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魅惑のムード歌謡。昭和の名曲まとめ

魅惑のムード歌謡。昭和の名曲まとめ
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魅惑のムード歌謡。昭和の名曲まとめ

突然ですが、皆さんは「ムード歌謡」に対してどのようなイメージを持たれているでしょうか。

若い世代であれば、そもそも「ムード歌謡」というジャンル自体聞いたことがないかもしれませんね。

戦後に生まれた「ムード歌謡」はその名の通り歌謡曲の形態の一種なのですが、実際のところ定義は非常に曖昧で、音楽的なことより情緒であったりまさに「ムード」を重視したジャンルと言えるかもしれません。

そんな独特の魅力を放つ昭和が生んだ大人の音楽「ムード歌謡」に今回は注目、代表的な名曲を集めてみました。

昭和の歌謡曲に興味があるという若い音楽好きも、もちろん当時を知る世代の方もぜひお楽しみください!

もくじ

魅惑のムード歌謡。昭和の名曲まとめ(1〜20)

夜霧のブルースディック・ミネ

昭和の名曲として知られる本作は、戦後の日本を象徴する楽曲として多くの人々の心に響き続けています。

1947年にリリースされたこの曲は、ディック・ミネさんの温かみのある歌声と情緒深いメロディが特徴的。

映画『地獄の顔』の主題歌としても使用され、上海を舞台とした男同士の友情や寂寥感を巧みに表現しています。

青い夜霧の中で繰り広げられる人間模様は、当時の社会背景や心情を色濃く反映しており、聴く者に深い感銘を与えるのです。

本作は、石原裕次郎さんをはじめ多くのアーティストによってカバーされ、長年にわたって愛され続けています。

夜の静けさの中で、人生の機微に思いを馳せたい方におすすめの一曲です。

別れのブルース淡谷のり子

1937年に発表された本作は、淡谷のり子さんの代表曲であり、日本のブルース界に新風を吹き込んだ作品です。

服部良一さんが作曲し、藤浦洸さんが作詞を手掛けた楽曲は、港町の風景と切ない恋愛を描いています。

出航する船を背景に、はかなく消えゆく恋の情景を、ブルースのリズムに乗せて表現しているのが特徴的ですね。

淡谷さんは低音を出すために一晩中煙草を吸い、声を荒らしてレコーディングに臨んだそうです。

そんなエピソードからも、彼女のプロ意識の高さが伝わってきますよね。

恋に悩む大人の方々に聴いてほしい一曲です。

恍惚のブルース青江三奈

昭和の名曲を代表する一曲として、青江三奈さんのデビュー作が挙げられます。

ハスキーな歌声で恋に溺れる女性の心情を情感豊かに表現し、人々の心を揺さぶりました。

本作は1966年6月にリリースされ、約80万枚を売り上げる大ヒットとなりました。

青江さんはこの曲で「昭和ブルースの女王」と呼ばれ、同年のNHK紅白歌合戦に初出場を果たしています。

恋の喜びと哀しみが織りなす歌詞は、今なお多くの人の共感を呼んでいます。

大人の恋愛に悩む方や、青江さんの魅力的な歌声に惹かれる方におすすめの一曲です。

ウナ・セラ・ディ東京ザ・ピーナッツ

昭和の歌謡曲ファンなら誰もが知っている名曲、イタリア語のタイトルが印象的な本作。

ザ・ピーナッツのハーモニーが美しく響き渡る、まさに大人の魅力あふれる一曲です。

孤独や寂しさを抱えながらも、前を向いて生きていこうとする人々の姿を優しく描いた歌詞が心に沁みます。

1964年10月にリリースされ、第6回日本レコード大賞では作詞賞と作曲賞をダブル受賞。

NHK紅白歌合戦にも3度出場を果たすなど、まさに昭和を代表する名曲と言えるでしょう。

夜のドライブや、しっとりとした雰囲気のバーなど、大人の時間を過ごすのにぴったりな一曲です。

よせばいいのに敏いとうとハッピー&ブルー

敏いとうとハッピー&ブルー(よせばいいのに).flv
よせばいいのに敏いとうとハッピー&ブルー

甘く切ない恋心を歌い上げた名曲で、ムード歌謡の魅力が存分に詰まっています。

敏いとうさんの柔らかな歌声が、失恋の痛みと愛への執着を見事に表現しているんですね。

1979年6月にリリースされ、翌年にかけて大ヒットを記録。

『ザ・ベストテン』でも11週連続でトップ10入りするなど、当時の音楽シーンを席巻しました。

恋に悩む人や、大人の恋愛を歌った曲を聴きたい方におすすめです。

本作を聴けば、きっと心に染み入るような感動を味わえますよ。

ラブユー東京黒沢明 & ロス・プリモス

黒沢明とロス・プリモス「ラブユー東京」【ムード歌謡】(オフィシャルオーディオ)
ラブユー東京黒沢明 & ロス・プリモス

昭和の名曲として今なお愛され続けるこの楽曲は、都会的な情緒と日本的な情感が溶け合った魅力的な一曲です。

失恋の悲しみを描きつつも、前を向こうとする主人公の姿勢が印象的ですね。

1966年4月にデビューシングルとしてリリースされたものの、当初はB面曲だったのですね。

半年後に山梨県甲府のホステスたちの間で人気が出始め、改めてA面曲として再リリースされました。

その後、累計250万枚という驚異的な売上を記録して1968年1月にはオリコンチャート1位を獲得するなど、多くの人々の心を掴みました。

東京の夜のムードを象徴するこの曲は、恋に悩む人はもちろん、大人の魅力溢れる歌謡曲に興味のある方にもおすすめですよ。

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