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【中級者】オススメのピアノ連弾曲|かっこいい&華やかな作品を厳選

4手で同時に演奏するピアノ連弾曲は、どれも華やかでかっこいいものばかり!

発表会などで披露する曲を選ぶ際「どんな作品が発表会映えするだろう?」「どれも難しそうに思えて選べない……」などと悩まれる方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、豪華で華やかな連弾曲の中から、中級レベルのオススメ作品をご紹介します!

どれも豪華に聴こえますが、2人して弾き分けたり、中級レベルのアレンジも多くて気負わずチャレンジできる曲ばかりです。

ぜひ、これから取り組む連弾曲選びにお役立てください。

もくじ

【中級者】オススメのピアノ連弾曲|かっこいい&華やかな作品を厳選(1〜20)

ハンガリー舞曲 第5番Johannes Brahms

[ピアノ連弾]ハンガリー舞曲第5番/ブラームス/ピアノデュオ ルミエール/Ungarische Tänze Nr.5/Hungarian Dances No.5/Brahms/4hands piano
ハンガリー舞曲 第5番Johannes Brahms

「クラシックのピアノ連弾作品といえば?」と聞かれて、この作品を思い浮べる方は多いはず!

ヨハネス・ブラームスの『ハンガリー舞曲』は、全4集、21曲からなるピアノ連弾曲集。

ハンガリーのロマの音楽に基づいて作曲された楽曲で、オーケストラ曲としても人気の高い作品です。

なかでも第1集の第5曲は人気、知名度ともに高いため、コンサートなどでも頻繁に演奏されています。

ロマの自由な音楽を表すようなテンポの揺れが、この曲の特徴であり難しいポイント!

お互いの呼吸をしっかり感じとりながら、タイミングをピッタリそろえて演奏しましょう。

映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」より 彼こそが海賊Klaus Badelt/Hans Zimmer

連弾ではない作品を無理やり連弾用にアレンジすると、どうしてもくどさが出てしまうもの。

しかし、こちらの映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』より「彼こそが海賊」からは、そのような無理やり感は一切感じられません。

むしろ、ディズニー作品の中でも連弾演奏に最適な楽曲といえるのではないでしょうか。

圧倒的な知名度を誇るこの曲は、2人の中級者の方でも十分かっこよく華やかに弾くことができます。

連弾だと音域や声部が豊かになるのでまるでオーケストラのような連弾を聞けるでしょう。

長く短い祭椎名林檎

【ひとりピアノ連弾】長く短い祭/椎名林檎 フル
長く短い祭椎名林檎

椎名林檎2015年第二弾としてシングルリリースされた「長く短い祭」がオシャレでかっこいいピアノ連弾としてアレンジされています。

かっこいい曲は原曲が既にかっこいいので言うに及ばずですが、ファンにも納得なピアノ連弾アレンジがここにありました。

Aメロ、Bメロ、サビのどれをとってもかっこいいのですが、特筆すべきのは中間部のソロ。

原曲ではブラスセクションからピアノソロに受け継いでいるのですが、連弾アレンジ版ではピアノ一つで完全再現。

雰囲気そのままでジャズとピアノの良さを引き出しています。

上質なアレンジというのはこういうことを言うのでしょう。

椎名林檎さんのファンではなくとも、ピアノ連弾による楽曲としても完成されているのでかっこよく決めれば観客を魅了する事でしょう。

観客として聞いてもこのアレンジはとても聞ける納得のアレンジです。

ティコ・ティコ・ノ・フバーZequinha Abreu

ティコティコ ピアノ/Tico Tico no fuba(Zequinha de Abreu)/ピアノ連弾 Tico-Tico piano
ティコ・ティコ・ノ・フバーZequinha Abreu

ラテン系のスタンダードナンバーとして長年にわたって愛され続けている作品、『ティコ・ティコ・ノ・フバー』。

1917年に作曲された、ショーロというブラジルのポピュラー音楽を代表する作品です。

連弾の作品としては、比較的難易度の高い作品ですので、上級の作品に取り組もうと思っている方が取り組む最後の中級作品としては最適といえるでしょう。

同じ音階を弾くことが多いので、タイミングを合わせることが大切な作品です。

アンダンテと華麗なるアレグロFelix Mendelssohn

Mendelssohn: Andante & Allegro Brilliante – Lucas & Arthur Jussen
アンダンテと華麗なるアレグロFelix Mendelssohn

言葉のない歌『無言歌集』の作曲家として知られているフィリックス・メンデルスゾーンが手掛けた連弾曲『アンダンテと華麗なるアレグロ』は、連弾曲としてそれほどメジャーではないものの、演奏会などで取り上げられることの多い作品です。

メンデルスゾーンの作品らしい繊細さや流れの美しさ、華やかで響きの上品さを感じられる優雅な曲ですが、実はとても高度なテクニックを要する連弾上級曲!

お互いの呼吸を感じ合える余裕ができるまで、丁寧に練習を重ねましょう。

4手のためのピアノソナタ ニ長調 作品6Ludwig van Beethoven

Beethoven: Sonata in D-major opus. 6 for piano four hands – Lucas & Arthur Jussen
4手のためのピアノソナタ ニ長調 作品6Ludwig van Beethoven

クラシック音楽の巨匠ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが1797年に発表したピアノ連弾のための作品。

2楽章構成の比較的短いソナタで、明るく軽快な調子が特徴です。

第1楽章は活発でエネルギッシュなテンポ感、第2楽章は穏やかで優雅な旋律が印象的。

技術的な難易度が比較的低いため、プロの演奏者だけでなく、中級者でも弾ける曲です。

また、当時のサロン文化や家庭での音楽会など、小規模な場で演奏されることを想定して作られた本作。

演奏の楽しさを共有することに重点が置かれており、2人で息を合わせて一つの演奏を作り上げる楽しさを味わえます。

ピアノを楽しむ人々のレパートリーとしてもオススメの1曲です。