「ボカロラップ」のススメ。ヒップホップなボカロ人気曲まとめ
ボカロ文化はさまざまな音楽ジャンルを吸収しながら進化してきました。
ポップスやロック、R&Bなどなど……そしてその中にはもちろんヒップホップも。
この記事ではヒップホップ、ラップを取り入れたボカロ曲をまるっとまとめてみました!
トラック、リリック、フロウ、そのどれもに作者たち独自の音楽性が爆発しています。
今までボカロ曲を聴いたことのない人にもぜひオススメしたい特集です。
ボカロシーンのイメージがちょっと変わるかもしれませんよ。
「ボカロラップ」のススメ。ヒップホップなボカロ人気曲まとめ(61〜70)
Bubble×Kidz!Twinfield

軽快なエレクトロサウンドに乗せて、お風呂ではしゃぎながらラップを交わす、ユニークなデュエット曲です。
手がけたのはボカロP、Twinfieldさん。
2024年1月にリリースされた本作は、ヒップホップの要素を取り入れたキャッチーなダンスポップに仕上がっています。
子供のようにはしゃぐ2人の無邪気な様子と、弾けるシンセサウンドが見事にマッチ!
友だちとこの曲に挑戦すれば、盛り上がること間違いなし!
息を合わせて、最高の思い出を作ってみませんか?
愛くらい浅い言葉など無いでんの子P

蒼姫ラピスの誕生日である4月6日に公開された、初音ミクへの劣等感や葛藤を描いている楽曲。
次々と変わる展開と強烈な言葉にカオスな雰囲気……でも不思議と聴きやすいんですよね。
高速のリズム感に乗っかるライムがいい感じ。
「愛してる」という言葉はシンプルがゆえに、人だったりタイミングによって浅く感じてしまうこともありますよね。
あこがれや好きなものが曲がってしまいそうになったときに救いになってくれるはずです。
そして後半の歌詞がいいなあと思うのです。
いわばフーリッシュ破木野

洗練されたトラックに平熱感のある歌声が合わさった、あか抜けたボカロ曲です。
ボカロP、破木野さんによる作品で、2022年10月に発表。
ボカコレ2022秋のルーキーランキング参加曲でした。
浮遊感のあるウワモノシンセにバキッとしたベースの音色、その対比が印象的。
その音像が世間への呆れが見える、斜に構えたリリックとよく合っているんですよね。
高層ビルの間、雑踏を歩く時に聴けば、とくにひたれるかもしれません。
ヒップホップステップジャンプ楽趣味

飛び跳ねてノリたくなる、キュートで楽しいボカロラップです!
ボカロP、楽趣味さんによる楽曲で、2023年2月にリリースされました。
うさぎのMCを主人公に展開していくユニークなリリックは、読むだけでも笑顔になってしまうぐらいの仕上がり。
そして音数を絞ったリズミカルなトラックメイクだからこそ、ハイテンションなフロウが合っているんでしょうね。
ウキウキ気分を盛り上げたいときに「まずはこれ!」とオススメできる作品です。
ラピスのAI作曲研究所でんの子P

衝撃的なラストが待っている作品です。
ボカロラップシーンにおいてなくてはならない存在、でんの子Pさんによる楽曲で、2023年に公開。
ネタ曲投稿祭2023への参加曲でした。
蒼姫ラピスが、最初の2小節を入力すればそのあとの展開を自動作曲してくれる人工知能を紹介する内容です。
その設定や、どこかレトロフューチャーなサウンドが、でんの子Pさんらしいんですよね。
終わりがどんなものかはご自身で確かめていただくとして、ストーリー性を持たせながらしっかり韻も踏んでいくリリックの作り……これめちゃくちゃ、ラップ制作の参考になるかも。
FOUR BEAT FOR YOUなすP

テクノなローサウンドにザ・ラップな、通の方が好みそうな雰囲気。
初音ミクをフィーチャリングしてのナンバーです。
途中で入るピアノがオシャレですね。
タイトルを訳すと「あなたのための4ビート」。
リリックの雰囲気もたまらないです。
力強さとクセになるボーカルで、何かに没頭したいときに流したくなります。
心地よすぎて『FOUR BEAT FOR YOU』の方に没頭しちゃうかもしれませんが(笑)。
ぜひヘッドホンでがっつり楽しんでください!
拒絶反応Utsu-P × Fuma no KTR

攻撃的でいて内省的点……ヘビーなサウンドとシャープなリリックが融合した衝撃作です。
鬱Pさんの重厚なメタルコアと、Fuma no KTRさんの鋭いラップが絡み合う音世界。
社会のカテゴリー分けへの反発を歌う歌詞は、現代を生きる人々の葛藤を鮮烈に描き出しています。
自分の居場所を探している人、社会の枠に疑問を感じている人に聴いてほしい1曲。
ボリュームを上げて、ぜひとも。





