洋楽ヘビーメタル入門編。メタルの歴史を変えた名曲たち
ヘビーメタルという音楽ジャンルは多くのサブ・ジャンルが存在しており、その幅広さは当のメタル・ファンであっても好みが分かれるほどです。
「メタルは好きだけどデスメタルはちょっと……」という方もいらっしゃいますし、エクストリームなメタル以外に興味がない方、どんなメタルでもいける方、さまざまというのがおもしろいですよね。
これからメタルを聴こうという方は、どこから聴けばよいのか迷ってしまうかもしれません。
今回の記事では、そんなメタル初心者の方に向けてオススメの名曲、人気曲をご紹介します!
王道のヘビーメタルだけではなく、メタルの可能性を示すサブ・ジャンルにも目を向けた幅広いラインアップをぜひお楽しみください。
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洋楽ヘビーメタル入門編。メタルの歴史を変えた名曲たち(61〜70)
Look at YourselfUriah Heep

イギリスのハードロックバンド、Uriah Heep(ユーライアヒープ)が1971年10月にリリースした同名の3rdアルバムのオープニングを飾る曲。
バンド初の全英チャート入りを果たした楽曲でもあります。
70年代の楽曲ということもあり、ヘヴィメタルというよりはハードロック的なニュアンスの濃い楽曲ですが、バンドのリーダーでもあるケン・ヘンズレーのハモンドオルガンが唸りを上げて大活躍するアップテンポの楽曲には、21世紀を迎えている今になって聴いてもワクワクできるものがあります。
オルガンとギターのユニゾンによる中間部パートもスリリングでオススメです!
実は筆者もキーボードプレイヤーとしてバンドを始めた頃には、この曲をコピーしたことがあります。
HM/HR好きなキーボードプレイヤーの方にはぜひご一聴いただきたい一曲です!
Daddy, Brother, Lover, Little Boy [The Electric Drill Song]Mr. BIG
![Daddy, Brother, Lover, Little Boy [The Electric Drill Song]Mr. BIG](https://i.ytimg.com/vi/46BCpSJKIjw/sddefault.jpg)
1989年にビリー・シーン(b)、ポール・ギルバート(g)、エリック・マーティン(vo)、パット・トーピー(ds)という、すでに人気、実績ともに十分な4人で結成された、いわゆるスーパーバンドの楽曲ですね。
アップテンポの非常に楽曲で、共にバカテクで知られるビリーとポールのギターとベースによる超高速ユニゾンプレイも存分に楽しめる楽曲になっています。
そして、この曲のハイライトは何と言っても、間奏後半の電気ドリルを使ったギター&ベースによるユニゾンプレイ!
とてもスリリングな一曲です!
Endless DarkHiM

若い女性を中心に高い人気を誇るフィンランドのゴシックメタルバンドの一曲です。
この曲は非常にテクニカルで重いギターリフと独特な世界観が印象的な一曲で、ゴシックメタルを代表するのにふさわしい名曲となっています。
Christmas Eve/Sarajevo 12/24SAVATAGE

SAVATAGEの中でも珍しいインスト曲です。
曲のタイトルとは裏腹に悲しい旋律に満ちたこの曲の一番の聴きどころは名手アル・ピトレリの咆哮のようなギターソロです。
表現力豊かなギターソロはただただ感動の一言。
ぜひ、聴いてみて下さい。
Green MachineKyuss

メタルやサイケデリックロックを融合したストーナーメタルというジャンルにおいて中心的なバンドとして活躍したアメリカ出身のロックバンド・カイアスの楽曲。
2ndアルバム『Blues for the Red Sun』からシングルカットされた楽曲で、厚みのあるバンドサウンドと疾走感がテンションを上げてくれるナンバーです。
メタルというよりはブルーズに近いギターサウンドには、一般的に知られるメタルバンドを聴いてきたリスナーは衝撃を受けるかもしれませんね。
独特なバンドサウンドがキャッチーな、メタルというジャンルの可能性を再確認させてくれるナンバーです。
OblivionMastodon
長年熱狂的な支持者に支えられているアメリカのプログレッシブメタルバンドの大人気曲です。
この曲は彼らの壮大なロックオペラのアルバムのリード曲となっていて、非常に独特な世界観がテクニカルなギタープレイによって表現された名曲です。
Save meEdguy

