「ボカロラップ」のススメ。ヒップホップなボカロ人気曲まとめ
ボカロ文化はさまざまな音楽ジャンルを吸収しながら進化してきました。
ポップスやロック、R&Bなどなど……そしてその中にはもちろんヒップホップも。
この記事ではヒップホップ、ラップを取り入れたボカロ曲をまるっとまとめてみました!
トラック、リリック、フロウ、そのどれもに作者たち独自の音楽性が爆発しています。
今までボカロ曲を聴いたことのない人にもぜひオススメしたい特集です。
ボカロシーンのイメージがちょっと変わるかもしれませんよ。
「ボカロラップ」のススメ。ヒップホップなボカロ人気曲まとめ(71〜80)
転生ATOLS

哲学的な世界観を持ったボカロラップです。
洗練されたサウンドがファンの心をつかんで離さないボカロP、ATOLSさんによる楽曲で、2023年3月にリリースされました。
ノイズ混じりの幻想的な電子音が最高にかっこいいです。
脳みそを揺らしてくる低音も秀逸。
音声ライブラリの可能性を今まで以上に推し進めたような作品だと思います。
ちなみに歌詞制作にはヒップホップグループ梅田サイファーのメンバー、KOPERUさんが参加しています。
AnotherNIL

ずしりと重いサウンドに引き込まれる、ヒップホップな作品です。
ボカロP、NILさんの楽曲で、2023年7月にリリースされました。
低音の効いたトラックメイクには緊張感があって、自分の鼓動もそれに合わせて速くなってくるよう。
淡々としている風に聴こえてその実、大きな感情が表層の下をうごめいている感じがします。
またゲキヤクのノイジーな歌声が曲調、世界観によく合っているんですよね。
圧のあるリリックは心を奮い立たせてくれる、はちゃめちゃにかっこいいUTAUオリジナル曲です。
BivouacTorero

音数は多いのに透明感があるのが不思議です。
ボカロラップナンバーを次々に発表しているToreroさんによる楽曲で、2022年2月に発表されました。
都会で孤独に生きる生活を雪山でのサバイバルに例えた曲だそうで、サウンドアプローチ的にも冷たい風が吹いているような音色が使われるなど、工夫があります。
そしてサビは聴いていて、自分で歌いたくなってくるような魅力が!
いつのまにか鼻歌してしまう、中毒性の高いボカロ曲です。
2019 (Exclusive)Yasuha.

ボカロを使用したヒップホップを意味するミックホップ。
メロウなトラックに初音ミクらしい歌声のラップが乗っかるナンバーです。
Yasuha.さんは、マルチスタイルなプロデューサーとして楽曲提供などもされています。
はかない雰囲気のサビのメロとミクラップが特にいいですね。
時代が移り変わっても、変わらない気持ちだったり確かな思いとともに、今を乗りこえていこうというメッセージ性が感じられます。
移動中だったり夜にふとボーッと考え事をしたいときに聴きたいですね。
潜水青屋夏生

聴いていて気持ち良いリリックがとにかくかっこいいです!
『UFO』の作者としても知られている青屋夏生さんによる楽曲です。
ノリの良いベースとドラムトラックに乗っかかるウワモノ。
体が勝手に横揺れしてしまいますね。
1人きりの夜にぜひ聴いてみてください。
LIFEmayrock

鳴り響くピアノの音色が印象的なローファイヒップホップです。
ボカロP、mayrockさんによる楽曲で2021年に公開されました。
アンビエントミュージックのエッセンスも感じられる奥行きのあるトラックメイク、響きますね。
日々暮らす中でいつのまにか降り積もる焦燥感が描き出されたリリックは、心に刺さる仕上がり。
この物悲しさに共感を覚える方は多いんじゃないでしょうか。
誰かに寄り添ってほしいとき、この曲が救ってくれるかもしれません。
ARTIFICIAL SKINPSGOZ

エッジの効いたエレクトリックサウンドにハマってしまいます。
2人組の音楽ユニット、PSGO-Zの楽曲です。
2015年に公開されました。
少ない音数で構成されているにもかかわらず、曲展開とフロウのせいか厚みが感じられますね。
スタイリッシュな曲が好きな人にオススメ。





