グループサウンズやロックなどが注目されがちな1960年代ですが、当時のチャートの大半を占めていたのは歌謡曲でした。
実際、まだまだ演歌も人気な時代で、当時に子どもとして過ごしていた方でも演歌や歌謡曲のレパートリーはたくさんあると思います。
今回はそんな1960年代の音楽のなかでも、懐かしの歌謡曲をピックアップしました。
1960年代は王道の歌謡曲が最も注目を集めた時代です。
音楽とともに当時の想い出を振り返りたい方は、ぜひ本記事を最後までチェックしてみてください。
- 1960年代懐かしの邦楽ヒット曲。昭和の人気懐メロ集
- 60年代懐かしの邦楽ポップスの名曲・ヒット曲
- 【70代の方にオススメ】懐かしの名曲。青春ソングまとめ
- 昭和40年代の日本のヒット曲
- 70年代の懐かしのヒット曲、名曲まとめ
- 60代女性の心に響くラブソング。青春の記憶が蘇る珠玉の恋唄たち
- 昭和の懐メロ。人気ランキング
- 60年代の女性シンガーソングライター・人気曲ランキング【2025】
- 60代男性が青春を思い出すラブソング。あの頃の恋と出会う名曲たち
- 懐かしすぎて新しい?高度経済成長期の日本を彩った昭和レトロの名曲
- 60代に聴いてほしい春ソング。桜や別れを歌った名曲まとめ
- 古き良き時代を感じさせる。現代でも愛されている昭和の感動ソング
- 心に響く、昭和の泣ける名曲
60年代懐かしの歌謡曲の名曲・ヒット曲(1〜10)
どしゃぶりの雨の中で和田アキ子

和田アキ子さんのこの曲は、彼女の出世作として知られる1曲です。
どしゃぶりの雨の中を歩く女性の姿を通して、切ない失恋の痛みが表現されていますね。
1969年4月にリリースされた本作は、オリコンチャートで19位を獲得する大ヒットを記録しました。
力強いボーカルと心に響く歌詞が印象的で、多くの人々の心を掴んだのでしょう。
雨の中を歩きながら、別れた恋人との思い出を振り返る…そんな切ない気分の時に聴きたくなる1曲です。
和田アキ子さんの歌唱力が存分に発揮された名曲ですよ。
いいじゃないの幸せならば佐良直美

歌謡曲全盛期の1960年代を代表する名曲の一つです。
佐良直美さんの柔らかな歌声が、心に響くメロディーと歌詞を見事に表現しています。
本作は1969年7月にリリースされ、同年の第11回日本レコード大賞で大賞を受賞。
これは女性歌手として初の快挙でした。
岩谷時子さんの作詞、いずみたくさんの作曲による名コンビの楽曲で、人々の評価に縛られず自分の幸せを大切にしようというメッセージが込められています。
幅広い年齢層の方々に愛され続けており、様々なアーティストによってカバーされている点からも、その普遍的な魅力がうかがえます。
学生時代ペギー葉山

ペギー葉山さんの代表曲の一つとして知られる本作。
かつての学生時代を振り返る懐かしい気持ちを歌った、素敵なポップスです。
ミッションスクールの雰囲気を感じさせる歌詞が印象的ですね。
1964年にリリースされた後、ミリオンセラーを記録し、翌年のNHK紅白歌合戦でも歌唱されました。
青春時代を懐かしく思い出したい方にオススメです。
ペギー葉山さんの優しい歌声に、心癒されることでしょう。
夜明けのスキャット由紀さおり

夜が明けるときの情景を美しく表現したスキャット唱法が特徴の楽曲です。
由紀さおりさんの透明感のある歌声と、いずみたくさんの繊細な作曲が見事に調和しています。
1969年5月にリリースされ、オリコンシングル週間チャートで8週連続1位を記録。
同年の第20回NHK紅白歌合戦で歌われ、一躍有名になりました。
本作は、深夜ラジオ番組のオープニングテーマとして制作されたそうです。
朝日が昇る前の静かな時間に聴くと、心が落ち着くでしょう。
忙しい日々を過ごす人にピッタリの1曲ですね。
伊勢佐木町ブルース青江三奈

青江三奈さんの代表曲である本作は、横浜の街をテーマにした名曲ですね。
ハスキーな歌声と独特の「吐息」が印象的で、当時大きな話題を呼びました。
1968年1月にリリースされ、日本レコード大賞歌唱賞を受賞するほどの大ヒット曲を記録しました。
映画『ウォーターボーイズ』でも使用され、幅広い世代に愛されています。
横浜の夜の雰囲気や人々の心情を色濃く表現しており、昭和の歌謡曲の魅力が詰まっています。
懐かしい雰囲気を味わいたい方や、歌謡曲の名曲を聴きたい方にピッタリの1曲ですよ。
恋の奴隷奥村チヨ

奥村チヨさんの代表曲といえば、この曲を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
1969年6月にリリースされた本作は、オリコン週間シングルチャートで2位を獲得するなど、大ヒットを記録しました。
恋に落ちた女性の切ない想いを描いた歌詞と、奥村チヨさんの個性的な歌唱が魅力的です。
甘く可愛らしい女性像を描きながらも、愛する人のためならどんな犠牲もいとわないという強い決意が感じられますね。
昭和の歌謡曲らしい、短くても心に残る素敵な1曲です。
空に星があるように荒木一郎

1966年にリリースされた荒木一郎さんの代表曲が、多くの人々の心に響き続けています。
失われた夢や季節の移ろいを繊細に描いた歌詞が印象的で、切なさと哀愁が感じられる内容に仕上がっています。
本作は60万枚を超えるヒットとなり、第8回日本レコード大賞新人賞を受賞。
1976年には10周年記念のリメイク版も発売されました。
2003年のNHK連続テレビ小説『てるてる家族』でも使用されるなど、長年にわたり愛され続けています。
失恋や別れを経験した方に寄り添う1曲として、心に残る歌声をぜひ味わってみてはいかがでしょうか。