現代音楽(芸術音楽)の名曲。おすすめの人気曲
現代音楽と言われても、そういった音楽ジャンルがあること自体知らない、という方が大多数なのではないかと思います。
知識として多少は知っていたとしても、敷居が高く難解なイメージを抱かれている方も多いのではないでしょうか。
クラシックのみならず、ミニマル・ミュージックからアヴァン・ポップ、フリージャズ、ノイズ・アヴァンギャルドにいたるまで、現代音楽の影響は多くの分野で根付いています。
そんな現代音楽の名曲とされる楽曲を軸として、幅広い分野における楽曲を選出してみました。
- 【2025】美しきアンビエントの世界。一度は聴きたいおすすめの名盤まとめ
- 【定番】コンテンポラリー・ミュージックの名曲
- ミニマルミュージックの名曲|マイナーな作品も登場
- Z世代に人気の高い洋楽。ヒットソング
- K-POPの名曲&ベストヒット集【最新&定番の人気ソング+エディターセレクト】
- ケルト音楽の名曲。おすすめのアイリッシュ音楽
- 【2025】ミュージカルの名曲。最新作から往年の名作まで紹介!
- 洋楽のピアノの名曲。おすすめの人気曲
- タンゴの名曲。おすすめの人気曲
- オラトリオの名曲。おすすめの人気曲
- アカペラの名曲。美しいハーモニーが際立つおすすめ曲【洋楽&邦楽】
- ブリティッシュトラッドの名曲。おすすめの人気曲
- 「なんかいい」チルアウトミュージック。BGMや癒しタイムにもおすすめなチルい曲
- ワルツの名曲。おすすめの人気曲
もくじ
- 現代音楽(芸術音楽)の名曲。おすすめの人気曲
- 春の祭典Igor Stravinsky
- 4分33秒John Cage
- The HoursPhilip Glass
- ノヴェンバー・ステップス武満徹
- Poème ElectroniqueEdgard Varèse
- 月に憑かれたピエロArnold Schönberg
- Epitaph for MoonlightRaymond Murray Schafer
- TelemusikKarlheinz Stockhausen
- 交響曲第3番 「悲歌シンフォニー」Henryk Gorecki
- 世の終わりのための四重奏曲Olivier Messiaen
- 海の音調への練習曲Salvatore Sciarrino
- fullmoon坂本龍一
- THE HEART ASKS PLEASURE FIRSTMichael Nyman
- Music for 18 MusiciansSteve Reich
- 断ち切られた歌Luigi Nono
- SinfoniaLuciano Berio
- Jeux vénitiensWitold Lutosławski
- A Rainbow in Curved AirTerry Riley
- Piano ConcertoElliott Carter
- Un tranquillo posto di campagna, Pt. 11Ennio Morricone
- English Country TunesMichael Finnissy
- 8つの演奏会用練習曲 作品40 第5曲:冗談Nikolay Kapustin
- Stravinsky: PetroesjkaAndris Nelsons
- バレエ音楽:「ワイルドスワン」より エリザのアリアElena Kats-Chernin
- 組曲「ミッション」Ennio Morricone
- Prokofiev Violin Concerto No. 2Janine Jansen
- 組曲:「アンタークティカ」より ペンギン・バレエNigel Westlake
- 弦楽四重奏曲第3番Michael Nyman
- Stravinsky – Pulcinella SuiteJaap van Zweden
- 歌劇:「中国のニクソン」より チェアマンの踊りJohn Adams
- 鏡のなかの鏡 (Spiegel im Spiege)Arvo Part
- Anton Webern – Seis Peças para Orquestra, Op. 6Zubin Mehta
- アテネのための歌John Tavener
- 市民のためのファンファーレAaron Copland
- Stravinsky, Symphony of PsalmsRiccard Muti
- Shostakovich: Symphony No. 5Bernstein · New York Philharmonic Orchestra
- 弦楽のためのアダージョ (Adagio for Strings)Samuel Barber
- ディジュリドゥ協奏曲より 第2楽章「風」Sean O’Boyle
- Boulez : Le Marteau Sans MaîtreCallithumpian Consort
- S.Prokofiev. Suite from The Love for Three Oranges.Michail Jurowski
- ダーク・ウェーブJohn Luther Adams
- KraftMagnus Lindberg
- Prokofiev – Symphony No 5Valery Gergiev
- 8つのピアノ小品集Kurtág György
- エレクトリック・カウンターポイントSteve Reich
- Honegger – Pacific 231Marc Andreae
- Chorale VI-Cantus-Song of AeolusKarl Jenkins
- Porz GoretYann Tiersen
- ヴァイオリン協奏曲Erich Wolfgang Korngold
- Béla Bartók – Concerto For OrchestraThe Orchestra of the University of Music FRANZ LISZT Weimar
- Alban Berg – WozzeckBruno Maderna
- ドリーム・オブ・ザ・ソングGeorge Benjamin
- Webern – 5 Movements for String Quartett Op5Alban Berg Quratett
- DorchadasAnn Cleare
- 合唱曲:「イェルサレム」Charles Hubert Parry
- Schoenberg “Gurre-Lieder”Donald Runnicles
- Stravinsky ‘Soldier’s Tale’Leo Geyer
- Arthur Honegger – Symphony No. 2 for strings and trumpetOndřej Vrabec
- ヴァイオリン協奏曲:「Maninyas」より 第3楽章Ross Edwards
- Kodály: Háry-János-SuiteSinfonieorchester ∙ Juraj Valčuha
- Stravinsky: The FirebirdValery Gergiev
- Pie JesuAndrew Lloyd Webber
- 「三文オペラ」より 序曲Kurt Weill
- Arthur Honegger – Oratorio «Jeanne d’Arc au bûcher»National Opera House, Kyiv
- Variations pour orchestre opus 31 d’Arnold SchoenbergPierre Boulez
- Berg: Three Pieces for OrchestraRattle Berliner Philharmoniker
- Alban Berg: LuluStaatsoper Hamburg
- Stravinsky Symphony In Three MovementsTania Miller
- 弦楽四重奏曲第3番Alexander Goehr
- 歌劇「ピーター・グライムズ」より 4つの海の間奏曲Benjamin Britten
- B. Bartok. Ballet suite from The Miraculous MandarinDmitri Jurowski
- Bela Bartok Music for Strings, Percussion and CelestaLinus Lerner
- King KongThe Mothers of Invention
- 連作「ナイン・リバー」から ヴィリディタスJames Dillon
- Arnold Schoenberg – Chamber Symphony No. 1, Op. 9Omega Ensemble
- Berg, Violin ConcertoAkiko Suwanai
- 弦楽のためのレクイエム武満徹
- Webern: PassacagliaJukka-Pekka Saraste
現代音楽(芸術音楽)の名曲。おすすめの人気曲(41〜60)
ヴァイオリン協奏曲Erich Wolfgang Korngold

