RAG MusicPiano
ピアノをもっと楽しむWebマガジン
search

【ピアノ練習曲】初心者におすすめ!簡単&弾きやすい作品を厳選

楽譜売り場やオンラインショップに並ぶ、膨大な量のピアノ初心者向け楽譜。

「ピアノを始めたいけれど、一体何から始めればいいの?」そんな疑問を持ち、何となく一歩踏み出せずにいる方も多いはずです。

そこで本記事では、ピアノを始めたばかりの初心者の方におすすめの練習曲をご紹介します。

今回は、幅広いジャンルの作品の中から、ピアノ初挑戦や再挑戦の方でも取り組みやすい簡単で弾きやすい曲を厳選しました。

これからピアノの練習を始める方は要チェックです!

もくじ

【ピアノ練習曲】初心者におすすめ!簡単&弾きやすい作品を厳選(21〜40)

こどものための3つのソナタ 作品11 第2番「3.夕べの歌」 Op.118b-3Robert Schumann

夕べの穏やかな時間をピアノの旋律で包み込むような優しさを持つこの曲。

1853年にシューマンが自らの子どもたちのために作曲した教育的な作品です。

技術的には比較的取り組みがしやすく、初心者の方でも挑戦しやすい難易度となっています。

ゆったりとしたテンポで進む旋律は、心地よい安らぎを感じさせてくれます。

繊細な表現力を養うのにぴったりで、音の美しさを大切にしたい方におすすめ。

家庭での演奏を想定して作られた温かみのある作品なので、リラックスした雰囲気の中で練習したい方にも最適です。

シューマンの詩的な感性に触れられる入門曲として、ぜひチャレンジしてみてください。

こどものためのアルバム 作品68-35「ミニヨン」Robert Schumann

ゲーテの小説に登場する少女ミニヨンをイメージした、繊細で詩的な曲調が魅力です。

『こどものためのアルバム』作品68に収録されたこの曲は、1848年にシューマンが娘マリーの7歳の誕生日のために作曲しました。

変ホ長調の温かみがある響きと柔らかな和声進行が、静謐で内省的な雰囲気を醸し出しています。

親しみやすい旋律ながら、繊細なタッチやフレージングが求められるため、表現力を高めたいピアノ学習者にぴったり。

文学と音楽の結びつきを感じながら、ロマン派音楽特有の感情表現を学べる一曲です。

シンプルながらも深い感動を与えるこの作品で、ロベルト・シューマンらしい温かみのある世界観に触れてみませんか。

ダヴィッド同盟舞曲集 第18曲 Non presto ハ長調 速くなくRobert Schumann

『Davidsbündlertänze』の最終曲にある静謐な小品は、ロベルト・シューマンの詩情があふれる世界に誘います。

「速くなく」という指示通り、穏やかに流れるメロディと優しいハーモニーが心を落ち着かせるような温かみを感じさせます。

1838年1月に初版が出版された作品の中でも、特に内省的な雰囲気が漂い、シューマンの繊細な感性が表れています。

穏やかな終止を迎える本作は、入門レベルのピアノ学習者にも取り組みやすい曲で、ロマン派の情感を手軽に味わえる魅力があります。

ゆったりとしたテンポで演奏することで、シューマン独特の詩的表現を楽しめるでしょう。

朝の歌 第1曲 Im ruhigen TempoRobert Schumann

Jörg Demus plays Schumann Morning Songs Op.133 – No.1
朝の歌 第1曲 Im ruhigen TempoRobert Schumann

穏やかなテンポで始まるこの曲は、ロベルト・シューマンの晩年である1853年10月に作曲されたピアノ独奏曲集『朝の歌』の冒頭を飾る作品です。

静謐で内省的な雰囲気が漂い、コラールのような主題と透明感があるテクスチャーが特徴的。

不協和音が織り交ぜられながらも、D長調の温かな響きが心に染み入ります。

終盤では主旋律がストレッタとして現れ、深みと緊張感を生み出しています。

初心者の方でも無理なく取り組める難易度で、朝の静けさや希望を表現したい方におすすめ。

シューマンらしい詩的な世界観と、豊かな感情表現を味わいながら、ゆったりと弾いてみてはいかがでしょうか。

【ピアノ練習曲】初心者におすすめ!簡単&弾きやすい作品を厳選(41〜60)

『謝肉祭』Op.9 第12曲 ショパンRobert Schumann

変イ長調で書かれたこの作品は、シューマンがショパンに捧げた音楽的な肖像画です。

1834年から1835年にかけて作曲され、ショパンへの深い敬意と愛情が表現されています。

繊細で詩的な旋律が特徴で、ショパンらしい優雅なピアノの響きを感じられる魅力的な一曲です。

初心者ピアニストでも比較的取り組みがしやすく、ショパンの音楽的特徴を学びたい方にぴったり。

ロベルト・シューマン自らが『新音楽時報』を通じて同時代の音楽家を紹介したように、本作はショパンの魅力を伝える音楽的対話とも言えるでしょう。

ゆったりとした曲調でありながら、情感が豊かな表現を楽しめる一曲です。

ソナチネ Op.36-1 ハ長調Muzio Clementi

ソナチネ Op.36-1 M.クレメンティ M.Clementi – Sonatine Op.36-1 中江彩芽
ソナチネ Op.36-1 ハ長調Muzio Clementi

イタリア、ローマに生まれ、作曲家、ピアニスト、教師、出版業者などとして幅広く活躍したムツィオ・クレメンティの作品の中でも、知名度の高い1曲。

裕福な貴族の娘のために書かれた『6つのソナチネ』の中の1曲で、難易度が最も低く、初級から中級への移行期に多くのピアノ学習者が練習する作品です。

ソナチネは「ソナタ形式」と呼ばれる楽曲形式を縮小した構成になっており、クラシック作品の形式を学ぶ上でも非常に勉強になります。

曲のかわいらしさを楽しみつつ、曲の構造などの知識も身につけていけるとよいでしょう。