【2025】インストゥルメンタルの名曲。おすすめのインスト曲
ボーカルの入っていない音楽、いわゆる「インストゥルメンタル」、日本においては「インスト」という略語でも知られているジャンルには、映画のサウンドトラックからクラシック音楽、15秒の短いCM音楽に至るまで、さまざまな楽曲が含まれます。
本記事では、誰もが知っている有名なサントラ曲から、熱いギターインスト、いやしのラウンジ・ミュージックまで、オススメのインストゥルメンタルの名曲を幅広くセレクトしました。
「歌詞がない曲も、意外にいいかも!」と、新たな感覚への気づきにつながれば幸いです。
【2025】インストゥルメンタルの名曲。おすすめのインスト曲(131〜140)
霧のカレリア(Karelia)The Spotnicks

スウェーデンのエレキ・ギター・インストルメンタル・グループです。
ソ連が1957年に打ち上げた世界初の人工衛星の名前からバンド名がつけられた。
レコードジャケットもメンバーが宇宙服(?
)っぽい格好で写っていた。
間奏部にはロシア民謡の「トロイカ」の一節が織り込まれていたりして、哀愁漂う曲調が日本でもウケたようです。
同じギター・インスト・バンドでもベンチャーズとは対極に位置する、ソフトでメロウなイメージを持つ人も多いです。
EuropaSantana
世界的に知られている名ギタリスト、カルロス・サンタナさん率いるアメリカのラテンロック・バンドのサンタナによる、インストゥルメンタルの名曲です。
もともとは1976年に発表されたアルバム『アミーゴ』に収録された楽曲で、日本における独自企画としてシングルカット、人気を博したナンバーなのですね。
原題は『Europa (Earth’s Cry Heaven’s Smile)』ですが、エモーショナルな泣きのギターによる日本人好みの旋律は、まさに哀愁そのものといった雰囲気。
CM曲としても起用されており、この曲を聴くと昭和の時代を思い出すという方も多くいらっしゃることでしょう。
ハードボイルドな夜に、グラスを傾けながらこの楽曲の世界に浸ってみてはいかがですか。
An Ending (Ascent)Brian Eno

Windows 95の起動音『The Microsoft Sound』を聴いたことはあっても、作曲したブライアン・イーノさんの名前からキャリアまで知っているという方はかなり音楽に詳しい方でしょう。
アート志向のグラマラスなロックを鳴らすイギリスのロック・バンド、ロキシー・ミュージックの初期メンバーとして音楽シーンに登場したイーノさんは、バンドを脱退後に音楽プロデューサーとしても活躍し、ロックの歴史に残る多くの作品を手がけています。
前衛的な音楽やいわゆるアンビエント・ミュージックといった作風にも傾倒し、環境音楽の第一人者としても著名なイーノさんが1983年にリリースした名盤『Apollo: Atmospheres and Soundtracks』の収録曲『An Ending (Ascent)』は、まさにアンビエント・ミュージックの基本形とも言える楽曲です。
宇宙的な浮遊感の中で、見たこともない遠い世界へと連れて行ってくれそうな、神秘的な時間を過ごせますよ。
ソングバードKenny G

サックス奏者としてはおそらく世界的にもっともポピュラーなケニーG。
ジャズ・フュージョン系のアーチストですが、1986年にリリースしたこの曲は最高位全米4位を記録する大ヒットとなり、一躍スターダムに。
長髪をなびかせてソプラノ・サックスを奏でる姿に女性ファンも多かったと記憶します。
哀愁漂うメロディの同曲は日本でも人気が高く、今でもよく耳にします。
2014年の来日も大盛況で、長きに渡り第一線で活躍をし続けています。
ボーカリストとコラボをすることも多いが、ボーカルを引き立てる演奏もソロのインストとはまた違って魅力的です。
セント・エルモス・ファイア~愛のテーマ(Love Theme From St.Elmo’s Fire)David Foster

言わずと知れた当代きっての名プロデューサーのデヴィッド・フォスターの作品。
映画「セント・エルモス・ファイア」からはジョン・パーの同名曲が1985年に全米ナンバー1になっていますが、映画の中でより効果的に使われたのはこちらのテーマかもしれません。
映画自体も80年代の青春スターが豪華フルキャストで大きな話題を呼びました。
デヴィッド・フォスターの数ある名曲の中でも秀逸なバラードだと思います。
ちなみにサントラには「フォー・ジャスト・ア・モーメント」という歌ありのバージョンも収められています。