洋楽ヘビーメタル入門編。メタルの歴史を変えた名曲たち
ヘビーメタルという音楽ジャンルは多くのサブ・ジャンルが存在しており、その幅広さは当のメタル・ファンであっても好みが分かれるほどです。
「メタルは好きだけどデスメタルはちょっと……」という方もいらっしゃいますし、エクストリームなメタル以外に興味がない方、どんなメタルでもいける方、さまざまというのがおもしろいですよね。
これからメタルを聴こうという方は、どこから聴けばよいのか迷ってしまうかもしれません。
今回の記事では、そんなメタル初心者の方に向けてオススメの名曲、人気曲をご紹介します!
王道のヘビーメタルだけではなく、メタルの可能性を示すサブ・ジャンルにも目を向けた幅広いラインアップをぜひお楽しみください。
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洋楽ヘビーメタル入門編。メタルの歴史を変えた名曲たち(71〜80)
HeartworkCarcass

それまでのメタルよりも重厚なサウンド、攻撃的でハイスピードな楽曲という特徴を持つエクストリームメタルバンドの代表格・カーカスの楽曲。
メロディックデスメタルに正統性を与えたと言われている4thアルバム『Heartwork』のタイトルトラックで、ブラストビートのドラムとエッジの効いたギターリフによるオープニングから泣きのツインリードギターへと進行していくイントロがドラマチックですよね。
凶暴性を感じるデスボイスをフィーチャーはもちろん、その高い演奏技術とアレンジに聴き入ってしまう方も多いのではないでしょうか。
デスメタルがただ激しいだけの音楽ではないということを教えてくれるナンバーです。
Round And RoundRatt

1980年代に隆盛したLAメタルの代表的なバンドの一つ、ラットの楽曲。
デビューアルバム『Out Of The Cellar』に収録されたナンバーで、ブリッジミュートを絡めたヘビーなギターリフと、ヘビーな中にもポップ性を持ったメロディーがテンションを上げてくれますよね。
メタルナンバーというとボーカルが聴きとりづらい、テンポが速すぎて何をやっているかわからない、といったイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、同曲ではロックのかっこよさとメタルの重厚感が楽しめます。
メタル初心者の方にもオススメのナンバーです。
Radio MagicEARTHSHAKER

1978年から1994年まで活動し、1999年に再結成を果たした関西出身のヘビーメタルバンド・EARTHSHAKERの楽曲。
ヘビーで疾走感のあるギターリフと、楽曲全体に漂う爽やかさが秀逸なナンバーです。
バンドサウンドこそメタルらしいアレンジが施されていますが、キャッチーな歌詞やボーカルメロディーが耳に残るポップなナンバーとして仕上がっています。
また、日本語歌詞であることも聴きやすく、メタル初心者の方がまず何を聴こうか迷ったら聴いてみてほしい楽曲です。
洋楽ヘビーメタル入門編。メタルの歴史を変えた名曲たち(81〜90)
Where Dead Angels LieDissection

スウェーデンが誇るエクストリームメタルの雄、Dissectionの代表的な1曲。
1995年にリリースされた伝説的な名盤『Storm of the Light’s Bane』に収録されています。
美しくも荒涼としたメロディと、ダークで詩的な歌詞が織りなす世界観は圧巻。
天使や闇、死といったテーマを通じて、人間存在の儚さや孤独を描き出しています。
Jon Nödtveidtさんの深い想いが込められた本作は、ブラックメタルの新境地を切り開いた名曲として、今なお多くのファンに愛され続けています。
メタルの荒々しさと美しさを同時に味わいたい方にぜひ聴いてほしい1曲です。
Home Sweet HomeMötley Crüe

大会場を中心としたライブや強いコマーシャル性を特徴としたスタジアム・ロックというムーブメントの代表的なバンド、モトリー・クルーの楽曲。
1985年に発表した3rdアルバム『Theatre Of Pain』に収録されたナンバーで、叙情的なピアノの伴奏から始まるロックバラードです。
激しい楽曲ばかりを演奏しているイメージを持たれがちなメタルバンドですが、その高い演奏技術から紡がれるバラードの世界観は圧巻ですよね。
数々のアーティストもカバーしている、モトリー・クルーの新たな一面を発見できるナンバーです。
One Of These DaysNARITA

デンマーク出身のテクニカル集団、NARITA。
デンマークのバンドがなぜNARITA?
と気になるところですが、バンド名の胡散臭さに反して高速ツインギターを擁する正統派のヘビーメタルバンドです。
そのギターのあまりの難易度に当時のギター誌でも評判になったほど。
この曲でもその片鱗が垣間見えます。
おわりに
グランジやオルタナティブ・ロックが全盛期であった1990年代はヘビーメタルにとって受難の時代とも言われていますが、実際にはさまざまなサブ・ジャンルが生まれていたことが、今回紹介した楽曲たちからも分かるのではないでしょうか。
メタルの歴史は現在進行形で続いておりますし、これからも止まることなく続いていくのです!