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魅惑のムード歌謡。昭和の名曲まとめ

突然ですが、皆さんは「ムード歌謡」に対してどのようなイメージを持たれているでしょうか。

若い世代であれば、そもそも「ムード歌謡」というジャンル自体聞いたことがないかもしれませんね。

戦後に生まれた「ムード歌謡」はその名の通り歌謡曲の形態の一種なのですが、実際のところ定義は非常に曖昧で、音楽的なことより情緒であったりまさに「ムード」を重視したジャンルと言えるかもしれません。

そんな独特の魅力を放つ昭和が生んだ大人の音楽「ムード歌謡」に今回は注目、代表的な名曲を集めてみました。

昭和の歌謡曲に興味があるという若い音楽好きも、もちろん当時を知る世代の方もぜひお楽しみください!

魅惑のムード歌謡。昭和の名曲まとめ(51〜60)

別れても好きな人ロス・インディオス&シルヴィア

ロス・インディオス&シルヴィア 別れても好きな人 / LOS INDIOS&Silvia Wakaretemo Sukina Hito
別れても好きな人ロス・インディオス&シルヴィア

別れた男女の恋心が再び燃え上がるかのような斬新な切り口で描かれたこの曲は、歌詞の内容とは裏腹に爽やかな美声が印象的なこの二人によって、泥臭くならずにスーっと耳に入ってくる心地よさがウケて、爆発的なヒットとなりました。

おんな占い南有二とフルセイルズ

歌詞がユニークなおんな占いになっている趣向のこの曲は、夜の酒場で会話に詰まったときにかければ一気に盛り上がりそうな、さまざまなエピソードが登場する、飛び道具のような一曲で、ムード歌謡の触れ幅の広さを感じさせます。

わたし祈ってます敏いとうとハッピー&ブルー

わたし祈ってます 敏いとうハッピー&ブルー 1974
わたし祈ってます敏いとうとハッピー&ブルー

敏いとうとハッピー&ブルーの4枚目のシングルとして1974年に発売されました。

オリコンシングルチャートでは最高4位を記録しています。

この曲のオリジナルは1970年9月新譜として発売された松平直樹とブルーロマンの「幸せになってね」であり、この曲は敏いとうとハッピー&ブルーの代表曲の一つとなっています。

夢おんな桂銀淑

Neru – テロル(Terror) feat. Kagamine Rin
夢おんな桂銀淑

桂銀淑の4枚目のシングルとして1988年に発売されました。

オリコン・シングル・チャートでは初めてベスト10内にランクインした曲で、第21回日本有線大賞グランプリ、第21回全日本有線放送大賞など数々の賞を受賞しました。

桂銀淑の最大のヒット曲になっており、この年の紅白歌合戦に初出場を果たしました。

この曲は歌唱されず、前年にヒットした「すずめの涙」が歌唱されました。

魅惑のムード歌謡。昭和の名曲まとめ(61〜70)

港町ブルース森進一

森進一が1969年に発売したシングルで、北海道函館市を皮切りとして、鹿児島県枕崎市まで日本列島を南下するように多くの港町が登場している曲です。

ミリオンセラーを記録し、第11回日本レコード大賞では最優秀歌唱賞を受賞、第2回日本有線大賞では大賞を受賞しました。

第20回NHK紅白歌合戦では2回目の出場にして白組のトリを務めました。

好きですサッポロ森雄二とサザンクロス

昭和56年発売さっぽろ雪まつりのテーマソングとして起用されヒットしました。

ムード歌謡曲の中ではわりと新しい方ですが、ご当地ソングでもあるので、北海道コンサドーレ札幌の応援歌やなぜか盆踊り曲になども起用されており、結構根強い人気のある曲です。

柳ケ瀬ブルース美川憲一

昭和41年発売。

ご当地ソングの先駆けといった美川憲一さんの代表作の一つで、岐阜県の柳ケ瀬はこの曲で一躍有名になりました。

本人は「自分は明るい性格なので、暗い曲は似合わない」とこの歌をあまり好んでなかったようですが、かなりの低音で始まる美川さんの歌い出しはとてもインパクトがあり、暗い曲というイメージよりはいい曲だなと年を取れば取るほど味が出る名曲です。