RAG MusicPiano
ピアノをもっと楽しむWebマガジン
search

【中級者】オススメのピアノ連弾曲|かっこいい&華やかな作品を厳選

4手で同時に演奏するピアノ連弾曲は、どれも華やかでかっこいいものばかり!

発表会などで披露する曲を選ぶ際「どんな作品が発表会映えするだろう?」「どれも難しそうに思えて選べない……」などと悩まれる方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、豪華で華やかな連弾曲の中から、中級レベルのオススメ作品をご紹介します!

どれも豪華に聴こえますが、2人して弾き分けたり、中級レベルのアレンジも多くて気負わずチャレンジできる曲ばかりです。

ぜひ、これから取り組む連弾曲選びにお役立てください。

もくじ

【中級者】オススメのピアノ連弾曲|かっこいい&華やかな作品を厳選(21〜40)

行進曲「威風堂々」Op.39 第1番Edward Elgar

リバーサルオーケストラ🎻クラシックの王道👑『威風堂々』/エルガー【ピアノ連弾】ヤマハぷりんと楽譜
行進曲「威風堂々」Op.39 第1番Edward Elgar

イギリスの作曲家エドワード・エルガーの代表作『行進曲「威風堂々」Op.39』は、管弦楽作品としてあまりにも有名ですよね。

実は、『威風堂々』は第1番から第6番の6曲で構成されており、私たちが思い浮べるメロディは第1番のもの。

6曲中で最も知られており、初演から3日後の演奏会で2度もアンコールを求められた逸話を持つ傑作です。

勇ましい行進や勇者をたたえる様子をイメージしながら、2人で息を合わせてダイナミックに演奏しましょう。

組曲『マ・メール・ロワ』より第3曲「パゴダの女王レドロネット」Maurice Ravel

「マ・メール・ロワ」よりⅢ.パゴダの女王レドロネット ラヴェル 《連弾》
組曲『マ・メール・ロワ』より第3曲「パゴダの女王レドロネット」Maurice Ravel

東洋の風情をたたえた童話の世界が広がる名曲です。

美しい姫が呪われて姿を変えられてしまう物語を、ピアノ連弾ならではの4手の響きで情感が豊かに描き出しています。

1908年から1910年にかけて、モーリス・ラヴェルが友人の子供たちのために作曲した5つの小品からなるピアノ連弾組曲の一曲です。

本作では、中国の楽器をイメージした木琴や打楽器の響きを、2台のピアノで見事に表現しています。

軽やかで明るい曲調の中に、銅鑼の音が遠くで鳴り響くような異国情緒があふれる音色が印象的です。

ピアノの高音域と低音域を駆使した豊かな表現力と、共演者との息の合った演奏が求められる作品で、コンサートや発表会での演奏に最適です。

スラヴ舞曲 第2集 第1番 Op.72-1Antonín Dvořák

第36回入賞者記念コンサート/中島輝 & 村上史昂 ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 第2集 第1番 Op.72-1
スラヴ舞曲 第2集 第1番 Op.72-1Antonín Dvořák

チェコの民族舞踊「オデラツ」を優雅に昇華したピアノ連弾作品は、4本の手が織りなすハーモニーと力強いリズムが魅力です。

1886年にスラヴ民族の伝統的な舞曲にインスパイアされて生まれた本作は、明るく活発な主題と穏やかな中間部という対照的な構成により、ダイナミックな表現力を存分に引き出します。

フォルテとピアノのコントラスト、華やかなパッセージワークなど、テクニカルな要素も満載。

息の合った演奏が求められるため、アンサンブルの経験を深めたい連弾愛好家の方におすすめです。

力強さと繊細さを兼ね備えたドラマティックな展開は、発表会での演奏にも最適でしょう。

小組曲よりⅣ『バレエ』Claude Debussy

ドビュッシー : バレエ【07_連弾の楽譜付きクラシック音楽のお勧めピアノ曲】
小組曲よりⅣ『バレエ』Claude Debussy

1888年から1889年にかけて作曲された4手連弾のための作品は、輝かしく華やかな雰囲気が魅力です。

18世紀のロココ時代の貴族たちが楽しんだ優雅な舞踏会の様子を彷彿とさせる軽快なリズムと明るい旋律が印象的な一曲となっています。

リズミカルで躍動感のある楽曲ながら、休符をしっかりと意識し、テンポを保つことで、優美な表現が際立ちます。

本作は、その後アンリ・ビュッセルによって管弦楽用に編曲され、クロード・ドビュッシーの監修のもと、新たな魅力を加えました。

ピアノ連弾の醍醐味を存分に味わえる本作は、息の合った演奏が求められるため、お互いの音をよく聴き合える親しい演奏仲間との共演にぴったりです。

【中級者】オススメのピアノ連弾曲|かっこいい&華やかな作品を厳選(41〜60)

風変りの美女より「大リトルネッロ」Éric Satie

サティ : 大リトルネッロ【05_連弾の楽譜付きクラシック音楽のお勧めピアノ曲】
風変りの美女より「大リトルネッロ」Éric Satie

優雅でありながらも風刺的なユーモアがちりばめられた4手連弾作品です。

まるでパリの社交界を覗き見るかのような軽やかなリズムと、反復される印象的な旋律が特徴的です。

本作は1920年に発表され、伝統的な音楽形式に捉われない斬新なアプローチで、当時の音楽界に新たな風を吹き込みました。

華やかでありながらも、どこか皮肉めいた独特な雰囲気を持つメロディーラインは、エリック・サティならではの個性が光ります。

連弾ならではの豊かな響きと表現力を追求したい方、また従来のクラシック音楽とは一味異なる魅力を味わいたい方におすすめの1曲です。

歌劇「イーゴリ公」より「ダッタン人の踊り」Alexander Borodin

アレクサンドル・ボロディン作曲の『歌劇「イーゴリ公」より「ダッタン人の踊り」』は、CMなどで耳にする機会も多いクラシックの名曲です。

オーボエからクラリネットへと引き継がれていくメロディが印象的なこの曲は、ピアノ連弾でも非常に華やかな演奏に仕上がります。

聴き映えする作品ですが、複雑な技術を必要とせず中級者でも挑戦しやすいので、発表会での選曲にもオススメです。

この曲を通して、2人の息の合った演奏をぜひご堪能ください。