南米でも高い人気を誇るドイツのメロディックパワーメタルバンドの人気曲です。
この曲は美しくメロディックなボーカルによってストレートでメッセージ性の高い歌詞が歌われる一曲で、メロディックなギターと相まって非常に良い名曲となっています。
ShotgunLimp Bizkit

アメリカの大人気ラップメタルバンドの一曲です。
この曲は彼ららしい軽快でテクニカルなMCのラップと重くかつ過激なギターサウンドが光る一曲で、非常にノリもよくラップメタルの楽曲を語るうえで外すことのできない名曲です。
Edge Of A Broken HeartVixen

女性版ボン・ジョヴィなどとも呼ばれ、1980年代のHR/HMムーブメント期から活動しているガールズメタルバンド・ヴィクセンの楽曲。
女性らしい繊細なフーレジングや、サビでの美しいコーラスワークが秀逸なメタルナンバーです。
ヒステリックなギターリフやリズム隊のタイトなビートなど、メタルナンバーらしい要素にあふれている楽曲ですが、ボーカルのキャッチーなメロディーがインパクトになっているため、メタルを聴いたことがない方にも聴きやすいナンバーと言えるのではないでしょうか。
Lets Get RockedDef Leppard

イギリス出身のバンド、DEF LEPPARDの5thアルバム『Adrenalize』の1曲目を飾る楽曲で、非常にDEF LEPPARDらしいミドルテンポのポップでヘヴィな楽曲に仕上げられています。
サウンドメイク的には、大ヒットアルバムとなった前作『Hysteria』を引き継いだものになっており、非常に繊細に構築されたサウンドメイクと分厚いコーラスが楽しめるものです。
このあたりはバンドのソングライティングやアレンジの実力もさることながら、エグゼクティブプロデューサーとして制作に参加していたロバート・ジョン・マット・ラングの手腕によるところが大きいのだろうなーと思います。
時代を経ても色褪せない名曲だと思います。
筆者はDEF LEPPARDのサウンドメイクには個人的にもすごく影響を受けていることもあって大好きな一曲です!
洋楽ヘビーメタル入門編。メタルの歴史を変えた名曲たち(71〜80)
Home Sweet HomeMötley Crüe

大会場を中心としたライブや強いコマーシャル性を特徴としたスタジアム・ロックというムーブメントの代表的なバンド、モトリー・クルーの楽曲。
1985年に発表した3rdアルバム『Theatre Of Pain』に収録されたナンバーで、叙情的なピアノの伴奏から始まるロックバラードです。
激しい楽曲ばかりを演奏しているイメージを持たれがちなメタルバンドですが、その高い演奏技術から紡がれるバラードの世界観は圧巻ですよね。
数々のアーティストもカバーしている、モトリー・クルーの新たな一面を発見できるナンバーです。
Death Of MeAsking Alexandria

若者を中心に高い人気を誇るイギリスのオルタナティブメタルバンドの一曲です。
この曲は彼ららしい過激なギターサウンドとボーカルのデスヴォイスが光る一曲で、一般的なヘヴィメタルより過激なサウンドがクセになる名曲です。
Where Dead Angels LieDissection

スウェーデンが誇るエクストリームメタルの雄、Dissectionの代表的な1曲。
1995年にリリースされた伝説的な名盤『Storm of the Light’s Bane』に収録されています。
美しくも荒涼としたメロディと、ダークで詩的な歌詞が織りなす世界観は圧巻。
天使や闇、死といったテーマを通じて、人間存在の儚さや孤独を描き出しています。
Jon Nödtveidtさんの深い想いが込められた本作は、ブラックメタルの新境地を切り開いた名曲として、今なお多くのファンに愛され続けています。
メタルの荒々しさと美しさを同時に味わいたい方にぜひ聴いてほしい1曲です。
Round And RoundRatt

1980年代に隆盛したLAメタルの代表的なバンドの一つ、ラットの楽曲。
デビューアルバム『Out Of The Cellar』に収録されたナンバーで、ブリッジミュートを絡めたヘビーなギターリフと、ヘビーな中にもポップ性を持ったメロディーがテンションを上げてくれますよね。
メタルナンバーというとボーカルが聴きとりづらい、テンポが速すぎて何をやっているかわからない、といったイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、同曲ではロックのかっこよさとメタルの重厚感が楽しめます。
メタル初心者の方にもオススメのナンバーです。
Square HammerGHOST

