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おすすめのハードロック・ヘビーメタル

洋楽ヘビーメタル入門編。メタルの歴史を変えた名曲たち

ヘビーメタルという音楽ジャンルは多くのサブ・ジャンルが存在しており、その幅広さは当のメタル・ファンであっても好みが分かれるほどです。

「メタルは好きだけどデスメタルはちょっと……」という方もいらっしゃいますし、エクストリームなメタル以外に興味がない方、どんなメタルでもいける方、さまざまというのがおもしろいですよね。

これからメタルを聴こうという方は、どこから聴けばよいのか迷ってしまうかもしれません。

今回の記事では、そんなメタル初心者の方に向けてオススメの名曲、人気曲をご紹介します!

王道のヘビーメタルだけではなく、メタルの可能性を示すサブ・ジャンルにも目を向けた幅広いラインアップをぜひお楽しみください。

洋楽ヘビーメタル入門編。メタルの歴史を変えた名曲たち(11〜20)

Dr. FeelgoodMötley Crüe

Mötley Crüe – Dr. Feelgood (Official Music Video)
Dr. FeelgoodMötley Crüe

大会場を使用した派手なライブや強烈なコマーシャル性を特徴としたスタジアムロックの代表格として知られ、L.A.メタルの代表的なバンドでもあるモトリー・クルーの楽曲。

メンバー全員がドラッグを絶って製作された5thアルバム『Dr.Feelgood』のタイトルトラックで、シングルとしても全米6位を獲得したことからバンドの代表曲として知られています。

重厚なサウンドとポップなメロディーやコード進行で展開するアレンジは、まさにL.A.メタルというジャンルを象徴しているようなポップ性にあふれていますよね。

ロックは好きだけどメタルは抵抗がある、というリスナーにも入門編として聴いてほしいメタルの名曲です。

Never DieYngwie Malmsteen

メタルサウンドに大々的にクラシックの要素をミックスさせた革新的なサウンドと超絶テクニックで、ネオクラシカルブームの先駆けとなったギタリストとして知られるイングヴェイ・マルムスティーンさんの楽曲。

7thアルバム『The Seventh Sign』のオープニングを飾るナンバーで、トレードマークの速弾きと、マイク・ヴェセーラさんの圧倒的な声量から生まれる歌唱力に度肝を抜かれる方も多いのではないでしょうか。

ツーバスによるメタル然としたビートでありながら、美しいメロディーで構築されているクラシカルなアレンジは、これまで数々のミュージシャンが模倣しながらも生み出せないオリジナリティーにあふれています。

Spit It OutSlipknot

Slipknot – Spit It Out [OFFICIAL VIDEO] [HD]
Spit It OutSlipknot

1990年代末期、世紀末という混沌の時代が生んだ最後の異形、それがスリップノットです。

コーンが先導を切り、リンプ・ビズキットが巨大な成功を収めてニューメタル・ブームが巻き起こっていた1999年にメジャー・デビューを果たしたスリップノットは、覆面マスクとおそろいのつなぎを装着した姿もあって最初はイロモノ扱いされていた時期もありましたが、あまりにも強烈極まりないサウンドをまとめあげる確かな演奏技術と、スタジオ音源の何倍にもアグレッシブさを増したライブ・パフォーマンスのすごさがすぐに日本にも波及、一気にトップ・バンドへと駆け上がりました。

その後の激動のバンド史については言及を避けますが、2020年代の今になって彼らの音から影響を受けたと思われるデスコア勢が多く登場していることも鑑みて、スリップノットの評価は今後もますます高まっていくと確信しております。

今回取り上げている楽曲は、初期の名曲にしてライブでもオーディエンスの盛り上がりが最高潮に達する名曲『Spit It Out』です。

ラップメタル的な要素も強く、ソリッドかつ変則的なリフとスクラッチ音が過激に融合、いかにもこの当時のスリップノットらしいリズム・パターン、抜群にキャッチーなサビも含めて、こういったキラーチューンがあればこそ、彼らの快進撃もあったのだなと改めて実感する次第ですね。

余談ですが、この楽曲のMVはあの名作映画『シャイニング』のパロディーとなっており、初期のスリップノットが持っていたブラックなユーモアたっぷりの映像が楽しめますよ。

Hammer Smashed FaceCannibal Corpse

結成当初から変わらない一貫したスタイルで世界中のデスメタルバンドに影響を与え続けているカンニバル・コープスの1作目のシングル曲。

デスメタルというジャンルの創成期を象徴する人気曲の一つで、人間離れしたデスボイス、ノイジーなギターサウンド、目まぐるしく変化していくビートなど、多くのリスナーがデスメタルにイメージするであろう要素が詰め込まれていますよね。

ヒステリックでありながら複雑に展開していくアレンジは、聴けば聴くほどその魅力に取りつかれてしまう方も多いのではないでしょうか。

メタルというジャンルに新たな世界観を生み出したバンドの、初期を代表するナンバーです。

Take This LifeIn Flames

In Flames – Take This Life (Official Music Video)
Take This LifeIn Flames

デスメタルの暴虐性に伝統的なヘビーメタルの様式美を取り入れ、後に「メロディック・デスメタル」と呼ばれるサウンドを生み出したバンドの中でも、特に北欧のメロデス勢における最も有名な存在の1つといえば、スウェーデン出身のイン・フレイムスでしょう。

日本ではイエテボリ・サウンドと呼ばれて親しまれている彼らが1990年代に生み出したメロデス・スタイルは、2000年代以降のアメリカのハードコア界隈のバンドの強烈なインスピレーションとなって、いわゆるメタルコアのブームへとつながっていった事実は、ヘビーメタルの歴史という意味でも非常に重要なトピックと言えましょう。

そういった点を踏まえつつ、ここではあえてイン・フレイムスが逆にモダンなメタルコアへ接近し、従来のメロデスからオルタナティブ・メタルへと移行する中で生まれた2006年リリースの傑作『Come Clarity』のオープニングを飾る楽曲『Take This Life』を紹介します。

初期のアグレッシブなサウンドと北欧らしいメロディックさ、流麗なギターの絡み合い、モダンなヘビネスを兼ね備えた名曲であり、アルバム自体がアメリカでパンク系のバンドが所属している名門Ferret Musicからリリースされたこともあり、アメリカで成功を収めるきっかけとなった楽曲とも言えるのですね。

アメリカのバンドが憧れてやまない、独特の哀愁はやはり北欧ならではのものでしょう。