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現代音楽(芸術音楽)の名曲。おすすめの人気曲

現代音楽と言われても、そういった音楽ジャンルがあること自体知らない、という方が大多数なのではないかと思います。

知識として多少は知っていたとしても、敷居が高く難解なイメージを抱かれている方も多いのではないでしょうか。

クラシックのみならず、ミニマル・ミュージックからアヴァン・ポップ、フリージャズ、ノイズ・アヴァンギャルドにいたるまで、現代音楽の影響は多くの分野で根付いています。

そんな現代音楽の名曲とされる楽曲を軸として、幅広い分野における楽曲を選出してみました。

もくじ

現代音楽(芸術音楽)の名曲。おすすめの人気曲(41〜60)

ヴァイオリン協奏曲Erich Wolfgang Korngold

Hilary Hahn – Korngold – Violin Concerto in D major, Op 35
ヴァイオリン協奏曲Erich Wolfgang Korngold

神童コルンゴルトの逸話は尽きません。

彼が9才のときに書いたカンタータを聴いて、マーラーは「彼は天才だよ!」と評し、12才で書いたピアノ・ソナタはリヒャルト・シュトラウスを驚かせと、枚挙に暇がないほどの列伝があります。

そこから彼は苦労するわけですが、それはまた別の話し。

彼の中でも一番有名なのがこのヴァイオリン協奏曲になります。

抒情的で退廃的な雰囲気に溢れた、はかなき美しさを感じる曲です。

Béla Bartók – Concerto For OrchestraThe Orchestra of the University of Music FRANZ LISZT Weimar

作曲者最晩年の作品。

「管弦楽のための協奏曲」とは奇怪な名前だが、作曲家には魅力があるようで、コダーイやその他の作曲家による同名の作品もいくつかある。

急弾緩弾急というシンメトリックな5楽章の流れの中に、亡命中だったバルトークの望郷の念がうかがわれる。

Alban Berg – WozzeckBruno Maderna

Alban Berg Wozzeck subtítulos en español
Alban Berg - WozzeckBruno Maderna

20世紀の歌劇として最高傑作。

上演回数も圧倒的に多い。

無調音楽でオペラを上演してしまうという破天荒な試みだが、ストーリーの展開の速さもあって全く退屈しない。

新ウィーン楽派の一人、アルバン・ベルクの代表作の一つとしても重要な位置を占めている。

ドリーム・オブ・ザ・ソングGeorge Benjamin

この曲は現代の神童、ベンジャミンが書いたカウンターテナーとオーケストラのための作品です。

ベンジャミンの音楽を聴くと、表現の陰影における正確さや、突然オーケストラが噴き出す爆発的な音の塊なども、破たんすることなく一貫性を持って曲に収まっていることに驚きます。

まさに職人芸です。

Webern – 5 Movements for String Quartett Op5Alban Berg Quratett

弦楽オーケストラのバージョンとともに、ウェーベルンの作品の中では、比較的よく取り上げられる作品。

刺激的で明解な作風は、新ウィーン楽派やウェーベルンの入門としても最適。

この後、スタイルはマニアックな極小主義へと変化を遂げ、第二次大戦後の現代音楽に多大の影響を与えることになる。

DorchadasAnn Cleare

Ann Cleare – Dorchadas [w/ score]
DorchadasAnn Cleare

官能的で衝撃的な音の塊に女流作曲家であるアンは何を込めているのでしょうか。

彼女の音楽は彫刻のようであり、音色からの色彩であったりします。

生きているがゆえに知覚するすべてに注意深く耳を傾けて、音楽としてサンプルリターンしてくれる彼女の存在は現代音楽の世界には欠かせません。