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【中級者】オススメのピアノ連弾曲|かっこいい&華やかな作品を厳選

4手で同時に演奏するピアノ連弾曲は、どれも華やかでかっこいいものばかり!

発表会などで披露する曲を選ぶ際「どんな作品が発表会映えするだろう?」「どれも難しそうに思えて選べない……」などと悩まれる方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、豪華で華やかな連弾曲の中から、中級レベルのオススメ作品をご紹介します!

どれも豪華に聴こえますが、2人して弾き分けたり、中級レベルのアレンジも多くて気負わずチャレンジできる曲ばかりです。

ぜひ、これから取り組む連弾曲選びにお役立てください。

【中級者】オススメのピアノ連弾曲|かっこいい&華やかな作品を厳選(26〜30)

ラプソディー・イン・ブルーGeorge Gershwin

第40回入賞者記念コンサート連弾上級【金賞】 長村 郁実&長村 拓実/ガーシュイン:ラプソディー・イン・ブルー
ラプソディー・イン・ブルーGeorge Gershwin

アメリカ音楽の革新者、ジョージ・ガーシュウィンが1924年に作曲したこの楽曲。

クラシックとジャズを融合させた斬新な試みで、アメリカ音楽史に新たな1ページを刻みました。

アメリカの広大な「メルティングポット」や都市の活気を音楽で表現しており、わずか5週間という短期間で完成させたという逸話も興味深いですね。

ピアノと管弦楽のための作品ですが、ピアノ連弾で弾くとまた違った魅力を味わえますよ!

ガーシュウィンの才能が存分に発揮されたこの名曲は、クラシックファンにもジャズ愛好家にもオススメの1曲です。

組曲「くるみ割り人形」Op.71a 第3曲 金平糖の踊りPyotr Tchaikovsky

PTNA2014コンペ全国決勝/連弾上級 銀賞 古内里英 & 古内真衣 チャイコフスキー/舞踏組曲「くるみ割り人形」 Op.71より 3.金平糖の踊り・4.トレパーク
組曲「くるみ割り人形」Op.71a 第3曲 金平糖の踊りPyotr Tchaikovsky

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー作曲のバレエ音楽『くるみ割り人形』は、バレエ音楽としてだけでなく、バレエ組曲として管弦楽、さらにはピアノ連弾や2台ピアノの演奏でも親しまれています。

第3曲の『金平糖の踊り』は、かわいらしい高音が特徴のチェレスタのパートが印象的な曲ですが、ピアノで演奏することで少々落ち着きのある雰囲気に変わります。

バレエ音楽らしいオーケストラの演奏を参考にしつつ、ピアノ連弾でしか表現できない深みのある演奏を目指しましょう。

となりのトトロ-連弾版久石譲

となりのトトロを壮大に弾いてみた – My Neighbor TOTORO 久石譲 ピアノ連弾(レイカナ)
となりのトトロ-連弾版久石譲

スタジオジブリの名作アニメーション映画のメインテーマを、2台のピアノで奏でる連弾版です。

優しく温かみのある旋律と、4本の手が織りなす重厚な響きが見事に調和し、原曲の魅力をさらに引き立てています。

1988年の映画公開と同時にリリースされた名盤『となりのトトロ サウンドトラック』に収録されており、明るく軽快な曲調は、聴く人の心を癒やしてくれます。

息の合った演奏が求められる本作は、ピアノを愛する仲間同士で挑戦したい1曲。

発表会やコンサートでも映えるアレンジで、聴衆を魅了することでしょう。

豊かな表現力と確かな技術を磨きたいピアニストにぴったりの楽曲です。

歌劇「カルメン」より 前奏曲Georges Bizet

歌劇「カルメン」より『前奏曲』ビゼー《連弾》Carmen Prelude Bizet (4hands piano)
歌劇「カルメン」より 前奏曲Georges Bizet

世界で最も有名な歌劇の一つ『カルメン』。

今回はその中からこちらの歌劇『カルメン』より「前奏曲」をオススメします。

全体を通してエネルギッシュな雰囲気にまとめられています。

伴奏側も主旋律を弾く側も、しっかりとリズムを頭にたたき込んでおかなければ、とたんに演奏が破綻する可能性のある楽曲なので、メトロノームを使ってしっかりと丁寧に練習することが大切です。

聴き映えのする作品なので、ぜひ発表会の候補にしてみてください。

小組曲よりⅣ『バレエ』Claude Debussy

ドビュッシー : バレエ【07_連弾の楽譜付きクラシック音楽のお勧めピアノ曲】
小組曲よりⅣ『バレエ』Claude Debussy

1888年から1889年にかけて作曲された4手連弾のための作品は、輝かしく華やかな雰囲気が魅力です。

18世紀のロココ時代の貴族たちが楽しんだ優雅な舞踏会の様子を彷彿とさせる軽快なリズムと明るい旋律が印象的な一曲となっています。

リズミカルで躍動感のある楽曲ながら、休符をしっかりと意識し、テンポを保つことで、優美な表現が際立ちます。

本作は、その後アンリ・ビュッセルによって管弦楽用に編曲され、クロード・ドビュッシーの監修のもと、新たな魅力を加えました。

ピアノ連弾の醍醐味を存分に味わえる本作は、息の合った演奏が求められるため、お互いの音をよく聴き合える親しい演奏仲間との共演にぴったりです。