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魅惑のムード歌謡。昭和の名曲まとめ

突然ですが、皆さんは「ムード歌謡」に対してどのようなイメージを持たれているでしょうか。

若い世代であれば、そもそも「ムード歌謡」というジャンル自体聞いたことがないかもしれませんね。

戦後に生まれた「ムード歌謡」はその名の通り歌謡曲の形態の一種なのですが、実際のところ定義は非常に曖昧で、音楽的なことより情緒であったりまさに「ムード」を重視したジャンルと言えるかもしれません。

そんな独特の魅力を放つ昭和が生んだ大人の音楽「ムード歌謡」に今回は注目、代表的な名曲を集めてみました。

昭和の歌謡曲に興味があるという若い音楽好きも、もちろん当時を知る世代の方もぜひお楽しみください!

もくじ

魅惑のムード歌謡。昭和の名曲まとめ(1〜20)

夜霧よ今夜も有難う石原裕次郎

甘く切ない歌声と、情緒豊かな歌詞が心に染み入る石原裕次郎さんの名曲。

昭和の大人の恋愛を象徴するかのような、しっとりとした雰囲気が魅力的です。

1967年2月にテイチクレコードからリリースされたこの楽曲は、同名の映画の主題歌としても使用され、大ヒットを記録しました。

映画では石原さん演じる主人公の切ない恋愛模様が描かれており、楽曲の世界観とピッタリとマッチしています。

秘めた恋心や別れの辛さを抱える方に、そっと寄り添ってくれる一曲。

大切な人との思い出を振り返りたい夜に聴くのもおすすめです。

新宿の女藤圭子

昭和44年、藤圭子さんのデビュー曲として世に送り出されたこの楽曲は、演歌の世界に新たな風を吹き込みました。

失恋や孤独、そして女性の苦悩を歌うその歌声には、聴く人を引き込む力があり、悲しみと強さが交錯する情感が感じられます。

藤さんの独特のハスキーボイスと、演歌の要素が強く情緒豊かなメロディが印象的な一曲です。

リリース後、オリコン・チャートのトップ10入りを果たし、ファースト・アルバムは20週連続1位という驚異的な記録を打ち立てました。

同タイトルの映画も制作され、新宿区の西向天神社には歌碑も建立。

演歌ファンはもちろん、昭和の歌謡曲に興味のある若い音楽好きにもおすすめの一曲です。

東京ナイトクラブフランク永井、松尾和子

現代のヒットチャートでは絶対に登場しない、大人の男女の色気と気品を、これでもかとばかりに盛り込んだこの曲は、それにあやかって若い女性とお近づきになりたい、中高年男性のカラオケの定番としても人気が出た一曲です。

そして、神戸内山田洋とクールファイブ

ムード歌謡を代表する名曲と言えば、この楽曲を外すことはできません。

内山田洋とクール・ファイブの代表作として、1972年に発表されたこの曲は、神戸の街を舞台に失恋の痛みと新たな出会いへの希望を描いています。

前川清さんの低音ボーカルが印象的で、哀愁漂うメロディーラインが心に沁みます。

1973年には日本レコード大賞作曲賞を受賞し、同年のNHK紅白歌合戦でも披露されました。

ジャズやブルースの影響を受けた編曲も魅力的で、神戸市の観光PRにも一役買った本作。

失恋を経験した方や、人生の転機を迎えた方に聴いてほしい一曲です。

3年目の浮気ヒロシ&キーボー

ムード歌謡の名曲として知られるヒロシ&キーボーさんの代表作。

夫婦の会話を通じて、愛と裏切り、許しと拒絶の間で揺れ動く人間関係の複雑さを描いた歌詞が印象的ですね。

1982年8月にリリースされ、オリコンチャートで3週連続1位を獲得した本作は、日本のポップミュージックシーンに大きな衝撃を与えました。

佐々木勉さんの作詞・作曲、桜庭伸幸さんの編曲による楽曲は、夫婦の葛藤を見事に表現しています。

大人の恋愛模様に興味のある方や、昭和の歌謡曲ファンにぜひ聴いてほしい一曲です。

雨の赤坂ブルー・コメッツ

シックなダークスーツがキマったブルーコメッツによるこの曲は、声にリバーブをかけることで現実の世界をドラマチックに映すかのような、不思議な効果を出しています。

赤坂という都会の大人が集う街角は、雨すらも恋物語をおしゃれにする道具にします。