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洋楽ヘビーメタル入門編。メタルの歴史を変えた名曲たち

ヘビーメタルという音楽ジャンルは多くのサブ・ジャンルが存在しており、その幅広さは当のメタル・ファンであっても好みが分かれるほどです。

「メタルは好きだけどデスメタルはちょっと……」という方もいらっしゃいますし、エクストリームなメタル以外に興味がない方、どんなメタルでもいける方、さまざまというのがおもしろいですよね。

これからメタルを聴こうという方は、どこから聴けばよいのか迷ってしまうかもしれません。

今回の記事では、そんなメタル初心者の方に向けてオススメの名曲、人気曲をご紹介します!

王道のヘビーメタルだけではなく、メタルの可能性を示すサブ・ジャンルにも目を向けた幅広いラインアップをぜひお楽しみください。

洋楽ヘビーメタル入門編。メタルの歴史を変えた名曲たち(1〜10)

Mr. CrowleyOzzy Osbourne

日本では「メタルの帝王」の異名で知られ、メタルというジャンルに悪魔的演出をミックスさせたパフォーマンスでも知られるオジー・オズボーンさんの楽曲。

ソロ名義としては初となるアルバム『Blizzard of Ozz』に収録されている楽曲で、荘厳なオープニングからタイトなギターサウンドによるバンドサウンドに進行していくクラシカルなアレンジが秀逸ですよね。

重厚なアンサンブルと泣きのギターによるコントラストは、まさにオジー・オズボーンたらしめるサウンドと言えるのではないでしょうか。

ゴシックメタルをはじめとした後のメタルサウンドやパフォーマンスに多大な影響を与えたであろうメタルナンバーです。

Square HammerNEW!GHOST

Ghost – Square Hammer (Official Music Video)
Square HammerNEW!GHOST

2016年にリリースされた、スウェーデン出身のゴーストを代表する楽曲です。

ビルボードのチャートで1位を獲得し、「メタル・ソング・オブ・ザ・ディケイド」に選出されたという輝かしい記録からも、この曲の圧倒的なインパクトがわかりますよね。

悪魔に忠誠を誓うというミステリアスな世界観を、一度聴けば口ずさめるキャッチーなメロディに乗せるセンスはまさに唯一無二!

荘厳なオルガンのイントロから一気に引き込まれる、その劇場的なサウンドに魅了されること間違いなしです。

ゴーストの描く壮大な物語の扉を開くこの一曲を、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか?

Pull Me UnderDream Theater

プログレッシブロックとメタルを融合したプログレッシブメタルの代名詞とも言えるドリーム・シアターの楽曲。

ドラマチックなオープニングから複雑な変拍子のビートに進行していくアレンジは、メタルに新たな可能性を提示した草分け的存在の楽曲として納得できる完成度ですよね。

また、ハイクオリティーな楽曲を支える高い演奏技術により、ただ難解な楽曲ではない聴きやすさを生み出していることも発明と言えるのではないでしょうか。

シンプルなメタルナンバーでは物足りなくなってしまった方に聴いてほしい、何度も繰り返し聴きたくなるメタルチューンです。

洋楽ヘビーメタル入門編。メタルの歴史を変えた名曲たち(11〜20)

JadedNEW!Spiritbox

Spiritbox – Jaded (Official Music Video)
JadedNEW!Spiritbox

2024年のグラミー賞「ベスト・メタル・パフォーマンス」部門にノミネートされ、世界的な注目を集めた楽曲です。

カナダ出身のスピリットボックスを象徴する本曲は、ジェント由来の攻撃的なリフとグルーヴがたまらない魅力を放ちます。

幻滅や自己嫌悪といった内面的な葛藤を歌い上げる、ボーカルのコートニー・ラプラントさんによる美しいクリーンボイスと激しいスクリームのコントラストは、まさに圧巻の一言。

バンドの音楽的進化を見事に体現した名曲といえるでしょう。

鏡の迷宮が不気味な世界観を演出するミュージックビデオと共に、その唯一無二のサウンドに浸ってみてはいかがでしょうか?

Rose Of SharynKillswitch Engage

Killswitch Engage – Rose Of Sharyn [OFFICIAL VIDEO]
Rose Of SharynKillswitch Engage

2000年代以降におけるヘビーメタルの復権という意味で、ハードコアを出自としながらも伝統的なヘビーメタルからの影響も隠さずに自らの音へと昇華したメタルコア勢の活躍は、間違いなく重要な出来事です。

北欧のメロデスから多大なる影響を受け、ハードコア由来のアグレッシブさとメタルの様式美を融合、ブルータルなデスボイスとクリーンなメロディを使い分ける手法を取り入れたバンドが多く登場しましたが、アメリカはマサチューセッツ州のキルスウィッチ・エンゲイジは、まさにその象徴的な存在にして商業的に最も成功したバンドの1つです。

もともとはオーバーキャスト、アフターショックといったハードコア・バンドから枝分かれした形で結成され、他にはシャドウズ・オブ・フォールやオール・ザット・リメインズといった人気の高いメタルコア・バンドもそこから生まれたという事実はぜひ知っておいてほしいですね。

そんなキルスウィッチ・エンゲイジの出世作となった、2004年リリースのサード・アルバム『The End of Heartache』に収録されている『Rose of Sharyn』は、ライブでも必ず演奏される彼らの代表曲の1つです。

さらりと変拍子も織り交ぜた圧倒的な演奏能力に裏打ちされた鉄壁のバンド・アンサンブル、2代目ボーカリストを務めた黒人シンガーのハワード・ジョーンズさんによる強烈極まりないデスボイスとソウルフルかつ哀愁のメロディ・パートは、20年近くが過ぎた今聴いても最高の一言!

余談ですが、キルスウィッチ・エンゲイジの音楽は彼らに影響を与えたメロデス勢に逆輸入されたという事実もまた、音楽史のおもしろい面ですね。

Dr. FeelgoodMötley Crüe

Mötley Crüe – Dr. Feelgood (Official Music Video)
Dr. FeelgoodMötley Crüe

大会場を使用した派手なライブや強烈なコマーシャル性を特徴としたスタジアムロックの代表格として知られ、L.A.メタルの代表的なバンドでもあるモトリー・クルーの楽曲。

メンバー全員がドラッグを絶って製作された5thアルバム『Dr.Feelgood』のタイトルトラックで、シングルとしても全米6位を獲得したことからバンドの代表曲として知られています。

重厚なサウンドとポップなメロディーやコード進行で展開するアレンジは、まさにL.A.メタルというジャンルを象徴しているようなポップ性にあふれていますよね。

ロックは好きだけどメタルは抵抗がある、というリスナーにも入門編として聴いてほしいメタルの名曲です。

Never DieYngwie Malmsteen

Yngwie Malmsteen – Never Die (Live Gorgeous Version!!!)
Never DieYngwie Malmsteen

メタルサウンドに大々的にクラシックの要素をミックスさせた革新的なサウンドと超絶テクニックで、ネオクラシカルブームの先駆けとなったギタリストとして知られるイングヴェイ・マルムスティーンさんの楽曲。

7thアルバム『The Seventh Sign』のオープニングを飾るナンバーで、トレードマークの速弾きと、マイク・ヴェセーラさんの圧倒的な声量から生まれる歌唱力に度肝を抜かれる方も多いのではないでしょうか。

ツーバスによるメタル然としたビートでありながら、美しいメロディーで構築されているクラシカルなアレンジは、これまで数々のミュージシャンが模倣しながらも生み出せないオリジナリティーにあふれています。