現代音楽(芸術音楽)の名曲。おすすめの人気曲
現代音楽と言われても、そういった音楽ジャンルがあること自体知らない、という方が大多数なのではないかと思います。
知識として多少は知っていたとしても、敷居が高く難解なイメージを抱かれている方も多いのではないでしょうか。
クラシックのみならず、ミニマル・ミュージックからアヴァン・ポップ、フリージャズ、ノイズ・アヴァンギャルドにいたるまで、現代音楽の影響は多くの分野で根付いています。
そんな現代音楽の名曲とされる楽曲を軸として、幅広い分野における楽曲を選出してみました。
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現代音楽(芸術音楽)の名曲。おすすめの人気曲(41〜50)
S.Prokofiev. Suite from The Love for Three Oranges.Michail Jurowski

バレエ音楽「三つのオレンジへの恋」はロシア革命を避けて欧米で活動していた頃の代表作。
帰国後の息苦しい諸作品とは対照的に自由闊達で独創性に満ちあふれた曲想は、却って痛々しい。
「行進曲」は単独でも演奏されることがある。
Alban Berg – WozzeckBruno Maderna

20世紀の歌劇として最高傑作。
上演回数も圧倒的に多い。
無調音楽でオペラを上演してしまうという破天荒な試みだが、ストーリーの展開の速さもあって全く退屈しない。
新ウィーン楽派の一人、アルバン・ベルクの代表作の一つとしても重要な位置を占めている。
ドリーム・オブ・ザ・ソングGeorge Benjamin

この曲は現代の神童、ベンジャミンが書いたカウンターテナーとオーケストラのための作品です。
ベンジャミンの音楽を聴くと、表現の陰影における正確さや、突然オーケストラが噴き出す爆発的な音の塊なども、破たんすることなく一貫性を持って曲に収まっていることに驚きます。
まさに職人芸です。
現代音楽(芸術音楽)の名曲。おすすめの人気曲(51〜60)
歌劇「ピーター・グライムズ」より 4つの海の間奏曲Benjamin Britten

なんと生き生きと海が描写された曲なのでしょうか、といってもこの海、どこかで聴いたことがある既視感を覚えたりもします。
どことなく印象派の匂いを感じさせるのは、ブリテンの師匠であるブリッジ(イギリスの印象派)の影響が濃いようです。
ブリテンがオペラに登場させたのは北海のさまざまな表情です。
海は人の心を映す鏡であり、喜怒哀楽いろんなものを与えては、吸い取ってくれます。
この曲がまさにそう。
King KongThe Mothers of Invention

52年という生涯の中で既存の音楽的な概念を破壊し続け、膨大な作品群を世に送り出し、衝撃的なライブ・パフォーマンスで世界中の音楽フリークをあっと言わせたフランク・ザッパさん。
芸術的なものや大衆向けのものを問わず、音楽を吸収していたザッパさんが音楽の道へ進むことを決意したきっかけが、前衛的な現代音楽作曲家のエドガー・ヴァレーズさんという時点で、普通の感性ではないことがわかりますよね。
そんなザッパさんの残した作品はあまりにも多く、どこから手を付けていいのかわからないほどですが、今回は、ザッパさんが率いるザ・マザーズ・オブ・インヴェンション名義で1969年にリリースした初期の傑作『Uncle Meat』に収録された楽曲『King Kong』を紹介します。
6部構成のメドレー形式となっており、パート6のみライブ録音という大作で、室内楽のアプローチでクラシックやフリージャズ、現代音楽からルーツ・ミュージックにいたるまで、まさに音楽の万華鏡のような世界を提示。
頭を空っぽにして、音の洪水に飲み込まれてしまいましょう!
Pie JesuAndrew Lloyd Webber

ミュージカルがお好きな方であれば、アンドルー・ロイド・ウェバーさんの名前を一度は目にしたことがあるでしょう。
『ジーザス・クライスト・スーパースター』や『オペラ座の怪人』といった、名だたるミュージカルの名作の音楽を担当して、世界的な知名度を誇るイギリス出身の作曲家です。
現代のモーツァルトとも称される天才作曲家、ウェバーさんは名門の王立音楽大学出身でありつつ、前衛的な現代音楽家にも傾倒していたそうです。
今回紹介している『Pie Jesu』は、そんなウェバーさんによって1985年に作曲された純然たるレクイエムの中の1つであり、華麗なミュージカル音楽とはまったく趣が異なる作品です。
ウェバーさんの元妻であり、世界的なシンガーとして知られているサラ・ブライトマンさんとボーイ・ソプラノのポール・マイルス・キングストンさんによる歌唱は、聴いているだけで心が洗われるような美しさで私たちを包み込んでくれるかのようですね。
合唱曲:「イェルサレム」Charles Hubert Parry

パリーが作曲したオルガン伴奏の合唱曲をエルガーがオーケストラ用に編曲したという豪華な一曲がこの曲です。
毎年夏に開催されるプロムス(ロンドンで8週間にわたって行われるクラシック音楽のお祭り)の最終日に歌われることでも有名な曲です。
自分が作った曲をみんなが声を合わせて歌ってくれることほど、うれしいことがありましょうか。