2016年にリリースされた、スウェーデン出身のゴーストを代表する楽曲です。
ビルボードのチャートで1位を獲得し、「メタル・ソング・オブ・ザ・ディケイド」に選出されたという輝かしい記録からも、この曲の圧倒的なインパクトがわかりますよね。
悪魔に忠誠を誓うというミステリアスな世界観を、一度聴けば口ずさめるキャッチーなメロディに乗せるセンスはまさに唯一無二!
荘厳なオルガンのイントロから一気に引き込まれる、その劇場的なサウンドに魅了されること間違いなしです。
ゴーストの描く壮大な物語の扉を開くこの一曲を、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか?
JadedSpiritbox

2024年のグラミー賞「ベスト・メタル・パフォーマンス」部門にノミネートされ、世界的な注目を集めた楽曲です。
カナダ出身のスピリットボックスを象徴する本曲は、ジェント由来の攻撃的なリフとグルーヴがたまらない魅力を放ちます。
幻滅や自己嫌悪といった内面的な葛藤を歌い上げる、ボーカルのコートニー・ラプラントさんによる美しいクリーンボイスと激しいスクリームのコントラストは、まさに圧巻の一言。
バンドの音楽的進化を見事に体現した名曲といえるでしょう。
鏡の迷宮が不気味な世界観を演出するミュージックビデオと共に、その唯一無二のサウンドに浸ってみてはいかがでしょうか?
HeartworkCarcass

それまでのメタルよりも重厚なサウンド、攻撃的でハイスピードな楽曲という特徴を持つエクストリームメタルバンドの代表格・カーカスの楽曲。
メロディックデスメタルに正統性を与えたと言われている4thアルバム『Heartwork』のタイトルトラックで、ブラストビートのドラムとエッジの効いたギターリフによるオープニングから泣きのツインリードギターへと進行していくイントロがドラマチックですよね。
凶暴性を感じるデスボイスをフィーチャーはもちろん、その高い演奏技術とアレンジに聴き入ってしまう方も多いのではないでしょうか。
デスメタルがただ激しいだけの音楽ではないということを教えてくれるナンバーです。
Make me BadKorn

独特でエグ味の強い楽曲が中心のオルタナティブメタルバンドによる一曲です。
この曲も彼ららしい独特のエグ味が感じられる一曲ですが、重くテクニカルなギターと粘っこいサウンドのベースが印象的なヘヴィメタルの名曲です。
PapercutLinkin Park

1990年代後半から2000年代前半にかけて、ニューメタルと呼ばれる音楽ジャンルのブームが巻き起こりました。
あまりにも売れすぎたために同じようなバンドが量産され、批判も多かったムーブメントではありますが、2020年代の現在はニューメタルからの影響を公言する若手バンドも増えており、メタルという大木の根っこにニューメタルというジャンルもしっかりと根付いていたことは改めて強調しておきたいですね。
そんなニューメタル勢と呼ばれたバンドの中でも、エレクトロニカやヒップホップの要素を巧みに操り、センスの良いバンド・アンサンブルと心が震えるほどに素晴らしいメロディを武器として、巨大な成功を収めたバンドがリンキン・パークです。
彼らの音を模倣するバンドが続出したほどの影響をシーンに及ぼし、あまりにも売れすぎたがゆえに一部では批判もありましたね。
こちらの『Papercut』は、全世界で3,000万枚以上も売れた2000年リリースのデビュー・アルバム『Hybrid Theory』のオープニング・ナンバーです。
スクラッチや同期モノなども盛り込んだヘビーなサウンドの中で、マイク・シノダさんの切れの良いラップ、故・チェスター・ベニントンさんのエモーショナルなメロディとシャウトが絡み合う初期の彼ららしい王道のナンバーで、リリースから20年以上が過ぎた今、改めて聴き直しても最高にカッコいいですよ!
As I DieParadise Lost

デスドゥームやゴシックメタルといったジャンルの先駆者として名高く、母国であるイギリスよりもヨーロッパ大陸で支持されているパラダイス・ロストの楽曲。
3rdアルバム『Shades of God』に収録されている楽曲で、それまでのデスドゥームテイストを残しながらもメロディアスな方向性に踏み切ったバンドのカラーを象徴するメタルサウンドが画期的なナンバーです。
重々しいビートと激しいディストーションサウンドのギターで進行するアレンジは、まさにゴシックメタルを思わせる聴きごたえがありますよね。
バンドの進化が垣間見える、まだゴシックメタルを知らないリスナーにもおすすめのナンバーです。




