魅惑のムード歌謡。昭和の名曲まとめ
突然ですが、皆さんは「ムード歌謡」に対してどのようなイメージを持たれているでしょうか。
若い世代であれば、そもそも「ムード歌謡」というジャンル自体聞いたことがないかもしれませんね。
戦後に生まれた「ムード歌謡」はその名の通り歌謡曲の形態の一種なのですが、実際のところ定義は非常に曖昧で、音楽的なことより情緒であったりまさに「ムード」を重視したジャンルと言えるかもしれません。
そんな独特の魅力を放つ昭和が生んだ大人の音楽「ムード歌謡」に今回は注目、代表的な名曲を集めてみました。
昭和の歌謡曲に興味があるという若い音楽好きも、もちろん当時を知る世代の方もぜひお楽しみください!
魅惑のムード歌謡。昭和の名曲まとめ(31〜40)
愛の奇跡ヒデとロザンナ

イタリア人女性とのデュエットという異色のコンビでリリースされたこの曲は、デビュー曲のB面だったにもかかわらず話題を拡大させ、人気歌手の仲間入りとなる大ヒットとなりました。
二人はビジネスの関係だけではなく、後に結婚し、夫婦でデュオとなりました
アメリカ橋山川豊

山川豊の19枚目のシングルとして1998年に発売されました。
実在する恵比寿南橋(通称がアメリカ橋)の情景と、かつての恋人どうしの再会とその切ない別れを歌った歌で、MBS制作TBS系ドラマ30「いのちの現場から」第5シリーズ主題歌に起用され、第31回日本作詩大賞を受賞しました。
たそがれの銀座ロス・プリモス

銀座の街を舞台に繰り広げられる、大人の男と女の恋物語を描いたこの曲は、一丁目から八丁目までそれぞれの思い出のシーンをサビの歌詞として用いることで新鮮な響きを作っており、この曲をありがちな銀座ソングではない印象深いものにしています。
サチコニック・ニューサ

ハスキーな歌声が男のしぶみと哀愁を見事に表現する、ニック・ニューサによるこの歌は、サビでサチコという具体的な名前を連呼するという、珍しい趣向を取り入れ、人気を博しました。
キラキラネームではないわかりやすい名前なので歌いやすいです。
そんな女のひとりごと増位山太志郎

昭和52年発売。
現役時代は東の大関まで行った立派なお相撲さんですが、歌っている姿は根っからの歌手に見えます。
とにかくこの甘い声が非常に魅力で、当時は歌のうまさで話題になりました。
この曲も水商売へ初めて飛び込んだ女性の心境をしっとりと歌いあげています。
力士の時代にお酒の世界を十分に学んだのかもしれませんね?
魅惑のムード歌謡。昭和の名曲まとめ(41〜50)
中の島ブルース秋庭豊 & アローナイツ

クールファイブも歌っていますが、こちらが本家本元。
札幌の夜の街で生きてきた男たちによる、昭和のブルースです。
1973年にリリースされ話題を呼び、その後全国版が発売されました。
深い哀愁が感じられる名曲です。
恋のバカンスザ・ピーナッツ

ザ・ピーナッツは昭和を代表する女性デュオです。
今でこそ当たり前に使われる「バカンス」という言葉ですが、この曲がリリースされた当時の日本ではオシャレなフランス語として話題になりました。
ロシアでカバーバージョンがリリースされ、大ヒットした楽曲でもあります。