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「ボカロラップ」のススメ。ヒップホップなボカロ人気曲まとめ

ボカロ文化はさまざまな音楽ジャンルを吸収しながら進化してきました。

ポップスやロック、R&Bなどなど……そしてその中にはもちろんヒップホップも。

この記事ではヒップホップ、ラップを取り入れたボカロ曲をまるっとまとめてみました!

トラック、リリック、フロウ、そのどれもに作者たち独自の音楽性が爆発しています。

今までボカロ曲を聴いたことのない人にもぜひオススメしたい特集です。

ボカロシーンのイメージがちょっと変わるかもしれませんよ。

「ボカロラップ」のススメ。ヒップホップなボカロ人気曲まとめ(71〜80)

ラピスのAI作曲研究所でんの子P

衝撃的なラストが待っている作品です。

ボカロラップシーンにおいてなくてはならない存在、でんの子Pさんによる楽曲で、2023年に公開。

ネタ曲投稿祭2023への参加曲でした。

蒼姫ラピスが、最初の2小節を入力すればそのあとの展開を自動作曲してくれる人工知能を紹介する内容です。

その設定や、どこかレトロフューチャーなサウンドが、でんの子Pさんらしいんですよね。

終わりがどんなものかはご自身で確かめていただくとして、ストーリー性を持たせながらしっかり韻も踏んでいくリリックの作り……これめちゃくちゃ、ラップ制作の参考になるかも。

秘密結社mihako

クールなミクスチャーロックサウンドに乗せられた、ラップナンバーです。

ボカロP、mihakoさんによる楽曲で、2021年に公開されました。

全てがひとつなぎに感じられる、流れるような曲調が印象的。

いわゆるヒップホップ的なフロウの作りとは違いますが、言葉数をぴたりと合わせたリズミカルなメロディーラインが耳に残りますね。

覚えて自分で歌いたくなってきます。

いつも聴いているラップとは違うものがいい方、ぜひ聴いてみてください。

スクラップあそばせいはくし

スクラップあそばせ / 歌愛ユキ(Scrap It! / Kaai Yuki)
スクラップあそばせいはくし

現代社会への風刺が効いたボカロラップ、たまりません。

いはくしさんによる本作は、2024年8月に発表されました。

ジャジーな雰囲気をかもすエレクトロニックサウンドに、歌愛ユキのあどけない歌声が乗り、聴く者の心を掴んで離しません。

リリックには音楽活動における精神性「やりたいことをやる」という強い意志が込められています。

ということでクリエイターの方々にとくに響くはず。

新しい表現を模索している人にぜひ聴いてほしいです。

転生ATOLS

ATOLS – 転生 feat.羽累
転生ATOLS

哲学的な世界観を持ったボカロラップです。

洗練されたサウンドがファンの心をつかんで離さないボカロP、ATOLSさんによる楽曲で、2023年3月にリリースされました。

ノイズ混じりの幻想的な電子音が最高にかっこいいです。

脳みそを揺らしてくる低音も秀逸。

音声ライブラリの可能性を今まで以上に推し進めたような作品だと思います。

ちなみに歌詞制作にはヒップホップグループ梅田サイファーのメンバー、KOPERUさんが参加しています。

AnotherNIL

ずしりと重いサウンドに引き込まれる、ヒップホップな作品です。

ボカロP、NILさんの楽曲で、2023年7月にリリースされました。

低音の効いたトラックメイクには緊張感があって、自分の鼓動もそれに合わせて速くなってくるよう。

淡々としている風に聴こえてその実、大きな感情が表層の下をうごめいている感じがします。

またゲキヤクのノイジーな歌声が曲調、世界観によく合っているんですよね。

圧のあるリリックは心を奮い立たせてくれる、はちゃめちゃにかっこいいUTAUオリジナル曲です。

潜水青屋夏生

潜水 / 初音ミク – 青屋夏生
潜水青屋夏生

聴いていて気持ち良いリリックがとにかくかっこいいです!

『UFO』の作者としても知られている青屋夏生さんによる楽曲です。

ノリの良いベースとドラムトラックに乗っかかるウワモノ。

体が勝手に横揺れしてしまいますね。

1人きりの夜にぜひ聴いてみてください。

拒絶反応Utsu-P × Fuma no KTR

Utsu-P × Fuma no KTR – 拒絶反応 / Rejection Reaction feat. 羽累
拒絶反応Utsu-P × Fuma no KTR

攻撃的でいて内省的点……ヘビーなサウンドとシャープなリリックが融合した衝撃作です。

鬱Pさんの重厚なメタルコアと、Fuma no KTRさんの鋭いラップが絡み合う音世界。

社会のカテゴリー分けへの反発を歌う歌詞は、現代を生きる人々の葛藤を鮮烈に描き出しています。

自分の居場所を探している人、社会の枠に疑問を感じている人に聴いてほしい1曲。

ボリュームを上げて、ぜひとも。