「ボカロラップ」のススメ。ヒップホップなボカロ人気曲まとめ
ボカロ文化はさまざまな音楽ジャンルを吸収しながら進化してきました。
ポップスやロック、R&Bなどなど……そしてその中にはもちろんヒップホップも。
この記事ではヒップホップ、ラップを取り入れたボカロ曲をまるっとまとめてみました!
トラック、リリック、フロウ、そのどれもに作者たち独自の音楽性が爆発しています。
今までボカロ曲を聴いたことのない人にもぜひオススメしたい特集です。
ボカロシーンのイメージがちょっと変わるかもしれませんよ。
「ボカロラップ」のススメ。ヒップホップなボカロ人気曲まとめ(91〜100)
SaloonR Sound Design

usugePの名義で活動していたことでも知られるR Sound Designさん。
彼が初めて羽累を使って制作したのが『Saloon』です。
羽累はラップが得意な音声ライブラリです。
そして、本作ではR Sound Designさんの手により、その機能を最大限に生かすことに成功しています。
これまでにはなかった巧みなフロウやライム、スタイリッシュなリリックに注目しつつ、聴いてみてください。
まけおしみ体操第一馬車馬カエデ

「失敗してしまった」「思ったような結果が出なかった」というタイミングで聴けば、きっと救われますよ。
ボカロP、馬車馬カエデさんによる楽曲で、2023年に公開されました。
ピアノのやわらかい音色が印象的な作品です。
ローファイなサウンドアレンジのおかげでゆったりとした気分で聴けます。
リリックはタイトルにある通り「今回はダメだったけど、まだ負けてないし」という内容。
等身大なメッセージが心をほっこりさせてくれますよ。
Battle the ChannelアンメルツP

オリジナル曲はもちろん、カバーやアレンジも手がけたり、メドレーにも定評のある多才なアンメルツPさん。
この曲は2019年に公開されたがっつりラップが飛び交うボカロラップで、本格的なヒップホップナンバーです。
チャンネル争いをするリンとレンが、まさにフリースタイルダンジョンMCバトルさながらのやり合いをくり広げます。
お互いにしゃべる内容を決めて先頭から作っていったというライムやフロウ。
もしかしたら「ボカロ」という文化のイメージが変わってしまうかもしれない作品です。
ChaosTKN

いろんな「やりたい」で頭の中が埋まってどうしようもない時ってありますよね。
ボカロP、TKNさんによる楽曲で、2021年に発表されました。
キラキラしたシンセサウンドが響くEDMな曲調、ノれますね。
跳ねるリズムには体が勝手に反応してしまいます。
現実感があって哀愁もただよってくるリリックは共感性が高い仕上がり。
社会人の方ならとくに刺さるんじゃないでしょうか。
とは言ってもネガティブになる曲ではありません、きっと楽しんで聴けるはずです。
レイトレース伊根

ラップ機能を実装していることで知られる、音楽的同位体 羽累。
その魅力を堪能できる曲として『レイトレース』もイチオシです。
こちらは、伊根さんが手がけた楽曲で、つらい状況に心が入れそうになる様子を描き出しています。
そんな本作の歌詞を読み解くには、タイトルにある「レイトレース」について調べてみるのがオススメですよ。
簡単にいうとレイトレースとは、光の反射などを正確に再現し美しいグラフィックを作る技法のことです。
Look at meめろくる

自己主張したい気持ちと相手を思う気持ちが織りなす、甘酸っぱいポップチューンです。
めろくるさんの楽曲で、2024年1月にリリースされました。
初音ミク、鏡音リン、巡音ルカの3人のボカロたちが歌う、華やかなナンバー。
リフレインするフレーズと軽やかなビートが印象的で、思わず体が揺れてしまいます。
自分のことを見てほしいという願いが伝わってくる歌詞世界はとてもキュート。
本作は、人とのつながりを大切にしたい人にぴったり。
あなたの心に響く1曲になるはずです。
ヒューマン☆リレイションズパトリチェフ

ガールズデュオの雰囲気っぽいラップです。
chelmicoやHALCARIが好きな人はビビッとくるかもしれません。
ラップというよりは歌に近い印象で流れるようなフロウ。
4つ打ちが楽しい雰囲気です。
悩ましい人間関係について歌っていて、ちょっとしたことで大きい問題になったり、うまくいかないコミュニケーションを表現した内容に共感する方も多いはず。
思春期ボイスなリン・レンとマッチしたナンバーです。
一緒にいたい気持ち、うまく伝えられたらいいですね。