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昭和の秋の歌。J-POPシーンを彩る名曲まとめ

どこか哀愁漂う秋の夕暮れ、窓辺に立って見る夕焼けを眺めながら、懐かしい昭和の歌謡曲を聴きたくなる季節になりました。

もみじや銀杏が色づく季節に心を癒してくれる珠玉の秋の名曲の数々。

子供の頃に耳にした秋の歌が、大人になった今聴くと、不思議と違った表情を見せてくれるものです。

この記事では、昭和の時代に愛された秋にまつわる名曲や、秋っぽい雰囲気が漂うナンバーをご紹介。

青春時代を思い出す方も、初めて出会う方も、素晴らしい歌の世界をお楽しみください。

昭和の秋の歌。J-POPシーンを彩る名曲まとめ(1〜10)

白い秋桜小泉今日子

純粋な恋心を白い秋桜に重ねて歌った、小泉今日子さんの隠れた名曲です。

まだ何色にも染まっていない心が、好きな人との出会いで鮮やかに色づいていく様子を、可憐な歌声でしっとりと表現していますよね。

本作は1982年12月発売のセカンド・アルバム『詩色の季節』に収録された楽曲で、アイドルとしてデビュー間もない彼女の、大人びた表情が垣間見えるフォーク調のバラードです。

秋の少し寂しい空気感と、恋の始まりの切なさが溶け合ったメロディは、聴く人の心を優しく包み込んでくれます。

センチメンタルな気分に浸りたい秋の夜長に、じっくりと耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

9月のストレンジャー德永英明

德永英明 – 9月のストレンジャー (1986年)
9月のストレンジャー德永英明

甘酸っぱくも切ないメロディで秋の訪れを感じさせてくれる、德永英明さんの隠れた名曲ですね!

1986年8月発売のセカンド・アルバム『RADIO』の冒頭を飾る本作は、デビューからわずか半年という期間で制作された意欲作です。

後の円熟した歌声とは異なる、25歳当時の若々しく伸びやかなボーカルが、夏の終わりの感傷的な風景を描き出しているんですよね。

どこかニューウェーブ歌謡を思わせる軽快なサウンドと、切ない歌詞の世界観が絶妙に溶け合い、聴く人の心を揺さぶります。

この作品は、後にバラード・ベスト・アルバム『Ballade of Ballade』にも選ばれており、ファンからの根強い人気がうかがえます。

センチメンタルな気分に浸りたい秋の夜長に、ぴったりの一曲ではないでしょうか。

枯葉色のスマイル森口博子

バラエティ番組でも活躍する森口博子さんですが、歌手としての魅力も素晴らしいですよね。

1987年11月に発売された4枚目のシングルは、秋風が心に染みる季節にぴったりの名曲です。

好きな人の前では笑顔でいたいけれど、本当は寂しくて弱い自分もいるという、揺れる乙女心が丁寧に描かれています。

温かい心で包み込んでほしいと願う健気な姿に、思わず胸が締め付けられるのではないでしょうか。

この楽曲はキリンレモン・ウイティのイメージソングに起用されたことでも知られています。

秋の夕暮れ、物思いにふけりながら聴くと、森口さんの透明感のある歌声が優しく心に寄り添ってくれる、センチメンタルな一曲です。

昭和の秋の歌。J-POPシーンを彩る名曲まとめ(11〜20)

色づく街南沙織

秋の切なさと華やかさを描き出した、南沙織さんの代表曲の一つですね。

本作は1973年8月に発売された9枚目のシングルで、名盤『20才まえ』にも収録されています。

街が色づき始める情景に、恋を知って大人びていく少女の繊細な心境を重ね合わせた歌詞が胸を打ちます。

作詞家の有馬三恵子さんが紡いだ「青い枯葉」という詩的なフレーズは、主人公の多感な心情を見事に表現しているんですよね。

この歌で南沙織さんは第24回NHK紅白歌合戦にも出場しました。

どこか物悲しいけれど前向きな気持ちにもなれるメロディは、秋の夕暮れに黄昏ながら聴きたくなります。

移りゆく季節に少し感傷的になったとき、心に寄り添ってくれるナンバーです。

秋止符アリス

1971年から活動を続けるアリスによる、切ない恋の物語を描いた楽曲です。

「終止符」という言葉をもじって『秋止符』と題されており、夏に始まった男女の関係が秋に終わるといいう歌詞の内容を一言で表しています。

歌詞の中では、とあるキッカケで夏に男女の関係になってしまったけれどもそこに愛は生まれず、恋人にもなれず友達にも戻れないというもどかしく複雑な関係性が描かれています。

どこか寂しさを感じるメロディは秋の雰囲気にもよく似合います。

コバルトの季節の中で沢田研二

ジュリーこと沢田研二さんの秋の名曲といえば『コバルトの季節の中で』です。

この楽曲は彼の17枚目のシングルとして1976年に発表されました。

沢田研二さんといえばグループ・サウンズ全盛期に人気のあったザ・タイガースのメインボーカリスト。

ソロとなってからも甘いルックスとカリスマ性、艶やかで見事な歌唱力を武器に数々のヒットを生み出してきました。

『コバルトの季節の中で』は沢田研二さんが作曲、演出家の久世光彦さんが歌詞を担当し、ファンの間で愛され非常に人気のあるシングル曲です。

優しく少し哀愁のある歌詞とメロディーが秋の季節にとてもマッチします。

ラヴェンダー・リップス河合奈保子

ピアノ、ギター、マンドリン、シンセサイザーといったさまざまな楽器を弾きこなし、自身が作詞作曲を手がけた楽曲もリリースしていたアイドルシンガー、河合奈保子さん。

22ndシングル曲『ラヴェンダー・リップス』は、浮遊感のあるアンサンブルと透明感のある歌声のコントラストが心地いいですよね。

好きな人へのあふれる思いを感じさせるリリックは、美しい秋の情景とリンクし、世界観に引き込まれてしまうのではないでしょうか。

フックのあるビートが複雑な心模様とリンクする、キュートな秋ソングです。