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現代音楽(芸術音楽)の名曲。おすすめの人気曲

現代音楽と言われても、そういった音楽ジャンルがあること自体知らない、という方が大多数なのではないかと思います。

知識として多少は知っていたとしても、敷居が高く難解なイメージを抱かれている方も多いのではないでしょうか。

クラシックのみならず、ミニマル・ミュージックからアヴァン・ポップ、フリージャズ、ノイズ・アヴァンギャルドにいたるまで、現代音楽の影響は多くの分野で根付いています。

そんな現代音楽の名曲とされる楽曲を軸として、幅広い分野における楽曲を選出してみました。

もくじ

現代音楽(芸術音楽)の名曲。おすすめの人気曲(21〜40)

組曲「ミッション」Ennio Morricone

Ennio Morricone – (2002) La Misión [Suite Orquestal]
組曲「ミッション」Ennio Morricone

映画音楽の分野で名声を獲得したイタリア出身のモリコーネの作品はどこか哀愁を漂わせたノスタルジーを感じさせてくれます。

特に映画「ミッション」のサウンドトラックとして作られた本作は珠玉の名曲で、人間の芯が強いものであるという、勇気を私たちに与えてくれます。

Prokofiev Violin Concerto No. 2Janine Jansen

プロコフィエフと言えば、学校教育の現場では「ピーターと狼」しか取り上げられないが、ロシア革命から第二次世界大戦に至るヨーロッパの「モダニズム」を体現する重要な作曲家の一人である。

ヴァイオリン協奏曲は2曲書かれているが、いずれも簡潔な編成の中に作曲者の非凡な才能が溢れた作品。

組曲:「アンタークティカ」より ペンギン・バレエNigel Westlake

Nigel Westlake – Antarctica Suite for Guitar and Orchestra- Mvt III, Penguin Ballet
組曲:「アンタークティカ」より ペンギン・バレエNigel Westlake

力強くて男臭い曲なのに、実はお菓子の国のような魅力に溢れている珠玉の逸品です。

曲名の「アンタークティカ」とは南極大陸の意味であり、曲中には木の船とかペンギンとかが登場し、一大叙事詩を作り上げます。

神々しさに溢れる魔法が鳴り響く名曲でしょう。

弦楽四重奏曲第3番Michael Nyman

なんとスタイリッシュな悲しい旋律でありましょうか。

マイケル・ナイマンがルーマニア革命を記念して作られた曲であり、曲のインスピレーションはルーマニア民謡の旋律からとられていますが、バルトークのアプローチとは全然違います。

バルトークがつむじ風の中を駆け抜けるジプシーの馬車だとすれば、ナイマンは複雑に入り組んだロンドンの地下鉄(チューブ)の疾走感を思わせます。

Stravinsky – Pulcinella SuiteJaap van Zweden

バロック期のイタリアの作曲家・ペルゴレージの音楽を大胆に換骨奪胎した古典主義期の傑作。

一見すると平明な美しい旋律でストラヴィンスキーのイメージはないが、随所随所に「モナリザに口髭を付けた」と依頼者が苦笑いした巧妙な仕掛けが数々こめられている。

歌劇:「中国のニクソン」より チェアマンの踊りJohn Adams

ポスト・ミニマルの旗手といわれるジョン・アダムスからは、1989年にグラミー賞を受賞したこの曲をご紹介します。

ポスト・ミニマムとはなんぞや?

と言われる人もおられるでしょうが、より柔軟性をもったミニマル音楽ということです。

具体的な定義はありません、ちょっとだらけた反復横跳びということでしょうか。

言葉にも音楽にも定義付けは必要なことかも知れませんが、ナンセンスな部分もありますね。