歩から流れる楽曲こそ、近藤浩治さんが手がけたシリーズを象徴するテーマです。
ファミコンのわずか4音源という制約の中で、カリプソやラテン音楽に由来するシンコペーションを駆使し、マリオが走りジャンプする躍動感と見事にシンクロするサウンドに仕上がっています。
2023年にはビデオゲーム音楽として初めてアメリカ議会図書館のナショナル・レコーディング・レジストリに登録され、文化的価値が公式に認められました。
本作はテレビCMやテーマパーク、映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』など、あらゆるメディアで使用されています。
チップチューンの原点に触れたい方はもちろん、ゲーム音楽の歴史を感じたいすべての方におすすめの一曲です!
序曲NEW!すぎやまこういち

ゲーム音楽の歴史を語るうえで欠かせない、壮大なファンファーレと行進曲で構成された『ドラゴンクエスト』シリーズの象徴的なテーマ曲。
すぎやまこういちさんが手がけた本作は、1986年5月にファミリーコンピュータ用ソフトのタイトル画面BGMとして世に出て以来、シリーズ全作品で愛され続けています。
同年10月には『組曲「ドラゴンクエスト」』としてオーケストラ版が収録され、ゲーム音楽がクラシックと同列に評価される転換点となりました。
2021年7月の東京五輪開会式では選手入場曲として起用され、世界中にその旋律が響き渡ったことも記憶に新しいですよね。
冒険の始まりを予感させる高揚感あふれる本作は、ゲームをプレイした方はもちろん、壮大なオーケストラサウンドを楽しみたい方にもおすすめの一曲です。
太陽は昇るNEW!近藤嶺

カプコンのアクションアドベンチャー『大神』のクライマックスを彩る壮大なバトル曲として、近藤嶺さんが手がけた和風シンフォニックの傑作です。
和太鼓や篠笛といった和楽器の響きと、オーケストラの重厚なサウンドが見事に融合し、物語の最終決戦にふさわしい高揚感を生み出していますよね。
静かな笛の導入から徐々に楽器が重なり、サビで一気に開けるような展開は、闇を払う太陽の光を音で表現しているかのよう。
2006年5月発売のアルバム『大神 オリジナル・サウンドトラック』に収録され、2019年の『週刊ファミ通』読者投票では「ゲーム音楽最高の1曲」第1位に輝きました。
ピアノアレンジやジャズバージョンなど多彩な形で展開されている点も魅力です。
和の世界観に浸りたい方や、ゲーム音楽の奥深さを体感したい方におすすめの一曲です。
CHRONO CROSS ~時の傷痕~NEW!光田康典

1999年11月にPlayStationで発売されたRPG『クロノ・クロス』のオープニングを飾るメインテーマです。
作曲を手がけたのは『クロノ・トリガー』や『ゼノギアス』でも知られる光田康典さん。
ケルト音楽やバルカン半島の民族音楽を融合させた「ラジカル・トラッド」と呼ばれる独自のサウンドが堪能できます。
ティン・ホイッスルやアイリッシュ・ブズーキ、フィドルといった民族楽器に加え、尺八の響きも重なり、エキゾチックな雰囲気を醸し出しているのが印象的ですね。
ファン投票企画「みんなで決めるゲーム音楽ベスト100」では第1位に輝いた実績もあり、ゲーム音楽史に残る名曲として愛され続けています。
起動直後に流れる美しいCG映像とともに耳にした記憶がある方も多いのではないでしょうか。
壮大な冒険の予感を胸に抱きたいとき、ぜひ聴いていただきたい一曲です。
Ryu’s ThemeNEW!下村陽子

1991年3月、ゲームセンターに衝撃が走りました。
カプコンのアーケードゲーム『ストリートファイターII -The World Warrior-』が稼働を開始し、対戦格闘ゲームの歴史が大きく動き出したのです。
日本ステージで流れるリュウのテーマは、下村陽子さんが手がけた楽曲の中でも象徴的な一曲。
和太鼓や拍子木を思わせる打楽器のアタック音から始まり、エレキギターやシンセリードが力強いメロディを奏でます。
「求道者」としてのストイックさを表現しつつ、どこか哀愁を帯びた旋律も和風要素を感じさせるのが素晴らしいですね。
本作はスーパーファミコン版やメガドライブ版など数多くの移植作品でアレンジされ続け、2015年にはアルバム『Street Fighter II The Definitive Soundtrack』にも収録されました。
格闘ゲームファンはもちろん、90年代のアーケード文化に思い入れのある方にぜひ聴いていただきたい名曲です。
Green Hill ZoneNEW!中村正人

メガドライブ向け横スクロールアクションゲーム『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』の最初のステージで流れるこの楽曲は、1991年7月に日本で発売されたソフトとともに世に出ました。
作曲を手がけたのはDREAMS COME TRUEのリーダーであり、ベーシスト兼プロデューサーとして活躍する中村正人さんです。
16ビット機のFM音源という制限のなかで、ポップスとしても成立するメロディを目指したという本作は、明るく跳ねるようなリズムと洗練されたコード進行が印象的。
草原を駆け抜ける爽快感を音楽で見事に表現しています。
2020年公開の実写映画『ソニック・ザ・ムービー』ではピアノアレンジが使用され、続編の日本公開時にはDREAMS COME TRUEによる歌入りバージョンが主題歌として起用されました。
レトロゲームの思い出に浸りたい方はもちろん、チップチューンとJ-POPの融合に興味がある方にもおすすめしたい一曲です。
You Were ThereNEW!大島ミチル

PlayStation 2の名作アクションアドベンチャー『ICO』のエンディングを彩る、大島ミチルさんによる珠玉のボーカル曲。
2002年2月に公式サウンドトラック『ICO~霧の中の旋律~』の収録曲として発売された本作は、イギリスの少年合唱団Liberaのメンバーが歌い上げる透明感あふれる歌声が印象的です。
孤島や霧に包まれた丘といった幻想的な風景を描きながら、かけがえのない存在との記憶を静かに確かめる歌詞は、ゲーム本編で紡がれた少年と少女の短くも濃密な旅路と深く響き合います。
環境音中心のミニマルなサウンドが続く本編から一転、エンディングで流れ出すオーケストラとボーイソプラノの調べは、プレイヤーの胸に深い余韻を残すでしょう。
PlayStation Game Music大賞2018では11位にランクインするなど、発売から長い年月を経た今も愛され続けています。
静謐な作品世界に浸りたい方や、心に染みる旋律を求める方におすすめの一曲です。





