昭和の秋の歌。J-POPシーンを彩る名曲まとめ
どこか哀愁漂う秋の夕暮れ、窓辺に立って見る夕焼けを眺めながら、懐かしい昭和の歌謡曲を聴きたくなる季節になりました。
もみじや銀杏が色づく季節に心を癒してくれる珠玉の秋の名曲の数々。
子供の頃に耳にした秋の歌が、大人になった今聴くと、不思議と違った表情を見せてくれるものです。
この記事では、昭和の時代に愛された秋にまつわる名曲や、秋っぽい雰囲気が漂うナンバーをご紹介。
青春時代を思い出す方も、初めて出会う方も、素晴らしい歌の世界をお楽しみください。
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昭和の秋の歌。J-POPシーンを彩る名曲まとめ(1〜10)
枯葉色のスマイル森口博子

バラエティ番組でも活躍する森口博子さんですが、歌手としての魅力も素晴らしいですよね。
1987年11月に発売された4枚目のシングルは、秋風が心に染みる季節にぴったりの名曲です。
好きな人の前では笑顔でいたいけれど、本当は寂しくて弱い自分もいるという、揺れる乙女心が丁寧に描かれています。
温かい心で包み込んでほしいと願う健気な姿に、思わず胸が締め付けられるのではないでしょうか。
この楽曲はキリンレモン・ウイティのイメージソングに起用されたことでも知られています。
秋の夕暮れ、物思いにふけりながら聴くと、森口さんの透明感のある歌声が優しく心に寄り添ってくれる、センチメンタルな一曲です。
夕陽の丘石原裕次郎・朝丘ルリ子

昭和を代表する銀幕のスター、石原裕次郎さんと浅丘ルリ子さんによるデュエット曲です。
夕暮れの丘を走るバスの車内で、ふと目にした車掌の襟元のほくろが、別れた人にそっくりだった……。
そんな切ない偶然から、こらえていた想いが溢れ出す旅情を描いています。
二人の歌声はまるで映画のワンシーンのようで、聴いていると物語の主人公になった気分になりますよね。
本作は1963年9月に世に出た楽曲で、石原さんのベスト盤『オリジナル・ベスト40』などにも収録されている名曲です。
一人で物思いにふけりたい秋の夜長や、旅先のバスの窓から夕焼けを眺めるときに聴けば、歌詞の奥深い世界観に引き込まれてしまうのではないでしょうか。
色づく街南沙織

秋の切なさと華やかさを描き出した、南沙織さんの代表曲の一つですね。
本作は1973年8月に発売された9枚目のシングルで、名盤『20才まえ』にも収録されています。
街が色づき始める情景に、恋を知って大人びていく少女の繊細な心境を重ね合わせた歌詞が胸を打ちます。
作詞家の有馬三恵子さんが紡いだ「青い枯葉」という詩的なフレーズは、主人公の多感な心情を見事に表現しているんですよね。
この歌で南沙織さんは第24回NHK紅白歌合戦にも出場しました。
どこか物悲しいけれど前向きな気持ちにもなれるメロディは、秋の夕暮れに黄昏ながら聴きたくなります。
移りゆく季節に少し感傷的になったとき、心に寄り添ってくれるナンバーです。
昭和の秋の歌。J-POPシーンを彩る名曲まとめ(11〜20)
9月のストレンジャー德永英明

甘酸っぱくも切ないメロディで秋の訪れを感じさせてくれる、德永英明さんの隠れた名曲ですね!
1986年8月発売のセカンド・アルバム『RADIO』の冒頭を飾る本作は、デビューからわずか半年という期間で制作された意欲作です。
後の円熟した歌声とは異なる、25歳当時の若々しく伸びやかなボーカルが、夏の終わりの感傷的な風景を描き出しているんですよね。
どこかニューウェーブ歌謡を思わせる軽快なサウンドと、切ない歌詞の世界観が絶妙に溶け合い、聴く人の心を揺さぶります。
この作品は、後にバラード・ベスト・アルバム『Ballade of Ballade』にも選ばれており、ファンからの根強い人気がうかがえます。
センチメンタルな気分に浸りたい秋の夜長に、ぴったりの一曲ではないでしょうか。
10月の青い空森川美穂

澄み渡る秋空が、かえって別れの切なさを際立たせる、森川美穂さんの隠れた名曲です。
この楽曲は、1986年10月に発売されたシングル『姫様ズーム・イン』に収録された珠玉のバラードで、作詞作曲は松宮恭子さんが手がけられました。
バスに乗り込み、もう二度と会わないと心に決めながらも、涙が出そうなほど青い空を見上げてしまう主人公の姿が目に浮かぶようですよね。
アイドルから本格派アーティストへと歩みを進めていた森川さんの、表現力の奥深さを感じさせます。
本作は後にアルバム『Nude Voice』にも収録されました。
物思いにふけりたい秋の夜長、過去の思い出にそっと浸りたいあなたの心に優しく寄り添ってくれる1曲です。
秋桜山口百恵

この曲は1970年代に活躍し、昭和歌謡を代表する歌手である山口百恵さんの代表曲の一つです。
昭和の秋の歌と聞けばこの曲を思い浮かべる方も多いかもしれませんね。
秋の風物詩であるコスモスをタイトルに冠したこの曲には、結婚を前にした女性が抱える母への思いがつづられており、歌詞のあちこちに秋を思わせる情景描写がなされています。
どこか暗く寂しい雰囲気を感じる曲調ですが、歌詞を見ながら聴いているとついつい感動してしまうはずです。
コバルトの季節の中で沢田研二

ジュリーこと沢田研二さんの秋の名曲といえば『コバルトの季節の中で』です。
この楽曲は彼の17枚目のシングルとして1976年に発表されました。
沢田研二さんといえばグループ・サウンズ全盛期に人気のあったザ・タイガースのメインボーカリスト。
ソロとなってからも甘いルックスとカリスマ性、艶やかで見事な歌唱力を武器に数々のヒットを生み出してきました。
『コバルトの季節の中で』は沢田研二さんが作曲、演出家の久世光彦さんが歌詞を担当し、ファンの間で愛され非常に人気のあるシングル曲です。
優しく少し哀愁のある歌詞とメロディーが秋の季節にとてもマッチします。