神童コルンゴルトの逸話は尽きません。
彼が9才のときに書いたカンタータを聴いて、マーラーは「彼は天才だよ!」と評し、12才で書いたピアノ・ソナタはリヒャルト・シュトラウスを驚かせと、枚挙に暇がないほどの列伝があります。
そこから彼は苦労するわけですが、それはまた別の話し。
彼の中でも一番有名なのがこのヴァイオリン協奏曲になります。
抒情的で退廃的な雰囲気に溢れた、はかなき美しさを感じる曲です。
Béla Bartók – Concerto For OrchestraThe Orchestra of the University of Music FRANZ LISZT Weimar

作曲者最晩年の作品。
「管弦楽のための協奏曲」とは奇怪な名前だが、作曲家には魅力があるようで、コダーイやその他の作曲家による同名の作品もいくつかある。
急弾緩弾急というシンメトリックな5楽章の流れの中に、亡命中だったバルトークの望郷の念がうかがわれる。
Alban Berg – WozzeckBruno Maderna

20世紀の歌劇として最高傑作。
上演回数も圧倒的に多い。
無調音楽でオペラを上演してしまうという破天荒な試みだが、ストーリーの展開の速さもあって全く退屈しない。
新ウィーン楽派の一人、アルバン・ベルクの代表作の一つとしても重要な位置を占めている。
ドリーム・オブ・ザ・ソングGeorge Benjamin

この曲は現代の神童、ベンジャミンが書いたカウンターテナーとオーケストラのための作品です。
ベンジャミンの音楽を聴くと、表現の陰影における正確さや、突然オーケストラが噴き出す爆発的な音の塊なども、破たんすることなく一貫性を持って曲に収まっていることに驚きます。
まさに職人芸です。
Webern – 5 Movements for String Quartett Op5Alban Berg Quratett

弦楽オーケストラのバージョンとともに、ウェーベルンの作品の中では、比較的よく取り上げられる作品。
刺激的で明解な作風は、新ウィーン楽派やウェーベルンの入門としても最適。
この後、スタイルはマニアックな極小主義へと変化を遂げ、第二次大戦後の現代音楽に多大の影響を与えることになる。
DorchadasAnn Cleare

官能的で衝撃的な音の塊に女流作曲家であるアンは何を込めているのでしょうか。
彼女の音楽は彫刻のようであり、音色からの色彩であったりします。
生きているがゆえに知覚するすべてに注意深く耳を傾けて、音楽としてサンプルリターンしてくれる彼女の存在は現代音楽の世界には欠かせません。