現代音楽(芸術音楽)の名曲。おすすめの人気曲
現代音楽と言われても、そういった音楽ジャンルがあること自体知らない、という方が大多数なのではないかと思います。
知識として多少は知っていたとしても、敷居が高く難解なイメージを抱かれている方も多いのではないでしょうか。
クラシックのみならず、ミニマル・ミュージックからアヴァン・ポップ、フリージャズ、ノイズ・アヴァンギャルドにいたるまで、現代音楽の影響は多くの分野で根付いています。
そんな現代音楽の名曲とされる楽曲を軸として、幅広い分野における楽曲を選出してみました。
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現代音楽(芸術音楽)の名曲。おすすめの人気曲(21〜30)
組曲「ミッション」Ennio Morricone

映画音楽の分野で名声を獲得したイタリア出身のモリコーネの作品はどこか哀愁を漂わせたノスタルジーを感じさせてくれます。
特に映画「ミッション」のサウンドトラックとして作られた本作は珠玉の名曲で、人間の芯が強いものであるという、勇気を私たちに与えてくれます。
Stravinsky: PetroesjkaAndris Nelsons

ストラヴィンスキーのバレエ3部作の2作目。
作曲者らしさが初めて表に出てきた一面を持つが、演奏者にとっては「春の祭典」よりも難易度が高いことは意外と知られていない。
もともとピアノと管弦楽の小品として発想されたことから、ピアノの占める割合が高いのでも知られる。
Prokofiev Violin Concerto No. 2Janine Jansen

プロコフィエフと言えば、学校教育の現場では「ピーターと狼」しか取り上げられないが、ロシア革命から第二次世界大戦に至るヨーロッパの「モダニズム」を体現する重要な作曲家の一人である。
ヴァイオリン協奏曲は2曲書かれているが、いずれも簡潔な編成の中に作曲者の非凡な才能が溢れた作品。
バレエ音楽:「ワイルドスワン」より エリザのアリアElena Kats-Chernin

鳥肌ものの名曲です。
「現代音楽」ということばから想起されるのは、ヘリコプターの音だったり、4分33秒ものあいだ何も聴かなかったり、楽譜に書かれた下手くそな絵を見ながら自由気ままに演奏することなどですが。
もうそろそろ、現代音楽ということばの次を考えないといけません。
それは今を生きる私たちの役目かも知れません。
組曲:「アンタークティカ」より ペンギン・バレエNigel Westlake

力強くて男臭い曲なのに、実はお菓子の国のような魅力に溢れている珠玉の逸品です。
曲名の「アンタークティカ」とは南極大陸の意味であり、曲中には木の船とかペンギンとかが登場し、一大叙事詩を作り上げます。
神々しさに溢れる魔法が鳴り響く名曲でしょう。
Stravinsky, Symphony of PsalmsRiccard Muti

神を称えるかと思えば色事を歌う、と戸惑いを以て迎えられたストラヴィンスキーの宗教作品の傑作。
歌詞は旧約聖書の詩篇から取られている。
耳慣れない旋律ではあるが、もともとはビザンチン聖歌の影響の強いロシアの合唱音楽から来ている。
鏡のなかの鏡 (Spiegel im Spiege)Arvo Part

まるですでにそこに鳴っていたかのような音を自然な形で提出してくるのがアルヴォ・ペルト。
彼の作曲した名曲の数々は、自然からほんの少しインスピレーションを拝借して、それをまた音にして自然に還元するような、そういった無作為のなかの作為を感じます。
この曲も自分の顔を平行鏡に映してみて、何人もの自分を発見して、静かな喜びを感じるような曲です。





