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【ピアノの名曲】聴きたい&弾きたい!あこがれのクラシック作品たち

「この曲を聴くと癒やされる」「いつかこの曲を弾いてみたい」そんな印象的なピアノ曲はありますか?

お気に入りの曲は、ストレスや不安でモヤモヤした心を落ち着かせてくれます。

本記事では、そんな癒やしの1曲の候補となり得るクラシックの名曲の中から、世界的に有名なピアノ作品を厳選してご紹介します。

クラシックにあまりなじみがないという方でも、必ずどこかで耳にしたことがあるであろう有名な作品ばかりをセレクトしていますので、ぜひ最後までお楽しみください!

【ピアノの名曲】聴きたい&弾きたい!あこがれのクラシック作品たち(121〜130)

ヴォカリーズ Op.34-14Sergei Rakhmaninov

Daniil Trifonov – Rachmaninov: Vocalise, Op. 34 No. 14 (Extended Version, Arr. Trifonov)
ヴォカリーズ Op.34-14Sergei Rakhmaninov

暗い楽曲が多いことで知られるロシアの偉大な作曲家、セルゲイ・ラフマニノフ。

その中でも今回、特にオススメしたい楽曲が、こちらの『ヴォカリーズ Op.34-14』。

和音と対旋律を奏でる構成が印象的で、淡々とした暗さが味わえる1曲です。

ラフマニノフの作品は、彼の手の大きさも相まって、暗い曲でありながらも派手で豪快なものが多い傾向なのですが、こちらはそういったラフマニノフの印象とは異なると思います。

ラフマニノフの新たな一面を知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。

幻想的小品集 前奏曲「鐘」Op.3-2 嬰ハ短調Sergei Rakhmaninov

異常な手の大きさを持っていた作曲家、セルゲイ・ラフマニノフ。

難曲の多い作曲家として知られていますが、重い曲調も評判です。

そんなラフマニノフの作品のなかでも特にオススメしたいのが、こちらの『幻想的小品集 前奏曲「鐘」Op.3-2 嬰ハ短調』。

本作のポイントはなんといっても、中間部の「Agitato」。

谷底に落ちるかのような悲劇的なメロディーが特徴です。

暗いピアノ作品の定番中の定番ですので、ぜひチェックしてみてください。

ピアノソナタ第16番 K.545Wolfgang Mozart

ピアノソナタk.545 ハ長調 – モーツァルト – Piano Sonata No.16 in C Major, k.545 – Mozart – Classic – CANACANA
ピアノソナタ第16番 K.545Wolfgang Mozart

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲した18曲のピアノソナタの中で最も有名であり、発表会の定番曲として知られる『ピアノソナタ第16番 K.545』。

特に第1楽章は多くのピアノ学習者から愛されている曲で、1曲の中で演奏に必要なさまざまなテクニックを身につけられます。

ソナタ形式にきっちりと当てはめられているため、次の展開が予測しやすくおぼえやすいのもポイント!

テンポを上げて弾くと聴いている印象以上に難しいため、細かく区切って丁寧に部分練習しましょう。

ピアノ・ソナタ第2番「幻想」嬰ト短調 作品19Aleksandr Skryabin

「ピアノ・ソナタ 第2番「幻想ソナタ」嬰ト短調」は、ロシアの作曲家スクリャービンが1897年に作曲した作品です。

第1番のソナタと比べ作曲の書法、語法の面で、進化が見られ後年のスクリャービンの作品の個性となる飛翔感、高揚感、官能があらわれ始めている作品です。

【ピアノの名曲】聴きたい&弾きたい!あこがれのクラシック作品たち(131〜140)

3つの演奏会用練習曲 第3番「ため息」Franz Liszt

旋律の美しさが際立つフランツ・リストの3つの演奏会用練習曲は、技巧面の難易度の高さだけでなく、叙情的な美しさが際立つ芸術性の高い作品集です。

中でも第3曲は、静かに波打つアルペジオの伴奏の上に、一言ずつ丁寧に言葉を紡いでいくようなやさしく穏やかなメロディーが重なる、詩的で美しい楽曲。

リストの作品の中でも人気が高く、演奏会でもたびたび取り上げられています。

本作は、夜にゆったりとくつろぎながら鑑賞したり、美しいメロディを味わいながら演奏するのにピッタリ!

ぜひ、その深みを堪能してみてください。

幻想曲ハ長調 D760 さすらい人Franz Schubert

Evgeny Kissin – Schubert – Wander Fantasy in C major, D 760
幻想曲ハ長調 D760 さすらい人Franz Schubert

幻想曲ハ長調 D760「さすらい人」は、1822年に出版されたフランツ・シューベルト作曲のピアノ曲で、一般的に「さすらい人幻想曲」とも呼ばれています。

この曲は、作曲者シューベルト自身が上手く弾くことができずに苛立って「こんな曲は悪魔にでも弾かせてしまえ」と言ったというエピソードが残っています。

24の前奏曲 Op.28 第15番「雨だれ」Frederic Chopin

優雅な旋律が心に染み入るフレデリック・ショパンのピアノ曲。

1839年に出版された本作は、雨音をイメージした連打音が印象的です。

ショパンは幼少期から音楽の才能を発揮し、7歳で初めての作曲を行いました。

繊細な感性と独特の詩的表現で知られる彼の作品は、高度な技術と深い感情表現が特徴。

本作では、降り続く雨のような音が、聴く人の心をじんわりと潤します。

静かな雨音に包まれるような穏やかな気分を味わいたい方におすすめの一曲。

心落ち着くひとときを過ごしたい時に、ぜひ耳を傾けてみてください。