現代音楽(芸術音楽)の名曲。おすすめの人気曲
現代音楽と言われても、そういった音楽ジャンルがあること自体知らない、という方が大多数なのではないかと思います。
知識として多少は知っていたとしても、敷居が高く難解なイメージを抱かれている方も多いのではないでしょうか。
クラシックのみならず、ミニマル・ミュージックからアヴァン・ポップ、フリージャズ、ノイズ・アヴァンギャルドにいたるまで、現代音楽の影響は多くの分野で根付いています。
そんな現代音楽の名曲とされる楽曲を軸として、幅広い分野における楽曲を選出してみました。
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現代音楽(芸術音楽)の名曲。おすすめの人気曲(61〜70)
Arthur Honegger – Oratorio «Jeanne d’Arc au bûcher»National Opera House, Kyiv

フランスの伝説的な愛国者ジャンヌ・ダルクの生涯を火刑台上での対話を中心に描き出し、電子楽器の元祖オン・ド・マルトノも加わる大管弦楽に混声合唱、児童合唱も入った1時間半にも及ぶ大作。
ヒロインのジャンヌと共演の親父はともに俳優が台詞で演じる。
Arthur Honegger – Symphony No. 2 for strings and trumpetOndřej Vrabec

第二次世界大戦中の陰鬱な空気が反映された作品。
弦楽合奏に3楽章でトランペットが入る。
オネゲルの作品はいずれも理性的な曲想で、即物的な質感が馴染めないという向きもあるが、第2番は比較的親しみやすい旋律で入門には最適。
Variations pour orchestre opus 31 d’Arnold SchoenbergPierre Boulez

シェーンベルクが十二音技法での作曲をさまざまな形態で試みていった最終的な自信作として世に問うた大規模管弦楽による作品。
主題はJ.S.バッハから取られているというが、聴き取ることは難しい。
オクターブの中の音を作品一つの中にすべて収めなければならないという制約でこれだけ表情豊かな作品が完成することを証明した。
Berg: Three Pieces for OrchestraRattle Berliner Philharmoniker

師匠のシェーンベルクと友人のウェーベルンと比べて、ベルクのロマン派的傾向は極めて濃厚である。
この「3つの管弦楽作品」も現代音楽らしい音の咆哮に驚かされるが、そのねっとりとした味わいは「トリスタン」に始まる後期ロマン派の足取りをしっかりと捉えている。
ヴァイオリン協奏曲:「Maninyas」より 第3楽章Ross Edwards

現代的だけれど、親しみやすい側面を持ったバイオリン・コンチェルトです。
ここ最近になってオーストラリアは良質の作曲家を続々と輩出してきますけれど、彼らに共通してある、なんとも捉えどころのないフレーズ感というのは、何と何が折衷してでき上がったものなのかと、考えさせられます。
Kodály: Háry-János-SuiteSinfonieorchester ∙ Juraj Valčuha

バルトークと並んで20世紀ハンガリーを代表するコダーイ・ゾルタンの代表作。
本来はオペラ・コミックだが、ハンガリー語の台詞が多いこともあってなかなか上演機会はない。
オペラの中から6曲選んで管弦楽で演奏される組曲の方が有名。
3・5曲目には伝統的な民族楽器ツィンバロンが加わる。
Alban Berg: LuluStaatsoper Hamburg

作曲者が十二音技法での作曲を試みた歌劇作品だが、ほんらい3幕で構想されていたのが作曲者の急死により1~2幕と3幕の一部までしか完成しなかった。
通常は2幕で上演されるが、遺稿をもとに補作された3幕版もしばしば上演される。





