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【ピアノ曲】子供でも弾きやすい!簡単なクラシック作品を一挙紹介

ピアノを習い始めたお子さまがピアノへの興味を失うきっかけの一つ、それは「ピアノって難しい……」と感じてしまうこと。

譜読みが難しくなかなか練習が進まなかったり、指が思うように動かず一向に先生から合格をもらえなかったりすると、興味津々で始めたはずのピアノに対してマイナスな感情を抱いてしまいがちです。

そこで本記事では、子供でも弾きやすい簡単なクラシック作品をご紹介します。

難易度の体感や進み具合は必ず個人差がありますが、お子さまが「ピアノって楽しい!」と感じられるよう、その子に合った曲をピックアップしてみてくださいね。

【ピアノ曲】子供でも弾きやすい!簡単なクラシック作品を一挙紹介(111〜120)

6つのエコセーズLudwig van Beethoven

エコセーズ ECOSSAISE/ベートーヴェンBeethoven WoO.83
6つのエコセーズLudwig van Beethoven

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのピアノ作品のなかでも、初心者向けの曲として親しまれている『6つのエコセーズ』。

繰り返される一つのテーマの間に、5つの短いテーマが挟み込まれる形で構成されており、曲調の切替や表現のメリハリを学ぶのにピッタリの作品です。

スタッカート、レガート、ターンなどの基本的なテクニックが詰まっているので、丁寧に練習していくことでレベルアップにもつながります。

繰り返しが多く覚えやすいので、発表会曲にもオススメですよ。

プレリュード イ短調 作品28 – 2Frederic Chopin

Prélude Op.28-2 F.Chopin プレリュード2番 ショパン
プレリュード イ短調 作品28 - 2Frederic Chopin

ゆったりとしたテンポで始まるこの曲は、重厚な雰囲気が特徴的です。

独特の不協和音が含まれる和声進行は、当時としては非常に斬新な響きを持っていました。

これにより神秘的で不安定な感覚が生み出され、聴衆に深い印象を与えます。

全24曲からなる前奏曲集の第2曲目で、1838年にマヨルカ島で完成されました。

短い演奏時間の中、内省的で哀愁を帯びた雰囲気を醸し出しており、深い悲しみや孤独感を表現しているとされます。

本作は、技術的な難易度よりも内面的な表現力や感情の深さが求められる作品です。

クラシック音楽に興味のある方や、ピアノの表現力を磨きたい方にぴったりな1曲でしょう。

野ばらに寄す 作品51−1(森のスケッチ)Edward MacDowell

野ばらに寄す – 森のスケッチ(マクダウェル)To a Wild Rose – Woodland Sketches – MacDowell
野ばらに寄す 作品51−1(森のスケッチ)Edward MacDowell

アメリカを代表するロマン主義音楽の作曲家の作品です。

春の野原に咲く一輪の野ばらをイメージさせる、シンプルで美しい旋律が特徴的。

わずか1分30秒ほどの短い曲ですが、その中に込められた情感は深く、聴く人の心に静かな感動を与えます。

1896年に作曲されたこの曲は、ニューハンプシャー州の自然からインスピレーションを得たとされています。

フルートやオーボエなどさまざまな楽器で編曲されており、結婚式やリラックスした場面でも演奏されることが多い曲です。

クラシック音楽に興味があるけれど難しそうと感じている方にもおすすめの1曲。

ゆったりとした気分で聴いてみてはいかがでしょうか。

パッサカリア チェンバロ組曲第7番 (HWV 432)Georg Friedrich Händel

パッサカリア – ヘンデル 楽譜( ピアノ) (Passacaglia – Handel/Halvorsen)【Reimagined Music】
パッサカリア チェンバロ組曲第7番 (HWV 432)Georg Friedrich Händel

バロック音楽の魅力が凝縮された楽曲です。

4小節の主題を基に15の変奏が展開され、リズムや旋律、和声が巧みに変化していきます。

荘厳な雰囲気の中にも、豊かな音楽性が感じられ、聴く人の心を捉えて離しません。

鍵盤楽器の練習曲としても人気が高く、ピアノを学び始めた方にもおすすめです。

シンプルな主題から複雑な音楽が生み出される過程を味わいながら、バロック音楽の奥深さを体感できるでしょう。

ヘンデルの音楽の普遍的な魅力を感じられる一曲です。

すみれ Op.99 No.1Jean-Louis Gobbaerts

すみれ(ストリーボック作曲) ピュアニスト・石原可奈子 [ピアノソロ] : La violette(L.Streabbog ,Gobbaerts Jean-Louis)Kanako Ishihara
すみれ Op.99 No.1Jean-Louis Gobbaerts

シンプルで優雅なヘ長調のピアノ小品です。

軽やかなメロディーが、春の訪れを告げるすみれの花のように可憐に響きます。

右手で奏でる流れるような旋律と、左手の分散和音による柔らかな伴奏が見事に調和しています。

ロマン派音楽の特徴である感情表現の豊かさを持ちながら、技巧的には難しすぎない点が魅力です。

ピアノを学ぶ方にぴったりの一曲で、音楽的表現力を磨くのに最適です。

すみれの花言葉である「誠実」や「小さな幸せ」を感じさせる、心温まる作品といえるでしょう。