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魅惑のムード歌謡。昭和の名曲まとめ

突然ですが、皆さんは「ムード歌謡」に対してどのようなイメージを持たれているでしょうか。

若い世代であれば、そもそも「ムード歌謡」というジャンル自体聞いたことがないかもしれませんね。

戦後に生まれた「ムード歌謡」はその名の通り歌謡曲の形態の一種なのですが、実際のところ定義は非常に曖昧で、音楽的なことより情緒であったりまさに「ムード」を重視したジャンルと言えるかもしれません。

そんな独特の魅力を放つ昭和が生んだ大人の音楽「ムード歌謡」に今回は注目、代表的な名曲を集めてみました。

昭和の歌謡曲に興味があるという若い音楽好きも、もちろん当時を知る世代の方もぜひお楽しみください!

もくじ

魅惑のムード歌謡。昭和の名曲まとめ(21〜40)

酒場にて江利チエミ

昭和49年発売爆発的なヒットではなかったのですが、じわじわと売れ始めロングセラーヒットとなりました。

この歌を聴くと私自身はメディアからしかの情報はありませんが、事情があり離婚されてしまった高倉建さんのことを思わずにはいられなかったのでは?

と感じます。

若くして亡くなってしまった元奥さんの葬儀には参列せずに、葬儀場の傍まで行き遠くから冥福を祈ったという高倉健さんも同じ気持ちだったのかもしれません。

ラブユー東京黒沢明 & ロス・プリモス

黒沢明とロス・プリモス「ラブユー東京」
ラブユー東京黒沢明 & ロス・プリモス

昭和41年発売歌謡界を代表するムード歌謡のグループです。

サビの部分はCMソングでも使われていたので、若い方でも知っているかもしれません。

この曲は最初はレコードのB面だったのですが、わかりやすい詞と覚えやすい曲の全てがマッチしてロングヒット曲となります。

小樽のひとよ鶴岡雅義と東京ロマンチカ

鶴岡雅義と東京ロマンチカ「小樽のひとよ」
小樽のひとよ鶴岡雅義と東京ロマンチカ

鶴岡雅義による耳障りの良いレキントギターの音色に聴きほれざるを得ないこの曲は、小樽を舞台に旅立った男と地元に残してきた女の恋模様を描いており、甘い地声とファルセットを見事に使い分け、切々と声をしぼる歌唱が見事にそれを表現しています。

おまえにフランク永井

フランク永井(Frank Nagai) – おまえに
おまえにフランク永井

フランク永井が1972年に発売した曲で、この曲は作曲家・吉田正が自らの人生を陰で支え続けた夫人に対する感謝の念を込めて作られた作品と言われています。

もともとは1966年に発売されたフランクのシングル「大阪ろまん」のB面として収録されていました。

フランク永井の集大成の曲とも言われている名曲です。

宗右衛門町ブルース平和勝次とダークホース

宗右衛門町ブルース(平和勝次とダークホース)
宗右衛門町ブルース平和勝次とダークホース

しゃがれた渋い声がニヒルに響くこの歌は、切ない歌詞の内容をソウルフルな男の声量で歌い上げることで、終わった恋を夜の街に捨てていく潔さのようなものを感じさせます。

甘美なサックスの音色も、曲の世界観をドラマチックに演出しています。

中の島ブルース秋庭豊 & アローナイツ

中之島ブルース(内山田洋とクールファイブ/カバー曲
中の島ブルース秋庭豊 & アローナイツ

クールファイブも歌っていますが、こちらが本家本元。

札幌の夜の街で生きてきた男たちによる、昭和のブルースです。

1973年にリリースされ話題を呼び、その後全国版が発売されました。

深い哀愁が感じられる名曲です。