「ボカロラップ」のススメ。ヒップホップなボカロ人気曲まとめ
ボカロ文化はさまざまな音楽ジャンルを吸収しながら進化してきました。
ポップスやロック、R&Bなどなど……そしてその中にはもちろんヒップホップも。
この記事ではヒップホップ、ラップを取り入れたボカロ曲をまるっとまとめてみました!
トラック、リリック、フロウ、そのどれもに作者たち独自の音楽性が爆発しています。
今までボカロ曲を聴いたことのない人にもぜひオススメしたい特集です。
ボカロシーンのイメージがちょっと変わるかもしれませんよ。
「ボカロラップ」のススメ。ヒップホップなボカロ人気曲まとめ(81〜90)
ジュブナイルDixie Flatline

鏡音リン、鏡音レンが使われたデュエットラップソングです。
切ない失恋ボカロソングの代表格『Just Be Friends』の作者としても知られている、Dixie Flatlineさんの作品です。
2009年に公開されました。
ミドルテンポな甘酸っぱい恋愛曲ですので、今まさに恋している方、ぜひ。
さくらさくらでんの子P

世界観の作りに圧倒されてしまいます。
その独自路線を行く音楽性が海外ボカロファンからも支持されている、でんの子Pさんの楽曲で、2022年に発表されました。
インターネットと承認欲求を題材にしたエレクトリックな前半部から一転、童謡『さくらさくら』へと変化する曲の流れが、めちゃくちゃ最高です。
「とにかく聴いてみてほしい」と肩をつかんで勧めたくなるぐらいの魅力があります。
いつもボカロ曲を聴いている、という人でももしかしたら衝撃を受けるかも。
令和3年1月シカクドット

ゆるりとした空気感が味わえる、ローファイヒップホップはいかがでしょうか。
ボカロP、シカクドットさんによる楽曲で、2021年に公開されました。
2020年に世界的な社会問題となったコロナ禍を反映させた、等身大なリリックが特徴。
日常に思うことそのままを落とし込んだ歌詞の世界観は、誰しもが共感できるはずです。
肩の力が抜けたサウンドに音街ウナのやわらかい歌声がマッチしていますね。
温かいお茶でも飲みながらゆったりと聴くのがいいかもしれません。
SaloonR Sound Design

usugePの名義で活動していたことでも知られるR Sound Designさん。
彼が初めて羽累を使って制作したのが『Saloon』です。
羽累はラップが得意な音声ライブラリです。
そして、本作ではR Sound Designさんの手により、その機能を最大限に生かすことに成功しています。
これまでにはなかった巧みなフロウやライム、スタイリッシュなリリックに注目しつつ、聴いてみてください。
LIFEmayrock

鳴り響くピアノの音色が印象的なローファイヒップホップです。
ボカロP、mayrockさんによる楽曲で2021年に公開されました。
アンビエントミュージックのエッセンスも感じられる奥行きのあるトラックメイク、響きますね。
日々暮らす中でいつのまにか降り積もる焦燥感が描き出されたリリックは、心に刺さる仕上がり。
この物悲しさに共感を覚える方は多いんじゃないでしょうか。
誰かに寄り添ってほしいとき、この曲が救ってくれるかもしれません。