現代音楽(芸術音楽)の名曲。おすすめの人気曲
現代音楽と言われても、そういった音楽ジャンルがあること自体知らない、という方が大多数なのではないかと思います。
知識として多少は知っていたとしても、敷居が高く難解なイメージを抱かれている方も多いのではないでしょうか。
クラシックのみならず、ミニマル・ミュージックからアヴァン・ポップ、フリージャズ、ノイズ・アヴァンギャルドにいたるまで、現代音楽の影響は多くの分野で根付いています。
そんな現代音楽の名曲とされる楽曲を軸として、幅広い分野における楽曲を選出してみました。
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現代音楽(芸術音楽)の名曲。おすすめの人気曲(21〜30)
鏡のなかの鏡 (Spiegel im Spiege)Arvo Part

まるですでにそこに鳴っていたかのような音を自然な形で提出してくるのがアルヴォ・ペルト。
彼の作曲した名曲の数々は、自然からほんの少しインスピレーションを拝借して、それをまた音にして自然に還元するような、そういった無作為のなかの作為を感じます。
この曲も自分の顔を平行鏡に映してみて、何人もの自分を発見して、静かな喜びを感じるような曲です。
弦楽四重奏曲第3番Michael Nyman

なんとスタイリッシュな悲しい旋律でありましょうか。
マイケル・ナイマンがルーマニア革命を記念して作られた曲であり、曲のインスピレーションはルーマニア民謡の旋律からとられていますが、バルトークのアプローチとは全然違います。
バルトークがつむじ風の中を駆け抜けるジプシーの馬車だとすれば、ナイマンは複雑に入り組んだロンドンの地下鉄(チューブ)の疾走感を思わせます。
市民のためのファンファーレAaron Copland

20世紀に書かれた音楽のなかで最もわかりやすい音楽というレッテルが貼られている曲ですが、わかりやすいとか、わかりにくいとかそういうものを超越した、時代のイコン的なファンファーレになります。
時代や国を超えて後世へ伝えられるものは、それに何らかの命が宿っている証拠でしょう。
弦楽のためのアダージョ (Adagio for Strings)Samuel Barber

とてもさっぱりしたタイトルですが、曲の中身は深い想いに溢れるばかりです。
曲の最初(アインザッツ)から心を奪われるばかりか、音楽を通してここにはいない人と対話ができることでしょう。
それは自分自身なのか、はたまた見知らぬ人なのか。
曲のインスピレーションは詩人ウェルギリウスのポエムからだそうです。
現代音楽(芸術音楽)の名曲。おすすめの人気曲(31〜40)
Stravinsky – Pulcinella SuiteJaap van Zweden

バロック期のイタリアの作曲家・ペルゴレージの音楽を大胆に換骨奪胎した古典主義期の傑作。
一見すると平明な美しい旋律でストラヴィンスキーのイメージはないが、随所随所に「モナリザに口髭を付けた」と依頼者が苦笑いした巧妙な仕掛けが数々こめられている。
歌劇:「中国のニクソン」より チェアマンの踊りJohn Adams

ポスト・ミニマルの旗手といわれるジョン・アダムスからは、1989年にグラミー賞を受賞したこの曲をご紹介します。
ポスト・ミニマムとはなんぞや?
と言われる人もおられるでしょうが、より柔軟性をもったミニマル音楽ということです。
具体的な定義はありません、ちょっとだらけた反復横跳びということでしょうか。
言葉にも音楽にも定義付けは必要なことかも知れませんが、ナンセンスな部分もありますね。
Stravinsky, Symphony of PsalmsRiccard Muti

神を称えるかと思えば色事を歌う、と戸惑いを以て迎えられたストラヴィンスキーの宗教作品の傑作。
歌詞は旧約聖書の詩篇から取られている。
耳慣れない旋律ではあるが、もともとはビザンチン聖歌の影響の強いロシアの合唱音楽から来ている。